第二音楽室 / 佐藤多佳子

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何事も思うようにはいかない青春時代を佐藤多佳子さんは鋭利に切り取って見せてくれますね。

もどかしくて結論も無いことを気に入らない読者もいるようですが、この頃の気持ちって沢山の折り合いがつかないことを抱えながら生きているので、小説だからって明確なフィナーレなんて作らなくて良いと思っています。
そういう部分も含めて佐藤多佳子さんの小説は大好きです。

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