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1979 Greco SE-600N☆
このギターは2021年6月23日に発見、26日に購入、そして8月13日に昔からのお友達のところに嫁いで行った、僕の所有したギターの中でもかなり特異な経歴を持つ一本となりました。 そもそも、6/23の時点でたまたま見かけてかなり気になって、どうしようかと悩んでいたのです。 で、某SNSにこのギターの写真をUpしたところ、昔からのお友達が 「うわー!SE600じゃないですか!これ、ずっと探してたんですよ!」 とおっしゃる。 ならばとりあえず、押さえておかねばならない、というのは私の使命(お金が足りればwww)。 慌ててお店を再訪、無事に確保できたのでした。 最初からそのお友達のところに嫁いでいくのはわかっていたのですが、お友達の了解を得ましたので 「一度は僕のものだったギター」としてこちらでご紹介です。 1979年のGreco SEシリーズは当時、高い完成度とそのシリーズ内にJeff Beck Modelをラインナップしていたこともあってとても高い人気を誇っていました。中学生で、Jeff Beckがどういう人かも知らない僕ですら、憧れたものです。 別のところでも書いたかと思うのですが、最初に手にしたギターはアコースティックだったので、ギターというものは本来木の色をしているものだ、と思い込んでいましたから、このNatural Finishのギターにはずっと憧れがありました。 ストラトのお話に疎い僕はちゃんと知らなかったのですが、このSmall Headのストラトには本来ならNatural Finishのものは存在しないのだそうです。ゆえにこの形式は日本独自のもの、なのですが、後年Fender社もこの組み合わせを出したので、Grecoは本家Fenderに先駆けて「やっちゃった」のですね(笑)。 この個体は非常に軽く(約3.3Kg)、長く持っていても疲れないのが良いですね。音の方はいわゆる「鈴鳴り」と言いましょうか、あまりパワー感で押してくるのではなく、高音域のシャリシャリ感がたまらない一本。 歪ませて使うよりはクリーントーンでじっくり弾きたいギターです。ハーフトーンも最高です。 そうそう、ハーフトーンで思い出したのですが、この子はこれまでの人生で軽く手を入れられているようです。 1. ヘッドのストリングガイド(1, 2弦)がカタログ上では丸型なのに、板型に変更されている。 2. PU Selector SWが3Way→5Wayに変更されている。 気になるのはこの位。良いコンディションで保存してくれていた前のオーナーさんにも感謝ですね。 引渡しの際に、「売るんだったら連絡してね!」とお願いしておきましたが、はてさてどうなるのだろう(笑)。
エレキギター Greco 33000円Kei Maeda
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BEDROCK 1400 Series
Groove Tubeを購入して使用し始めた同じ頃。。。 京都と奈良の境にある中古楽器を扱うリサイクルショップに何気なく行った時のこと。 楽器コーナーに見慣れないアンプがありました。 それがこのBEDROCK 1400 Seriesでした。 「ん?なんだこれ?ちょっと弾かせてもらっても良いですか?」 と試奏開始。 GTとは全く違う、Rockなイメージ。現代的な歪みでHard Rock / Heavy Metalにとっても似合う感じです。 「うーん、エエやん?確かAerosmithのJoe Perryとか使ってたよなぁ、これ。。。」と雑誌の広告を思い出しつつ弾き続けて、ついそのまま購入。 家帰って「買ってきた」と言ったら、ちょっと呆れられた記憶が。。。。 Metal系の音楽をやるには重宝します。ヘビ柄の見た目もかっこいいです。 Push / Pull SWも付いていてゲインの切り替えが楽。多方面で使用できる万能アンプなのです。 ゲイン抑えめの時の音もなかなか。反応も良い感じです。 GTよりは随分と軽くて、その点もお気に入り。リハーサルにはむしろこちらを持ち出すことが多かったです。 今ではもう見かけることのなくなったBEDROCK、メンテナンスがちょっと気がかりですが、まぁ無茶な使い方しなければ大丈夫、かな?
ギターアンプ BEDROCK 京都府南部リサイクルショップKei Maeda
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Groove Tube Soul-O 75
2000年にGIbson Les Paul Histric Collectionを購入した際、楽器店で試奏などを繰り返しておりました。 やっぱり良いギターを買ったなら、Ampも良いものを選んだ方が良いよ、というお話は出ていて。。。 折角だからやはり旧いMarshall、あるいは新しい製品であってもVintage Marshallに似せたものを手に入れた方が。。。という考えで色々探してはいたのです。 でも、当時アパート/マンション住まいであったこともあって、スタックアンプを置くことには抵抗がありました。 なんせ、買ったって自宅で鳴らすことが難しいですよ、実際には。 そんなモヤモヤした気分でいたのですが、あるとき楽器店の店員さん(LS 120のネックを治してくれたRepair Works Careさん)から、 「このアンプなら、求めてらっしゃる音が出ますよ」と紹介してくださったのが、Groove Tubeのアンプでした。 あまり数の出回らない、いわゆるブティックアンプ。当時は MATCHLESSやBAD CATが流行り始めていたのですが、店員さんの一押しはこちらでした。 「 Aspen Pitman、って人が作った、自社製品の検査用に開発したアンプです。A. PitmanはVintage Marshallの研究家でもあって、自社のGroove Tubeの真空管をこれでテストしてるんです。これは本当に良いアンプですよ」と。 MATCHLESSは当時、 Charさんが使い始めていて何人かのお友達が使い始めてもいたのです。 天邪鬼な僕は、「うん、有名なものよりも興味ありますねぇ」と言ってしまって、試奏に借り出してくれたのでした。 鳴らしてその反応の良さ、音の感じが(VIntage Marshallは実際には使ったことはなかったのですが)『うん、これ、良い!!!』という事になって、 清水の舞台から30回ぐらい飛び降りた感じで買う事にしたのでした。 でも、その楽器店さんで買うとちょっと割高感があったのと、後々の補償やメンテナンスの問題があるかと思ってしまって、 結局は行きつけの楽器店で購入してしまったのでした(スイマセン。。。でも、数年後そのお店は無くなってしまったので、ある意味正解だったと思っています) 以来、このアンプは僕のメインアンプとしてずっと活躍してきてくれています。 今でも他ではほとんど見かけることはありません。 2チャンネルを切り替えて使うのですが、「Both Mode」にするとクリーンとDriveを一緒に鳴らしてくれるので、 芯のある、それでいてしっかりとOver Driveの掛かった実にかっこいい音を出してくれてます。 これももう、手放せない一台ですね。
ギターアンプ Groove Tube 400000円Kei Maeda
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1991 Warwick Streamer Bass ☆
これもお友達の所から修行に(笑)来ている子です。 その友達が手に入れてからかなりの時間が経過していたのですが、たまーに弾くくらい、とのこと。 メンテなんかもちゃんとしてない感じだったので、 「この子は腐らせたダメ!」 と、その友達のバンドでBassを担当することを条件にお借りしています。 僕自身はBassistではなく、まだまだわかっていないことばかりなのですが、そんなど素人Bassistの僕でさえ「エエBassやなぁ。。。」と弾きながら思ってしまう一本です。Bassistのお友達からは「Bassって、こんなにラクに音が出るんだなぁ。。」と感心される優等生っぷり。 シンプルだけど幅の広いコントロールサーキットのおかげで、カバーできないジャンルなどないです。どんな現場に行ってもこれ一本で片付いてしまう、そんな優秀な子。実は元々、著名なプロミュージシャンの使用されていたもので、この子にはその方のアイデアが詰め込まれております。由緒正しい一本、これからもじっくりと、Bassってなんだ?という僕の疑問に答えてくれると信じております。(返せ、って言われないように大事に使っておりますw) S/N L-004XXX
エレキベース WARWICK 1991年Kei Maeda
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1980 Tokai LS80 OS Les Paul Reborn ☆
2014年、諸事情あって引っ越しをした僕。 新しい街で暮らし始めてすぐに、ご近所の方に親切にしていただき、感謝の毎日でした。 音楽をしていることやギターのお話などもいっぱいして、とても良い関係を頂いております。 そんな彼が、「実は僕もエレキギター、持ってるんですよ。もう全然使ってないので、面倒見てやってもらえますか?」とお話ししてくださって、お貸し頂いているのがこの一本。 「どんどんライブとかでも使ってやってくださいね!」を言われてはいたものの、、、 モノを見たら、そうやすやすと持ち出せる代物ではありません。 1980年製、Tokai LS80 Les Paul Reborn。 このヘッドストックが何を意味するのか。 それは、TokaiがLSシリーズを作り始めた最初期の製品である、ということです。 そして、LS120とは異なり、Topのメイプル材は完全削り出しのもの。 とても自然な杢の入ったTopの佇まいは、惚れ惚れとしてしまうものです、これだけでお酒飲めます。 色目もオリジナルのOld CherrySunburstが綺麗に残っていて、美しいことこの上なし。 PUはオリジナルの GOTOH PAF。 不勉強で知らなかったのですが、このカバードタイプのPU、比較的簡単に(ネジ二本で)カバーの取り外しが出来、 中にはゼブラタイプのPUがosamatteimasu.1980年当時にゼブラボビンを採用していたTokaiに心からの拍手を!って言いたくなります。 現在は自宅で爪弾く程度なのですが、この子も是非日の目を見せてあげたいところ。 無茶な現場でないのなら、是非皆さんの前で弾いてあげたい一本です。 でもお借りしている立場上、慎重にならざるを得ない部分もまた、あるのです。 現在はレコーディングなどで使用しています。
エレキギター Tokai 1980年Kei Maeda
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1981 Tokai VS60 VF
1981年は、僕がエレキギターを本格的に始めた年。LS120Vを手に入れて、「エレキはもう、これで充分!アームはないけど、そんなのいらん!EVHみたいなギターが弾けると思わないし、僕はもっとシブいめの音楽をするねん!」と思っていました。そしてそれは確かにそうだったのですが、そんな僕が「ぐらっ」と来た製品が、この年、Tokaiから限定で出たのでした。 当時大流行のHeavy Metal。その時代に合わせたような、フラットトップのストラトタイプ。 おまけにTopの木目が美しい。アーム(トレモロユニット)もロック式でないのもとても好感が持てたそのギターは、Tokai VXシリーズと言いました。 当時は「エレキギターを何本も持つ」なんて贅沢は出来るはずもなく(想像すらしていなかった)、ただただ憧れのギターだったのです。 昨年のコロナ禍の夏の入りっぱなでした。 所用で友達のところに行った際、近くにあったリサイクル店を冷やかしに行きました。 「大したものはないよな。。。え?」 と見つけたのがこの個体。あのころとっても憧れたVXシリーズが、目の前にあったのです。しかも大好きなVIolin Finish! それでもそんなものを買って良いかどうか、といえば買ってたらアカン立場の現在。。。。貧乏ですからね。 うーん、うーん、と悩んでその日は引き返したのです。 。。。でもやっぱり。。。気になる。。。当時の限定ものが出てくることは滅多とありません。 しかも、それほどプレミアムがついていたわけでもなし。 「よし、明日もう一度行って、売れてたら諦めもつく。残ってたら、貯金叩いてでも買う!」 。。。果たして、このギターは僕を待っていてくれていたのでした。 購入後、友達のリペアマンのところへこのギターを持っていくと、 「あ!やっぱり買ったの、君だったか!」と笑われてしまいました(苦笑)。 僕はそのリサイクルショップの商品、彼がメンテナンスしているのを知っていたのでした(笑)。 ギターの元の状態や現在手を入れたところ、不具合のチェックを友達とやって、より完成度が上がりました。 手に入れた際には、ノブは変えられていて、PUもなんだかよく分からないものになって、エスカッションも黒になってました。 ちまちまとパーツを集めて、ここまで復元しております。あとはミニスイッチをクロームに、そして当時のトレモロユニットを手に入れたら完成(オリジナル戻し)です。 今にして思えば、この当時の東海楽器はGibsonやFenderからの圧力を受けてコピーものの製品を作り続けられない状況に陥り始めていたのでしょう。大量に仕入れた良質のギター材をどうにかして処理していかねばならなかったのだなぁ、と思うようになりました。 そこで、このVXシリーズでは、良質の木材をガンガン使って高い技術力で製品化していたのではないかなぁ、と考えています。 実際、精度は高いし塗りなんかも最高に薄くてしっかりしています。この個体もTopのBookmatchは完璧と言って良いと思えます。 2PUのモデルが欲しいなぁ、とも思ったこともありますが、1PUでこの材をじっくり愛でるのがこのギターの美味しいところではないかと今では思っています。 S/N 1019135
エレキギター TOKAI 55000円Kei Maeda
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YAMAHA EZ-AG
『ギターなん?コレ』という疑問はさておき(笑)。 一応「弦」を弾いて音を出す、というシステム的にはギターなのです。 でも本質的にはキーボードに近い存在の、YAMAHA EZ-AG。 友達が「これいらんし、やるわ」といって譲ってくれたもの。 使い道はなかなかに難しいのですが、自宅でアイデア試したりするときには重宝しています。 ほぼほぼ見ることはないだろうと思っていたのですが、これを愛機にライブを重ねてらっしゃる方が関西にいらして驚きでした。 いつかジョイントライブをこのギターでやれたらいいなぁ、と本気で思っております。そのためにはもっとこの子を使って練習しないとなのですが、下手に使って壊すともうパーツがないらしく、注意が必要なお年頃のギターなのです。これだから電子楽器は難しい。木工細工ならなんとかなるのに。。。www
エレキギター Yamaha 無料(頂き物)Kei Maeda
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1980? YAMAHA L12-6
2019年の5月。福井県小浜市であったイベントに出演した際、会場のガレージセールでこの子を見かけました。 素性の良さはL10Eを所有していたので理解できたのですが、その時は持ち合わせもなく、こりゃ買えないなぁと思っていたところ、相方さんが「買えばいいのに!」とお金出してくれて買ってしまった一本です(ちゃんとお金は返しましたよ)。 現状販売だったので仕方なかったのですが、トラスロッドが効かないという致命症を抱えた子。 さすがにネックフルレストアするのには費用がかかりすぎるので、大事に使っております。 自分でサドル削って限界まで弦高を下げています。これ以上はナットから作り直すことになるので、ちょっと面倒かも。 アコースティックの12弦ギターはもう、ただ鳴らすだけでその存在感がドカンと出ますね。音量感も凄いです。この辺はYAMAHA製品ならでは、なのかもしれません。 通常のライブなどでは出番がほぼないのですが、ここ一発のい大きなイベントや大事なライブで、そしてレコーディングでは今後活躍していきそうですね。本当に、この響きは唯一無二、なのです。 現在はコンタクトマイクを取り付け、エレアコ化しております。中華製のPUですが、案外と音も操作性も悪くないのです。安かったので、良い買い物でしたよ。 S/N 60122
アコースティック Yamaha 18000円Kei Maeda
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1980 YAMAHA L-10E
アコースティックユニットを本格的に稼働させたのはここ10年ほどのこと。 そのユニットで、ストリートライブにも参画する、という話になったのです。 ところが、現場ではアンプなどの使用は不可能、とのこと。 (持ち込みの小型電池式アンプもダメ)。 つまりは、生音がちゃんと鳴るギターが必要、ということになったのです。 それまで基本的にOvation Thunderboltでやっていたので、SupershallowなTB-01には生音はちょっと荷が重い。。。 そんなことを考えて、「生鳴りがちゃんとしたエレアコ」を探し始めたのです。 でも、エレアコは高額。。。。 生ギターで良い状態のものを探して、それにPUをつけて、と最初は思っていたのでした。 そんなある日、たまたまリサイクルショップにてこの子を発見。 正直、それまでYAMAHAには良い印象がありませんでした。 ガシガシした感じで鳴るのだけれど、ちょっと繊細さが足りない感じでもあり。 ストロークには向いているのですが、やわらかなアルペジオやソロノートにはどうだろう?という思いがあったのです。 で、見つけた当日には買わず、友達に「こんなギターがあってん」と連絡を入れたら、 「それは、買ったほうがええよ!」 と背中を押してくれました。 確かに他で弾いたYAMAHAの音とは異なる感じがします。それはきっと上質の材をふんだんに使ったこの当時のYAMAHA入魂の一本であるからだと思います。そして細かなロゼッタにも好感が持てます。あぁ、エエギター弾いてるなぁ。。。と、うっとりさえしてしまいますね(笑)。 手に入れたからにはでも、遠慮はせずにガンガンストロークしたり、アルペジオも勿論。ソロ弾きもがっつりこなせます。(ハイポジションは限界ありますけどw) ここしばらくのメインギターなのですが、2021年春にちょっとした手術を受けるために入院中。早く帰ってこないかなぁ。。。 ↑無事に退院、元気になって帰ってきております(^-^)v S/N 11118
アコースティック Yamaha 大津市内某リサイクルショップKei Maeda
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1988 Peavey Adrian Vandenberg Signature Series1
某バンドでギターを弾くにあたって、「ロックシステム付き」のGuitarが必要になってきました。 (それまで全く持っていなかったのです) でも、多くの人が持っているのは出来たら使いたくないなぁ、と漠然と考えていました。 ロックバンドのステージに於て、ギタリストが抱えるGuitarって「アイコン」だと僕は思っています。 スタンダードなGuitarで言っても、例えばLes Paul StandardならJimmy Page、SLASHなんかがすぐに出てきますし、StratcasterならJeff Beck、Ritchie Blackmoreが出てくると思うのです。 そうしたスタンダードなものはある意味仕方ないのですが、比較的近代的なGuitarとなると、そのギタリストがダイレクトにイメージされます。 では、どうしたら「自分」というものを印象つけられるか。。。 その方法論の一つに、「昔はそれを使っていたけど今はもう使っていない、古くなったSignature Guitar」というところに僕は目をつけました。 そこで思いついたのは、Whitesnakeでギターを弾き始めた頃のAdrian Vandenberg。 Whitesnakeはもちろん大好きなバンドだし、彼が最初に参加した「Serpence Albus / 1987」のツアーも2回見ているほどに好きなギタリストなんです。Whitesnakeに加入する前のVandenbergも好きなバンドでしたし。 Mattias Jabsと僕的には印象が被る所があって、どちらもメロディーを大切に弾くのだけれど、極端に派手なイメージはなく、しっかりと曲、バンドを考えたPlayをしている印象があるのです。そしてそれはきっとJimmy Pageにも通じる所があるのでは、なんて勝手に思っています。 で、このPEAVEY Adrian Vandenberg Signature。 日本ではほぼ見かけることはありません。たまにオークションにヒョイっと出て来るくらい。そして、結構高額。。。 なら!と、当時まだあまりみんながやっていなかった「個人輸入」を考えたのです。 eBayは今ではそれなりに有名になってきてますが、その頃はまだ「知る人ぞ知る」アメリカのオークションでした。 WisconsinにあるとあるGuitarショップでこの個体を発見、すったもんだもあったもののなんとか購入しました。 届いた時はものすごく感動したなぁ。。。 見た目には「フィドルカット」と呼ばれるボディサイドのカットが特徴的で、リバースヘッドのギターもこれしか持ってません。 見た目の派手さとは異なり、音は結構素直です。でもフロントとリアのPUの出力さが本当に大きくて、このバランスをとるのにちょっと苦労しますね。フロントはもう少し強めのPUに変えても良いかもしれません、っていうかリアが強すぎるんですけど(苦笑)。 リアPUはコイルタップできるように改造してあります。 問題点は、そうですねぇ。。。アバロン貝のポジションマークはゴージャスなのですが、光の当たり具合でちょっと見えにくい時があります。 あと、「こんなん絶対身近では持ってないだろう」とタカを括っていたら、意外と近くに(でも直接の知り合いではない)「エレキ弾き語りメタル」の人がいてこのモデルを使用しているんだそうな。 あぁ、「僕モデル」への道は険しいのです。
エレキギター PEAVEY eBay USAKei Maeda
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1978 Greco SG-W
( 注意 / 表記は正式な型番ではありません。当時のGreco SGタイプはSSシリーズと呼ばれています ) 1990年初夏、だったと思います。細かくは覚えてませんが、確かその頃です。 当時から中古を含め楽器店に行ってはアレコレ見て回るのが趣味でした。 多くの場合、しばらく見ていると店員さんが「何かお探しですか?」と尋ねてこられます。 そんな時(うーん、一人で色々見たいだけなんだけどなぁ。。。)とか思いながら、 「ありがとうございます。探しているのは、日本製のコピーモデルでGibsonのダブルネックタイプか、B.C.RichのBich、10弦のものを。。。」 と言うと、ほぼ100%、「あぁ、それはないですねぇ。。。どうぞごゆっくり見ていってください」 となったのでした。便利な魔法の呪文、だったのです。 この日も初めて大阪市南部に向かい、とある楽器店をたまたま見つけて入ってみたのです。 事前調査も何もしていなかったのですが、入った瞬間、その在庫の豊富さと陳列の仕方に驚きました。 「。。。まるで、中古レコード店の様だ。。。」 店内に所狭しと、そして雑然と並んだGuitarの数々。通路にはびっしりと立てかけられた(ある意味無造作に)ギターが並びます。 宝箱を開けた瞬間の子供の目になって(笑)店内をあれこれ見ていると、お店のご主人が定型句を投げかけてこられました。 「何かお探しですか?(関西弁ですw)」 「はい、コレコレアレアレ(上記参照)を。」 「ダブルネックなら、新品が倉庫にありますよ?出してきますわ。」 『。。。。エェッ!!!!!(@_@)』 。。。うわー、どうしよう。。。あるなんて思ってないし。。。しかも新品って。。。いったいいくらするんだろう。。。 「はい、ハードケース付き。裏蓋の保護シートもそのまんま、ですわ。」 。。。確かに本物だ。。。。1978年製のシリアルナンバーだ。。。 「。。。買います。。。」 海外旅行用に作ったカード、国内で初めて切りました。思ったほど高く言われませんでしたよ。(7万円でした) ハードケースがめちゃくちゃデカくて、僕は「畳」と呼んでいます。電車移動なんて(昔はしましたが)無理ですw。 この記事を書くにあたって当時のGrecoのカタログを検証していたのですが、どうにもカタログに掲載されていません、ダブルネック。(製造はフジゲンみたいです) カタログ外のモデルが新品で大阪の下町の楽器店にある、という実に謎なシチュエーション。このお店、一体なんなんだろう、、、他のストックも物凄い物がかなりあるので、それ以来時折顔を出すようにしている隠れた名店です。 素性のわからないGuitarですが、オーダー流れで回ってきたのかなぁ、なんて今となっては思いますね。その意味でも貴重なGuitarです。 この個体、時代的にデタッチャブルネックではありますが、コストとか考えると大変頑張って作っています。 Gibsonのワイヤリングにしようとすると、6弦と12限のPUの間、ネック側の切り替えスイッチは無いのですが、これが単純なスイッチとしては一個だけでも結構なお値段なのです。。。そりゃコストダウンも考えるよね、って感じで。 ライブなどでもよく使ってきましたが、これを持ち出してステージに立つだけでもうネタです。 一気に注目されます。 そして「こんなアホなもの持っているやつ、そんなにいないだろうな。。。」と思ってたら、大人になったら結構いることもわかりました。みんな大人のふりした子供、らしいです(笑)。
エレキギター Greco 70000円Kei Maeda
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N/A Fender Japan All-Rose Telecaster
昭和のギター小僧の憧れの的。Fender Telecaster All Roseとは、そんなギターのうちの一本、と言って良いのではないでしょうか。 The Beatlesの映画「Let It Be」の中でジョージ・ハリソンが使っているのでつとに有名なので、Beatlieさんたちにもウケが良いこのギター。 もちろんオリジナルのUSA VINTAGEなんて買えないので、Fender Japan製を探していたのですが、1990年代初頭でもこんなギターはそうそう出てきません。 ある日、大阪の某楽器店でお店にお勤めのお友達に「オールローズなんて、なかなか出ないよねぇ。。。」と話をしてたら、 「いや、たまに見ますよ?すぐ出てしまうから、本当、あっちゅう間、で。」 「へぇ、そうなんや、もし出物あったら連絡くれる?あんまり高いの、買えないけど。」 と、そんな話をしてて、多分6,7年は経ったでしょうか。 いきなり、「出ましたよ」 「へ?」<すでにそんな話は忘れていた 仕方ないので購入(笑)。欲しかったのは事実だけど、その頃にはもう予算別のことに使ってたのだけどね。 ちょっと安かった理由は、ブリッジがオリジナルでなく、明確な生産年が不明、とのこと。まぁ中古楽器は仕方ないですよね。 Pot Dateとか調べたらもっとはっきりするのかもしれないですけれど、ギターも女の子も「謎」がある方がドキドキしますからね(笑)。 音の方は、テレキャスターなんだけれどもっと太めの音、それでいてストラトっぽい響きも感じる、なんか変わった子です。 で、想像してたよりは軽かったので、しっかりチャンバー構造にはなっているのでしょう。レントゲンでも使わないとはっきりしませんがね。
エレキギター FENDER JAPAN 1990年代Kei Maeda
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1980 Tokai LS 120 OS Reborn Old ( No.2 )
No.1のLSを使い続けてきて色んなLes Paul Typeのギターを触ってきたのですが、いろいろやってもやっぱり雰囲気が違う。。 そのことに悩んだ僕は、「これは1980年頃のDiMarzo PAFを手に入れて、Gibsonに乗っけるしかない!」と思うに至ったのです。 そして、楽器店を何軒も回って、1980年当時のDIMarzio PAFを探す旅に出たのです。 しばらくして、とある楽器店から「PU、見つかりました!」との連絡が。 喜び勇んで電話すると、 「PU、ありました。で、『ボディ付き、なんですよ』」と。 『???ボディ付きって、どういうこと?』 聞けば、ネックの折れたLS120が手に入った、ということらしい。。。 とりあえず見に行くと、見るも無残にネックがばっきりと折れてしまったLS120が。。。 『Reborn Old期のモデルで、ネック以外は良いんですけど。。。全部購入してもらってPUだけ外す、ってのはどうですか?』と。 「。。。うーん、(ボディ含めると35000円だった)結構するよなぁ。。」 「ところで、この『残り』、どうされます?いらんのやったら、僕貰いますわ」 「へ?どうするの?」 「治して自分で使います」 「。。。治るん?」 。。。治る、とわかってしまうと、なんだか悔しい。。。。ムカツク。。。。 『。。。。治して!僕、この子、弾くから!!!』 ってなわけでネックを治して手元に残した、曰く付きの一本なのです。 修理金額? 結果的に、部品代(笑)と修理工賃で、新品のLS120が買えるだけの金額がかかってしまったのでした(笑)。 ネックの強度はかなり上がって、かなりパキパキとした音の感じになっていますが、それでもやはりLSの音はLSの音。 Gibsonでは出ない、「とっても元気なLes Paul」の音がします。 ネックは塗装されたのですが、その経緯で(どういう理由かは僕にはわからないのですが)6弦側のジョイント部が濃く塗装されてしまっています。当時はこれが好みではなかったのですが、ここ10年ほどで自分の中でも馴染んできました。個性的でええかな、と。 今では欠かせない相棒のうちの一本、となっています。 この子を手にしてわかったこと。 それは、「ギターって、治るものなんだ!」ということでした。 S/N 0008847 ***************************** 2021.5.20 当時のネックの状態の写真を追加しました。 モノ日記にも少し、書いてみようと思います。
エレキギター TOKAI 120000円Kei Maeda
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1985 Gibson Explorer Mattias Jabs Signature
1995年ごろ、だったでしょうか。 仕事の関係であちこち移動する機会が多かったのですが、その際に現地の楽器店を探して訪ね歩くのが仕事ついでの楽しみの一つになっていました。 ちょうどその頃、1980年頃のDiMarzio PAFを探していたので、まぁそれがきっかけだったのですが。 その日もふらっと、たまたま見つけたお店に飛び入り。 そうは大きくない店内を見回すと、 「。。。あれ?」 今まで見たことのないGibson Explorerが。 いや、よく知っていましたよ、このデザインのExplorerは。 好きなバンド、SCORPIONSの、これまた好きなギタリスト、Mattias Jabsのそれでしたから。 でも、日本で売ってるなんて、知らなかったので、オーナーさんに聞いてみたのでした。 すると、「他の商品をアメリカから輸入する際に、並行輸入で一緒に買ったものなんですよ」 とのこと。 でも、Mattiasが使ってたのは1ハムでFloyd Roseが付けられえていたもののはず。 これは2ハム仕様でアームもなし。なんで?でもどうやら本物のGibsonだよなぁ。。。。 手に取ってみると、あれ?変形の割に意外と弾きやすい感じ。軽めだし、ネックもそこまで細くないし。ちょっと好みよりは薄めかなぁ。。。 その頃はまだインターネットで情報を得るのも(出来なくはなかったけど)難しかったですし、このギターについてはよくわからなくて、とりあえずその日は一旦帰ったのです。 で、帰宅後。。。うーん。。。。やはり、あの子はきになる。。。気になって気になって仕方ない。。。 3日間悩んだ結果、お店を再訪して手に入れたのでした。 後年わかってきたことですが、1985年製のこのギター、Gibson Customshop Editionでアメリカでしか正式販売はしなかったモデルの様です。当時のGIbsonの広告にはSCORPIONSのGuitarist二人と一緒にこのギターが掲載されています。あぁ良かった、本物のGibsonだった(笑)。 手に入れた段階でリアPUはSeymore DuncanのCustomに変更されていたのですが、ちょっと好みではなかったのでDiMarzioのTone Zoneに交換してずっと使ってきましたが、先般ようやくオリジナル(に近い)の、1970年代のGIbson Dirty Fingersに交換できたのでした。 ボディーもネックも良く振動して、Guitar全体が鳴るってこの事を言うのだなぁ、と感じる事の出来たギターです。 もともとの白が変色してほぼ「真っ黄色」ですが、これもまた良い味を出してくれてますね。 お気に入りのLIVE GEAR、です。 S/N 80235539
エレキギター Gibson Customshop Edition 1990年代中頃Kei Maeda
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1976 Gibson Les Paul Custom
1992年のゴールデンウィーク。 San Francisco在住の友達のところに一週間遊びに行ったことがありました。 その頃から「Tokai LSのサブギター」を考えていたのと、 「Gibsonのギターを持ってみたい」「アメリカでギター買ってみたい」 という思いが重なっていたので、現地では毎日のようにギターセンターに通ってしまいました。 (そのうち、店員からは「Oh, hallo, Les Paul Man,」と声をかけられる呆れられっぷりでしたとさ) 悩みに悩んで買った一本です。 購入時、リアPUのトーンノブが無かったことも躊躇した一因だったのですが、店員に 「ノブ無いしなぁ。。。」なんて言ったら 「じゃぁ、こうすれば良いよ!」 と、隣にぶら下がっていたLes Paulからひょいとノブを外して、 「No Problem!」 って。。。おおらかな時代でした。。。。 (と言うわけで、ここのノブだけ違う色になっています) 購入して一年は現地の友達に貸しておいて、友達の帰国後に改めてご対面。 PU、ペグ、Vol. / Toneノブがオリジナルではなかったこともあって、色々手を入れてあります。 ペグはガタが結構来ていたので、GOTOH製のGROVER Typeに変更 PUは、裏面に基盤配線っぽいものが配置されている「Gibson Original」が入っていたのですが、 これをたまたま東京の某黒い楽器店さんで、ナンバードPAF(T Bucker)を新品で購入、現在はそれが載っています。 配線/ワイヤリングもなんだか色々複雑なものになっていたのを、通常のワイヤリングに戻してもらいました。 ネックはこの時期らしい薄めのネックなので最初は慣れませんでしたね(苦笑)。 音の方は、重量もあって(4.7kg)ネックも硬いのでカリッと締まった感じで、R&Rな感じがします。 改めて考えてみると、Customの方が音の感じはHard & Heavyな音楽には合っているのかもですね。 Standardはもう少し柔らかく、甘い感じがするのでBluesなんかにも似合うのだと感じます。 この子は最初から現地の友達の手元にあったり、帰国してからも友人のプロギタリストに貸し出してたり、自分のバンドのギタリストのところでお仕事してたりと、出張の多い子でしたが、これからは僕の手元でゆっくり使って行ってやりたいなぁ、と思っています。 先日頑張って拭き掃除して磨き上げたら、ツヤツヤの美人さんになってくれてます。黒いギターって、汚れが目立つんですね。 ちゃんと磨いてやろうっと。 S/N 00127476
エレキギター Gibson Guitar Center San FranciscoKei Maeda