石ふしぎ大発見展2006②

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2日目・・・朝、ちょっとTVを見てて家を出るのが遅くなったものの無事先着200名の中に滑り込みました。開場までの待ち時間、本を読まれてる方、知り合い同士で翡翠の勾玉(自分で磨いたもの)を見せ合いされてる方等々いろんな過ごし方されてる中、昨日GETの翡翠を撫でながら鑑賞している者も一人混じってました。(*^^*)

開場・・・今日は朝からの講演会に参加するため、目当てのお店に取り急ぎ駆けつけて質問、アンドラダイトキャッツは出てますか?(しつこい奴ですよねー)・・今日の分はまだ出てないよ。(今日出るかもですね、あーでもこれから講演会行かなくちゃだし。ご縁があるように祈ってます。といいつつ、後ろ髪引かれる思いでその場を後にしました。

開演5分前講演会会場に入場、入口で日独宝石研究所の会報を配布されてました。今回の講師はここの所長さんなのでした。(太っ腹)。いきなり12時まで講演予定ですの出だしにびっくりしつつも、頑張って聞いてきました。面白かったのは・・・

●含浸処理・・・昔はシーダー(杉)オイルを使用するのが主流でしたが、最近はエポキシ系樹脂(オプティコム○○○)になってきていて、以前のように時間と共に抜けるという事が無くなっているそうです。この処理はパライバなどにも使用されている事があるとか。

●コーティング・・・透明石のキュレットにある物質をコーティングすると、部屋の中では透明な石が、外では赤や青、緑に見えるカメレオン石に変身させる事が出来るそうです。コーティングなので永続性は望めませんが、面白いですよね。見る機会があれば是非見てみたいものです。
●表面拡散・・・サファイアの表面にスターが出るようにその部分に処理することも出来、結構本物そっくりの仕上がりだそうです。かなりの技術力を要すようです。

●加熱・・・いろいろな目的に合わせた加熱用添加剤があるそうです。クラックを無くす、青味を抜く、色を抜く、赤味を増す、明度を増す、照りを増す等々。おおよそ20年くらい前からこういった処理は行われるようになったそうです。

●放射線処理・・・トルマリンを加熱処理して無色にしたものへ放射線処理を行うと赤いルベライトにすることが出来るそうです。他にモルガナイトやダイヤモンド等にも、この処理がされることも。

いろんな方法があるのものです。ほんと感心しました。

講演会修了後、再び、アンドラダイトガーネットキャッツの状況を確認に。(^_^;) 幸運にも残ってました、一つ。即GET。とっても好みの美味しそうな地色(キャラメル色)です。

午後、石友と昼食を美味しく頂きながら極上のコレクションを拝見しました。(眼福です~)

目標を達成し、後は、のんびり見て回ることに。

とあるお店で麗しい翠の翡翠をいろいろ手に載せてもらって、うっとり。こういう翠はやっぱりいいですね~。他にも眼福のルースが一杯並んでました。値札の付けられてないルースも結構あってドキドキでしたが、大人買いされる方には、かなり嬉しい価格設定のお店なのでした。

しっかりキラキラを堪能した後は、化石を置いてるお店へ。(今回ちょっと見たかったのです。) 一杯並んでました、アンモナイトと思しきもの。

アンモナイトにもいろいろ種類があるようで、不思議な名前がいろいろ。掘り出してそのままの状態のもの・輪切りにして断面を研磨、内部の状態が良く観察できるもの・表面研磨して模様が良く見えるようにしたもの・表面がオパール化してきらきらしてるもの・パイライト化して金属光沢帯びてるもの等々。
大人に混じって小学生低学年と思われる子供達も、真剣に眺めてました。とある子供は二つ手に持って悩んでいる風でした。側にいたお母さん助け船。『店員さんにどっちがいいか聞いてみたら?』
その子は頑張って質問してました。『どっちがいいですか?』(そのまんまストレートな質問だぁ(^^))

店員さん『こちらは順調に育って本来の形状で化石になっているもので、こちらはこの辺りから少しずれて育って化石になったものです。どちらもいい物ですから、お好きなのを選ばれるといいですよ』

回答を聞いてその子、何故かちょっと興奮気味、『お母さん、僕これにする!これ、ずれてるんだって!』(そこが気に入ったようです。(*^^*))よく分かりませんがカタツムリ風のアンモナイトとはまた違う化石のようでした。きっと大事にされるでしょう。側で聞いてて嬉しくなっちゃいました。

楽しい気分でそのお店を出て次はいつも徹底して商売気を感じさせない店構えが魅力のお店へ。ルースケース入りプラスチックケース(100均ショップ仕様のに見える)が数個ぽんぽんと置かれ、その半分くらいは蓋が軽くしめられ、開けないと中の状態はよくわかりません。プラスチックケースの中に不均等に並べられたルースケースは、ちょっと色変わりしてるのも混じってます。ルースケースの3分の2以上の手書きラベルがセットされ肝心のルースがほとんど見えないのもありました。こういう状態でですが、他では見られない国産の面白いルースが眺められます。なんだかよく分からないルースと共に(*^^*)

いつもの如く、あっという間に時間が過ぎて終了となりました。やっぱり全部のお店をじっくり見ることは出来ませんでした。

今回のミネラルショーもとても楽しかったです。\(^o^)/

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