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John Renbourn / Faro Annie
(1971) ジョン・レンボーンの5枚目のアルバム。ビル・リーダーのプロデュース。 アルバム毎にいろんな音楽性を発揮しているが、このアルバムではフォークやブルースといった色合いが濃いようだ。 トラディショナル・ソングや、ウディ・ガスリー、ロバート・ジョンソンといったミュージシャンのカヴァーで構成されている。 何曲かで、ダニー・トンプソン(b)やテリー・コックス(ds)、スー・ドライハム(fi)が参加している。タイトル曲の“Faro Annie”はレンボーンとこの3人の共作となっている。レンボーンのハーモニカが聴ける、ブルージーな仕上がりとなっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. White House Blues 02. Buffalo Skinners 03. Kokomo Blues 04. Little Sadie 05. Shake Shake Mama 06. Willy O'Winsbury 07. The Cuckoo 08. Come on in My Kitchen 09. Country Blues 10. Faro Annie 11. Back on the Road Again
Transatlantic Recordsk-69
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John Renbourn / The Lady and the Unicorn
(1970) ジョン・レンボーンの4thアルバム。ビル・リーダーのプロデュース。 このアルバムでは中世の音楽を、レンボーンの解釈によって表現しているようだ。あまり詳しくないジャンルだが、レンボーンのギターと絡んでくるいろんな楽器との調和が見事な気がする。 ここまで4枚のアルバムで交互にプロデューサーを変えているのは、アルバムの内容に合ったプロデューサーで録音しているのかもしれない。 タイトル曲の“The Lady And The Unicorn”はレンボーンが書いた曲となっている。 クラシック音楽に造詣が深くないが、楽しめる内容となっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Trotto / Saltarello 02. Lamento di Tristano - La Rotta - Saltarello 03. Veri Floris / Triple Ballade 04. Bransle Gay / Bransle de Bourgogne 05. Alman / Melancholy Galliard 06. Sarabande 07. The Lady and the Unicorn 08. My Johnny Was a Shoemaker / Westron Wynde / Scarborough Fair
Transatlantic Recordsk-69
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Pentangle / Reflection
(1971) ペンタングルの5枚目のアルバム。ビル・リーダーのプロデュース。 トラディショナルのカヴァーが4曲、バンドのメンバー全員で書いた曲が4曲と、バランスの取れた感じの内容となっている。 このアルバムでは、レンボーンがエレクトリック・ギターを弾いているのが大きな特徴である。電気楽器を使わない“no electric instruments”ということだったので意外な選択だった。しかし“So Clear”のイントロでのアコギとエレキとベースのハーモニーは極上の出来かもしれない。 “Will the Circle Be Unbroken”は、多くのミュージシャンに歌われているアメリカのフォーク・ソング。マクシーの爽やかな歌声がグッとくる。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Wedding Dress 02. Omie Wise 03. Will the Circle Be Unbroken? 04. When I Get Home 05. Rain and Snow 06. Helping Hand 07. So Clear 08. Reflection
Cruel Sister Solomon's Seal Transatlantic Recordsk-69
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Bert Jansch / Rosemary Lane
(1971) バート・ヤンシュの7枚目のアルバムは、ビル・リーダーのプロデュース。このアルバムは全曲がヤンシュの弾き語りとなっている。 この頃は、ペンタングルでの活動と平行してソロ・アルバムをリリースしていたが、バンドの行き詰まり感が1人で演奏するアルバムとなったのかもしれない。 アコースティック・ギターが心地良く響くアルバムって、そんなに無い気がする。朴訥なヤンシュのヴォーカルが、その響きと絶妙に絡み合っている。 このアルバムを聴くと、もっと評価されてもおかしく無いと思える。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Tell Me What Is True Love? 02. Rosemary Lane 03. M'Lady Nancy 04. A Dream, a Dream, a Dream 05. Alman 06. Wayward Child 07. Nobody's Bar 08. Reynardine 09. Silly Women 10. Peregrinations 11. Sylvie 12. Sarabanda 13. Bird Song
Transatlantic Recordsk-69
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Pentangle / Cruel Sister
(1970) プロデューサーのシェル・タルミーが多忙になり、ビル・リーダーに変更になったペンタングルの4thアルバム。全5曲と収録曲は少ないが、充実したアルバムとなっている。 ジャッキーの独唱の“When I Was In My Prim”は彼女の憂いのある歌声が魅力的な曲だ。 アルバムのラストを飾る18分を超える“Jack Orion”では、ジョン・レンボーンがエレキ・ギターで演奏を始めている。サウンドも複雑だが、さらに4声のヴォーカルが複雑に絡み合う、ペンタングルを代表する曲でもある。聴いておきたい曲のひとつ。 《songlist》 01. A Maid That's Deep in Love 02. When I Was in My Prime 03. Lord Franklin 04. Cruel Sister 05. Jack Orion
Basket of Light Reflection Transatlantic Recordsk-69