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1957? YAMAHA No.300
大阪で時々訪れては出物を見つけてしまう某お店。 この日もたまたま伺ったら、この子に出会いました。 クラシックギターなのにボディのサイドバックが綺麗なトラ杢! トラ杢フェチにはたまりません。 ついつい購入。 購入後、実践機とするために2nd Factorさんのコンタクトマイクを仕込みました。 生音は非常にバランス良いのですが、マイクの取り付け位置の関係か、PAからLINEで出すと結構パッキリした感じの音になります。この辺はレイアウトをもう少し考えたいところです。 <現在は足元のプリアンプで調整しております 製造年が全くわからなかったのですが、このMUUSEOに参加したおかげででシリアルの位置がわかりました。 以下のHomepageのデータからすると、やはり1957年以前の製品となりそうですね。となると、本当にYAMAHA黎明期の製品、となります。えらいVintage Guitarだったんだ。。。 cf. シリアル5~7桁の物は通しNo.である、と開発者へ雑誌掲載のインタビューで明らかになった、と、「ゆずギター」様のヤマハシリアルについて、のページで確認しております。 (僕はその雑誌を残念ながら読めていないのですが。。。) この件とダイナミックギターミュージアム様のデータベースから、1957年以前の製品である、と判断しました。 「ゆずギター / ヤマハ シリアル解読」 https://yuzuguitar.com/yamaha/yamahaserial 「YAMAHA Dynamic GUITAR Web Museum」 ヤマハ ダイナミックギター ウェブ ミュージアム https://mmasm.web.fc2.com/dg.html S/N 3153
アコースティック Yamaha 大阪某店Kei Maeda
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1978 Greco SG-W
( 注意 / 表記は正式な型番ではありません。当時のGreco SGタイプはSSシリーズと呼ばれています ) 1990年初夏、だったと思います。細かくは覚えてませんが、確かその頃です。 当時から中古を含め楽器店に行ってはアレコレ見て回るのが趣味でした。 多くの場合、しばらく見ていると店員さんが「何かお探しですか?」と尋ねてこられます。 そんな時(うーん、一人で色々見たいだけなんだけどなぁ。。。)とか思いながら、 「ありがとうございます。探しているのは、日本製のコピーモデルでGibsonのダブルネックタイプか、B.C.RichのBich、10弦のものを。。。」 と言うと、ほぼ100%、「あぁ、それはないですねぇ。。。どうぞごゆっくり見ていってください」 となったのでした。便利な魔法の呪文、だったのです。 この日も初めて大阪市南部に向かい、とある楽器店をたまたま見つけて入ってみたのです。 事前調査も何もしていなかったのですが、入った瞬間、その在庫の豊富さと陳列の仕方に驚きました。 「。。。まるで、中古レコード店の様だ。。。」 店内に所狭しと、そして雑然と並んだGuitarの数々。通路にはびっしりと立てかけられた(ある意味無造作に)ギターが並びます。 宝箱を開けた瞬間の子供の目になって(笑)店内をあれこれ見ていると、お店のご主人が定型句を投げかけてこられました。 「何かお探しですか?(関西弁ですw)」 「はい、コレコレアレアレ(上記参照)を。」 「ダブルネックなら、新品が倉庫にありますよ?出してきますわ。」 『。。。。エェッ!!!!!(@_@)』 。。。うわー、どうしよう。。。あるなんて思ってないし。。。しかも新品って。。。いったいいくらするんだろう。。。 「はい、ハードケース付き。裏蓋の保護シートもそのまんま、ですわ。」 。。。確かに本物だ。。。。1978年製のシリアルナンバーだ。。。 「。。。買います。。。」 海外旅行用に作ったカード、国内で初めて切りました。思ったほど高く言われませんでしたよ。(7万円でした) ハードケースがめちゃくちゃデカくて、僕は「畳」と呼んでいます。電車移動なんて(昔はしましたが)無理ですw。 この記事を書くにあたって当時のGrecoのカタログを検証していたのですが、どうにもカタログに掲載されていません、ダブルネック。(製造はフジゲンみたいです) カタログ外のモデルが新品で大阪の下町の楽器店にある、という実に謎なシチュエーション。このお店、一体なんなんだろう、、、他のストックも物凄い物がかなりあるので、それ以来時折顔を出すようにしている隠れた名店です。 素性のわからないGuitarですが、オーダー流れで回ってきたのかなぁ、なんて今となっては思いますね。その意味でも貴重なGuitarです。 この個体、時代的にデタッチャブルネックではありますが、コストとか考えると大変頑張って作っています。 Gibsonのワイヤリングにしようとすると、6弦と12限のPUの間、ネック側の切り替えスイッチは無いのですが、これが単純なスイッチとしては一個だけでも結構なお値段なのです。。。そりゃコストダウンも考えるよね、って感じで。 ライブなどでもよく使ってきましたが、これを持ち出してステージに立つだけでもうネタです。 一気に注目されます。 そして「こんなアホなもの持っているやつ、そんなにいないだろうな。。。」と思ってたら、大人になったら結構いることもわかりました。みんな大人のふりした子供、らしいです(笑)。
エレキギター Greco 70000円Kei Maeda