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Third Stage / Boston
世はシンセサイザー、ドラムマシン、YAMAHA DX-7の音しかしないと言われていた80年代半ばにおいても尚、人間による演奏のみ、フルアナログレコーディングで作り上げられた職人ミュージック。前2作を知らない高校生だった僕は、友達に借りたこのレコードのサウンドに痺れてカセットにダビングして聞きまくった。A-1アマンダのアコギのイントロでもう気持ちが持っていかれ、2曲目のWe're readyのカッコ良さに鳥肌が立ち、B面はCan'tcha sayからのStill in loveの流れに涙ぐみ、壮大なスペイシーサウンドにノックアウトされたのです。解説に、録音へのこだわりポイントが書いてあり、24トラックの2台のテープデッキを機械ではなく人力でシンクロさせたと書いてある、恐るべし。
Rock WARNER-PIONEER / MCA Records 日本Furuetti
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Music / Carole King
僕としてはTapestryよりもこっち。名作です。構成はTapestryと同じような感じですが優しさという点ではこっちに軍配があがります。この2作で2枚組で出しても良かったのかも。Growing away from meからのSweet Seasonsは何度聴いても幸せになります。 音圧高めたリマスターCDの音に疑問があり古いものを買って試してます。そもそも国内盤CDで音がこもりまくっているものはダメですが、やはりアナログ録音時代のものは無理にリマスターでマッチョにしない方が良いのではと思う。
Rock Ode Records / Epic Sony 日本Furuetti
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For Everyman / Jackson Browne
若かりし頃、全く響かなかったJackson Browneですが、このセカンドアルバムも愛聴盤になりLate for the Skyと一緒によく聴くようになったものの一つ。 ハイライトは冒頭のTake it easy、、、ではなくラスト2曲、オーラスのfor everymanのためのエンディングです。終末が訪れる時、方舟のチケットを買って乗るのか、それとも、、、これを歌う彼の心情、それを表現する演奏、ここがシンクロしないと彼の歌は響かないんだな、そりゃあサウンド志向が強すぎた昔は退屈な音楽にしか聴こえなかったんだな、と思います。
Rock Asylum Records / Warner Bros. 日本Furuetti
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Tonight / Half Moon 谷村有美
まさかこんな企画シングルが出るなんて。ソニーミュージックの中にマニアがいるのか?(笑) 購入者が集まって、プレスが決まって、やっと届いて、CDでは数えきれないくらい聴いた名曲がターンテーブルに乗って奏られた。 やっぱり素晴らしい。TonightのSaxは本田雅人さん、ドラムは江口信夫さん、Bassは有賀啓雄さん。この鉄壁のバッキングに負けない谷村さんの唯一無二の歌。B面のHalf Moonは20代の頃にLiveで聴いた情景を思い出す熱唱。毎回アレンジの良さに感動する。 部屋にジャケット飾ります😊 https://www.sonymusic.co.jp/artist/YumiTanimura/info/560154
POPS GREAT TRACKS 2024年3月Furuetti
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Yellow Submarine (1986国内版 / MONO)
中学生の頃からあまり興味のなかったマジカルミステリーツアーとイエローサブマリン(笑)大人になると、いや、歳をとると趣向も変わるもんだ(笑)どちらもマストアイテムになろうとは不思議です。いや、ビートルズの奥深さが今頃になってわかったということかな。 UKオリジナルバブルの昨今、なかなか手を出せない懐事情なので、ふと見つけた超お買い得プライスの再発モノラルを手に入れた。多分、帯がないためある意味間違えたような安さで店頭に出てきたのでは?と思ったりして。 とにかくA面を聴くためだけのようなアルバムだけど(たまにB面も聴く)収録曲が素晴らしい。 針を落とすと、まず、ノイズの全くないサイレントなランインが嬉しい(なんだかノイズありが当たり前になってしまっている感覚も怖い)で、初めてのモノラルなサブマリン。 いい、かなり良い。 比較試聴は87年発売バージョンの東芝EMI CD。これも2009年リマスターと比較したいんだけど、そんなのいつでもできるから後回し(笑) 最も驚くのはGeorgeの2曲。いや待て、この2曲は今更だけど傑作! Only A Northern Song、テープ逆回転の切れ味が楽しい。モノラルなのになんでこんなにスピーカーから飛び出して部屋中に広がるの???ダブルトラックのGeorgeのヴォーカルもセンターからしっかり出てSEに埋もれたり前面に出たり、そういうのもモノラルなのに細部までしっかりわかる。 そして、It's All Too Much、これは病みつき系サイケロックの名作だ。出だしのフィードバックギターでぶっ飛ぶ。ステレオCDでは出ない地鳴りのような重低音が凄い、Ringoのハイハットのキレも凄い。CDでは分離して明確に聞こえる春日の「トゥース!」のような?(笑)掛け声がレコードだとそんなに強調されていないから別の曲のような印象だ。 まあ、Georgeのソロ作品のような2曲だけど、ビートルズ傑作選には入れるべき曲だと思うな、これ。 Hey Bulldogはギターのキレ、ベース、ドラムの音のデカさにのけぞる。やっぱりこの曲はロックなビートルズ傑作選に登録だ。All Together Nowも好きなんだよな〜なんで今まで聞き流してたんだろ。 このアルバム、モノラル、ステレオ、レコード、CD、色々と聴き比べするのが楽しいアイテムだと思う。それくらいサウンドがカラフルで仕掛けがいっぱい。良いと思うな〜
YEX 715 - D / YEX 716 - D Rock 東芝EMIFuruetti
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BITTER and SWEET / 中森明菜
当時レコード会社が本気で取り組んだ作品はどんなものか?と。いやしかし豪華作家陣でジャケット写真は篠山紀信とは、どんだけバジェットかけたのか。凄いです。 角松敏生さん提供の2曲を聴きたくてLPで買い直してみたら、まあアルバム全体で聞かせるようになっていて、もちろん明菜ちゃんの歌唱力がアイドルとは次元の差です。 Wikiより拝借 参加ミュージシャン 矢島真紀子:キーボード (M-1) 富樫春生:シンセサイザー (M-1) 長岡道夫:ベース (M-1、7) 滝本季延:ドラムス (M-1) 矢島賢:ギター (M-1) 芳野藤丸:ギター (M-1) 浜口茂外也:L.パーカッション (M-1、3、8、10) 数原晋:トランペット (M-1-2、10) 小林正弘:トランペット (M-1) 新井英治:トロンボーン (M-1) ジェイク:サックス (M-1) イブ:コーラス (M-1) 清水信之:キーボード (M-2) 村上秀一:ドラムス (M-2) 今剛:ギター (M-2、6、9) 中村哲:サックス (M-2) 伊集加代子:コーラス (M-2) 鈴木宏子:コーラス (M-2) 和田夏代子:コーラス (M-2) 松田真人:キーボード (M-3、10) 奥慶一:キーボード (M-3、10) 岡沢章:ベース (M-3、10) 青山純:ドラムス (M-3、10) 椎名和夫:ギター (M-3、10)、コーラス (M-10) 松岡直也:キーボード (M-4) 津垣博通:キーボード (M-4) 広瀬徳志:ドラムス (M-4) 和田アキラ:ギター (M-4) 友田啓明グループ:ストリングス (M-4) 吉田憲司:トランペット (M-4) 岸義和:トランペット (M-4) 林研一郎:トランペット (M-4) 西山健治:トロンボーン (M-4) 中沢忠孝:トロンボーン (M-4) 花坂義孝:トロンボーン (M-4) 井上鑑:キーボード (M-5、8) 渡辺守朗:ベース (M-5、8) 山木秀夫:ドラムス (M-5) 松原正樹:ギター (M-5、7) Sandii:コーラス (M-5) 林有三:キーボード (M-6、9) 友成好宏:キーボード (M-6、9) 青木智仁:ベース (M-6、9) 江口信夫:ドラムス (M-6、9) 角松敏生:ギター (M-6) 国分友里恵:コーラス (M-6、9) 山際祥子:コーラス (M-6、9) 遠藤栄子:コーラス (M-6、9) 新川博:キーボード (M-7) 島村英二:ドラムス (M-7) 斉藤ノブ:L.パーカッション (M-7) 神保彰:ドラムス (M-8) 土方隆行:ギター (M-8-9) 土岐英史:サックス (M-8) 加藤グループ:ストリングス (M-9) 包国充:サックス (M-9) 金山功:パーカッション (M-10) 山川恵津子:コーラス (M-10) 鳴海寛:コーラス (M-10)
POPS WARNER-PIONEER 日本Furuetti
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Human’s Lib / Howard Jones
もう高校生になっていたかな?ハワードジョーンズ、MTV時代全盛でエレクトリック化されたサウンドが強烈に印象に残ってました。さてさて今聴くとどんなもんかいな?と思って針を落とすと、あれ?印象が違う。軽いエレクトリックPOPSかと思いきや、意外とちゃんとしている(笑)ある意味今の時代の音作りを先にやっていたような感じもありますね。
Rock wea JAPAN 日本Furuetti
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Songs in the attic / Billy Joel
至福のLive albumです。息の合ったバンドサウンドと共に疾走するBillyのピアノがカッコいい! 帯に書いてある「このアルバムは昔の恋人との再会みたいなものさ。ここに収められている曲は、今のバンドでもう一度プレイしたいとずっと思っていたんだ。」というコメントにグッときます。 Live収録だけど音も良くて、Billyの歌声が会場に響き渡る様が見えるような、そう時々Billyがそこに居るような気がするんです。それもこのレコードの良さ。ありがとうBilly。それにしてもロックンローラーとしての歌唱力は本当に素晴らしい。だから今でも聴きたくなるんだな。
Rock CBS SONY 日本Furuetti
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Wings Over America / Wings
素晴らしいライブアルバム、音が演奏が歌が燃えています🔥 先に紙ジャケCDを買って満足していたのに、たまたま利右衛門館長のこのアルバムへの愛情溢れる投稿を見たせいでどうしてもLPでも欲しくなり、速攻で綺麗な国内盤をゲットした堪え性のないダメな大人です😅 いやしかし!確かに!これはLPのデザインじゃないと損します。凝った見開きジャケがとてもカッコイイてす。肝心のサウンドもステージの熱さをそのままレコードの溝に刻んだような分厚さが堪りません。いや、CDの方がクリアですよ、分離も良いし。低音もしっかり出てます。いや、ちょっとブーミーに出過ぎてるかも。レコードの方がゴリゴリ感がありますね。いやまて、それはうちのスピーカーが役不足なだけかも知れません💦 これは別物だな。CDだと音源を冷静になって聴いている感じがするんですけど、レコードだと演奏に没頭してしまいます。そしてどんどんボリューム上げてしまう😱😱😱 奇しくもこれを通しで聴いたのが6月18日でPaul様80歳のお誕生日ということもあり、とても思い出に残るお買い物になりました😊
Rock 東芝EMI 2022年6月Furuetti
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Wings Wild Life
Wingsのアルバムは未だ未だ買い揃えていませんし、コンプリートするかどうかも怪しいです(笑) でもちょっと気になっていたWild Lifeがお安く店頭に並んでいたので連れて帰りました。ジャケット写真が雰囲気良いです。Paulのアルバムってジャケット写真あんまりなのが多いから(笑) 1曲目のMUMBOから、えらいパワフルサウンド!荒削りな格好良さを感じるアルバム、Rockが輝いていた70年代はこんなサウンドが沢山あったんだな〜、と80'sから洋楽スタートした僕としては、ちと悔しかったりします。そして最後、妙に生々しいハイハットの鳴りとスケールの大きなアレンジのDear Friendで終わる、、、と思ったら最後におまけが! さて、もう一回聴きます(笑)
Rock 東芝音楽工業 日本Furuetti
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All You Need Is Love / The Beatles
「宇宙中継による世界の話題盤!!」 これはBeatlesファン以外が見たら、只事ではないと感じるのではないでしょうか?笑 ライブ録音で音質もそんなに良くない曲ですが、昔から大好きな曲です。そして、何回練習しても歌えない曲でもあります🤣歌詞カード見てるのにJohnの歌い回しの通りに発音できないのです、、、そんなこと無いですか? さてさて、この国内盤、ノイズゼロで素晴らしいです。ほとんど聴いてなかったのかな?こんなのが今でも数百円で入手できるのもレコードの醍醐味ですね😊
東芝EMI 日本 1967Furuetti
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My Sweet Load / George Harrison
Georgeのソロ曲の中で最も好きな曲。All Things〜で聴くのももちろんいいんだけど、ここはひとつ45回転マジック倶楽部にも入門してみますか?!ということで某ヤフオクからGW最中に届いたのが「ピティー」のカタカナ表記が微妙で可愛い国内盤😍 うん、やっぱりいいです。この曲、シンプルなアコギのイントロから始まって、後半に行くに従って盛り上がるのが好きなんですよね。バックのコーラスのリフも讃美歌みたいだし、この繰り返しが癖になります、繰り返し好きとしては、ね。 そろそろシングル用の中袋買わないといけないかな😅
Rock 東芝音楽工業 2022年5月Furuetti
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Tug of War / Paul McCartney
次作Pipes of Peaceとセットで聴くと、いや、聴いてしまう名作。 こっちがStevie Wonderで次作がMichael Jacksonがゲストというのも興味深い。(多分当時はPaul売れないからゲスト頼みだろ、とか陰口言われたのかな、、、中学生だったから知らんけど) 冒頭の「人生は綱引きだ〜」から始まるPaulワールド。ぐいぐい引き込まれます。だって曲がいいんだもん。そしてHere Todayで涙。B面もBallroom Dancing始めいい曲ばっかり!なんだろう、当時はそこまで夢中になれなかったのに。 ところで東芝EMI盤、音良い。というかUK、US盤を聴いたことがないので比較していませんが、我が中古オーディオシステムで上から下までワイドレンジでビンビン鳴ります。お買い得だ〜
Rock TOSHIBA EMI 日本Furuetti
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Powerlight / Earth Wind and Fire
EW&F没落のアルバムと評価される可哀相な作品です。ところがどっこいディスコだソウルだファンクだなんて良く知らなかった中学生は、このパワフルなサウンドに夢中になったのです。 しかもオーディオ的に低音がこれでもか!と入っていて、ウーファーがブルンブルン動くのが目に見える恐ろしきアルバムでサウンドチェックに大活躍してくれる頼もしいやつでした。 さすがに次作のエレクトリックユニバースは、エレクトリック過ぎ!と拒絶しましたが(笑)この創世記/Powerlightは、EW&F最後の輝きとしての名作だと思って聴き続けることでしょう。
Soul CBS SONY 日本Furuetti
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The Power Station
発売当時そのサウンドに夢中になりました。が、アルバム1枚であっさり終わるのも、あの時代だな〜。 しかしこれ、オーディオシステムのサウンドチェックにも使えるほど再生は難しいぞ!A-1とB-1にヒット曲が配置されているのもラッキーだし(やっぱり外周の方が歪みは少ない) コンプレッサーやリバーブなど使いたい放題の80'sサウンドですけど今聴いても古く無いどころか新しい!気持ちいい!ロバートパーマーのスカした歌い方もナイス!ということでほとんど未使用だったらしいLPは400円だったのが申し訳ないくらい楽しませて貰ってます。 ところで、Some Like it HotもGet it Onも歌詞がなかなかアダルト、、、当時は分かってなかったけど、We want to multiply〜ってそういう意味か!
Rock TOSHIBA EMI 日本Furuetti