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Thriller / Michael Jackson
世界で最も売れたポピュラーミュージックのレコード、中学時代にレンタルレコードでカセットにダビングしたっきり、今日まで来てしまったから(笑)US盤を入手。 いやもう、恐るべしMichaelとQuincyのコンビ。売れ線かと思いきや、めちゃめちゃ凝ったサウンドが詰まってます。当時はちょっとイロモノ的に捉えていたMichaelも、こと音楽になると全く手抜きがないです。 さてさて、このアルバムでの白眉はやっぱり "Billie Jean" です。歌詞はともかく(笑)この曲はAll time bestのTop 10は確実です。このビート、リズム、グルーヴ、麻薬性があります。そしてレコード盤を眺めてみると、まさに「グルーヴ」が見えるのです。どうやら一定のリズムで刻まれた音が偶然にも模様になって見えるという、なんともトリビアな曲でもあります。いや素晴らしい。何回聞いても飽きない名曲です。 それはそうとジャケット写真、今改めて見ると虎の赤ちゃん、、、なんで?(笑)
Rock Epic Sony HOLLANDFuruetti
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Tug of War / Paul McCartney
次作Pipes of Peaceとセットで聴くと、いや、聴いてしまう名作。 こっちがStevie Wonderで次作がMichael Jacksonがゲストというのも興味深い。(多分当時はPaul売れないからゲスト頼みだろ、とか陰口言われたのかな、、、中学生だったから知らんけど) 冒頭の「人生は綱引きだ〜」から始まるPaulワールド。ぐいぐい引き込まれます。だって曲がいいんだもん。そしてHere Todayで涙。B面もBallroom Dancing始めいい曲ばっかり!なんだろう、当時はそこまで夢中になれなかったのに。 ところで東芝EMI盤、音良い。というかUK、US盤を聴いたことがないので比較していませんが、我が中古オーディオシステムで上から下までワイドレンジでビンビン鳴ります。お買い得だ〜
Rock TOSHIBA EMI 日本Furuetti
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If That’s What It Takes / Michael McDonald
US original盤 1 Playin' By The Rules 2 I Keep Forgettin' (Every Time You're Near) 3 Love Lies 4 I Gotta Try 5 I Can Let Go Now 6 That's Why 7 If That's What It Takes 8 No Such Luck 9 Losin' End 10 Believe In It Michael McDonald – lead vocals, backing vocals (1, 3, 4, 6, 7, 8, 10), Fender Rhodes (1, 2, 3, 7, 9, 10), synthesizers (1-4, 6-8), acoustic piano (4, 5, 6, 8) Greg Phillinganes – acoustic piano (1, 3, 7, 10), clavinet (2), Fender Rhodes (4), Hammond organ (9) Michael Boddicker – additional synthesizers (4) Michael Omartian – Fender Rhodes (6, 8) Dean Parks – guitar (1, 3, 7, 9), guitar overdubs (8) Steve Lukather – guitar (2, 4, 6, 8, 10) Robben Ford – guitar solo (6, 7) Willie Weeks – bass (1, 3, 4, 7, 9, 10) Louis Johnson – bass (2) Mike Porcaro – bass (6, 8) Steve Gadd – drums (1, 3, 4, 7, 9, 10) Jeff Porcaro – drums (2, 6, 8) Lenny Castro – percussion (1, 6, 7, 8, 10) Bobby LaKind – percussion (1) Paulinho da Costa – percussion (3, 4) Ted Templeman – percussion (4) Edgar Winter – saxophone solo (1, 10) Tom Scott – saxophone solo (6), Lyricon solo (9) Ed Sanford – backing vocals (1) Maureen McDonald – backing vocals (2, 6) Kenny Loggins – backing vocals (4) Christopher Cross – backing vocals (6) Brenda Russell – backing vocals (6) Kathy Walker – backing vocals (6) Amy Holland – backing vocals (6)
AOR Warner Bros. 1982年Furuetti
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The Nylon Curtain / Billy Joel
初めて買った洋楽ロックのSingleが "Pressure" で、その後にこのLPを買いました。鬱屈としてした中学生が理解するにはちょっと難解なアルバムでしたが、とにかくサウンドとBillyの歌声に惹かれたのです。特にA-1 "Allen Town" このリズムとノリがとても好きで、今でもMy Favorite Billy Joel song トップ5に入る名曲です。 Stranger, Innocent man, 52nd Streetなどに比べて話題に登らないアルバムですが、Billy本人が「僕にとってのサージェントペパーズさ」と語っているように、彼のキャリアで最も内容の濃い作品になったのではないかと聴いていて感じます。大人になった中学生は歌詞カードを見ながら、改めてこのアルバムの深さと完成度の高さに驚くのでした。 A-2 "Laura" の歌声はまるでJohn Lennonのように聴こえる時があり、A-4 "GoodNight Saigon" のスケールと魂に訴えるBillyの歌は何度聞いても鳥肌が立ち、レコードを裏返して始まるB-1 "She's right on time" のintroのピアノで幸せになり、B-4 "Scandinavian Skies" のマーチングドラムに牽引されながら展開されるBeatlesのようなサウンドプロダクション、そして再び訪れるAllen Townのフレーズ、全てが意味を持って聴き手に届けられます。 付属のブックレットまで全部揃った国内版がdisk unionに490円であったから、、、失ったLPを再び手に入れるためにCDよりも先に買い直しました。だってこれはLPで曲順とA面からB面への展開まで含めての体験がセットになった作品だから。
Rock CBSソニー 1982年Furuetti
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Bill LaBounty
プールに浮かぶ恋人同士のジャケット写真が何ともAORしていて、、、と思ったら何とこれは国内版のジャケットでした。元々はご本人のモノクロ顔のアップというオーソドックスなものだったのですが、おそらく販売戦略として差し替えられたのでしょう。まあ、分かりますけどね、この素晴らしいAORサウンドを聴いて欲しいのに、むさ苦しい(笑)おっさんの顔だと手に取ってもらうことも出来ないんじゃないかという気持ちは。ちなみにオリジナルのジャケット写真は、あのNorman Seeffです(苦笑) しかもドメスティック化はジャケット写真だけにとどまらず、邦題までつけられていました「サンシャイン・メモリー」だそうで(笑)レコード会社さん、どうしてもリゾート感あふれる仕様にしたかったんですね〜 さておき、内容は本当に素晴らしいです。Bill LaBountyと言えば "This Night Won't Last Forever(邦題:涙は今夜だけ)"を聴いたことがある人は多いのでは?ミポリンと柳葉敏郎のドラマ「すてきな片想い」の主題歌だったんですが、観てましたか?僕は最終回まで観ましたよ(笑)で、放送年を調べたら1990年!時の経つのは早いものです、、、 話は戻って、1曲目の "Livin' it up" からご機嫌なサウンドと意外と(笑)ソウルフルなヴォーカルが飛び出します。張り上げると少し泣き声っぽくなるのが魅力でもありますね。そして、バックの演奏も超強力です。クレジットを見れば、これが如何に80's屈指のAORアルバムかがわかります。このアルバムで起用されたプロデューサーはラス・タイトルマンですが、彼の音作りが如実に現れた作品という言い方も出来そうですね。 Keyboards: Bill LaBounty, Clarence McDonald, Greg Phillinganes, Nyle Steiner, Ian Underwood Guitar: Steve Lukather, Dean Parks Bass: Chuck Rainey, Willie Weeks Drums: Steve Gadd, Andy Newmark, Jeff Pocaro Percussion: Lenny Castro Sax: David Sandborn Claves: Russ Titleman Tambourine: Russ Titleman Background Vocals: Patti Austin, Stephen Bishop, Gwen Dickey, Bill LaBounty, Leslie Smith, James Taylor, Jennifer Warnes Horn Section: Jerry Hey, Kim Hutchcroft, Chuck Findley, David Sandborn String Arrangements: Nick DeCaro, Johnny Mandel Horn Arrangements: Jerry Hey Producer: Russ Titleman https://youtu.be/_lKi0gQ0R8M
AOR WARNER-PIONEER 1982年Furuetti
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Angel Heart / Jimmy Webb
全曲Jeff Porcaroが叩いているわ、TOTOのメンバーがバックを固めているわで聴き応え十分なAOR/SSWアルバムです。タイトル曲も良いけど、Scissors Cutもいいな。ライナーノーツは湯川れいこさんですね。
Rock CBS SONY 1982年Furuetti
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The Nightfly / Donald Fagen
このアルバムには使い古されたフレーズだけど「パーフェクトな1枚」。バンドサウンドこそ洋楽!と思っていた高校生には1曲目I.G.Y.のイントロから、ちょっと大人な世界への処女航海に旅立ったのでした。 当時、オーディオ評論家の傅信幸さんが視聴ディスクで毎回推していましたね、Rickie Lee JonesかThe Nightflyか、という感じでした。当時は全く知識もありませんでしたが、初めて完全デジタルレコーディングされたポピュラー音楽の1枚のようです。(だから音がいいのか) A面4曲、B面4曲の構成が素晴らしく練られていて、前の曲が終わって次の曲のイントロの1音目が鳴る流れが完璧でため息が出ます。1番好きなのはB面1曲目のNew Frontierから2曲目のThe Nightflyへの流れですが、あまりにも聴き過ぎて前の曲が終わると頭の中で次の曲が鳴り始めるので結局全部好きなんだと思います(笑) そういう軟弱なのはROCKじゃねえから好きじゃない!って人も多い(現に友達に貸しても響かないことも多々ある)のは承知の上で、全ての人に聴いて欲しいアルバムではあります、はい。 #donaldfagen #AOR
AOR Warner Bros. 1982年Furuetti