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Merry Clayton / Keep Your Eye on the Sparrow
(1975) 約4年ぶりとなるメリー・クレイトンの3rdアルバム。ユージン・マクダニエルズのプロデュース。 全2作とは打って変わって、洗練された演奏をバックにクレイトンは歌っている。デヴィッド・スピノザ、ヒュー・マクラッケンのギター、ラルフ・マクドナルドのパーカッション、ボブ・ジェームス(key)やトム・スコット(sax,key)も参加している。 そんな中ボブ・ディランの“Rainy Day Women #12 & 35”は異色の仕上がりとなっている。原曲の味わいはチラホラ感じられるが、アレンジが絶妙と言えるだろう。 このアルバムも結果を出す感じではなく、オード・レコードを離れることになった。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Keep Your Eye on the Sparrow 02. Gets Hard Sometimes 03. Sink or Swim 04. How'd I Know 05. Gold Fever 06. One More Ride 07. Room 205 08. Loving Grows Up Slow 09. Rainy Day Women #12 & 35 10. If I Lose 11. Do What You Know
Merry Clayton Ode Recordsk-69
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Merry Clayton / Merry Clayton
(1971) メリー・クレイトンの2ndアルバム。ルー・アドラーのプロデュース。 このアルバムでは、キャロル・キングの“Walk On In”、“After All This Time”と“Same Old Story”の3曲をカヴァーしている。キャロルはアレンジを行なって、演奏でも参加している。 圧巻なのはニール・ヤングの書いた“Southern Man”とレオン・ラッセルの書いた“A Song For You”の2曲だ。どちらも好きな曲なので反応してしまうのかもしれないけど…。 いろんなタイプの曲を歌い上げるクレイトンだが、このアルバムは全米のアルバム・チャートで36位とキャリアの中で最高位となっている。セールス的には恵まれなかったが、聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Southern Man 02. Walk on In 03. After All This Time 04. Love Me or Let Me Be Lonely 05. A Song for You 06. Sho' Nuff 07. Streamroller 08. Same Old Story 09. Light On the Hill 10. Grandma's Hands 11. Whatever
Gimme Shelter Keep Your Eye on the Sparrow Ode Recordsk-69
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Merry Clayton / Gimme Shelter
(1970) オード・レコードからリリースされた、メリー・クレイトンのデビュー・アルバム。ルー・アドラーのプロデュース。 レイ・チャールズのバック・コーラス“レイレッツ”などでキャリアを積んできたクレイトンだが、ザ・ローリング・ストーンズの“Gimme Shelter”でのパワフルなヴォーカルが注目され、アルバムが制作された。 このアルバムはカヴァーが大半で、中でもアナログのA面のラインナップが素敵すぎる。ジェームス・テイラーの“Country Road”、ザ・ドアーズの“Tell All The People”、S&Gの“Bridge Over Troubled Water”、ニーナ・シモンの“I've Got Life”、そして“Gimme Shelter”が収録されている。 B面は、演奏に参加しているビリー・プレストンが書いた“You've Been Acting Strange”や、クレイトンとプレストンの共作“I Ain't Gonna Worry My Life Away”を収録していて、ラストはヴァン・モリソンの“Glad Tidings”となっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Country Road 02. Tell All the People 03. Bridge Over Troubled Water 04. I've Got Life 05. Gimme Shelter 06. Here Comes Those Heartaches Again 07. Forget It I Got It 08. You've Been Acting Strange 09. I Ain't Gonna Worry My Life Away 10. Good Girls 11. Glad Tidings
Merry Clayton Ode Recordsk-69
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Carole King / Thoroughbred
(1976) オード・レコードで最後のリリースとなった、キャロル・キングの7枚目のアルバム。ルー・アドラーのプロデュース。 ザ・セクションのダニー・コーチマー、リーランド・スカラー、ラス・カンケルに加えて、ワディ・ワクテル(g)とラルフ・マクドナルド(per)、トム・スコット(sax)が演奏を固めている。 “High Out of Time”と“I'd Like to Know You Better”ではクロスビー&ナッシュとジェイムス・テイラーがコーラスで参加している。“There's a Space Between Us”ではテイラー、“Ambrosia”ではJ.D.サウザーと素敵なハーモニーを奏でている。 1曲目に収録されている“So Many Ways”を聴けば、このアルバムの良さを理解できる感じがする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. So Many Ways 02. Daughter of Light 03. High Out of Time 04. Only Love Is Real 05. There's a Space Between Us 06. I'd Like to Know You Better 07. We All Have to Be Alone 08. Ambrosia 09. Still Here Thinking of You 10. It's Gonna Work Out Fine
Ode Recordsk-69
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Carole King / Wrap Around Joy
(1974) キャロル・キングの6枚目のアルバムは、ルー・アドラーのプロデュース。 全米チャートで久々の1位となったアルバムで、先行シングルの“Jazzman”がチャートの2位とリード・シングルの役割を果たした結果だと思える。この曲ではトム・スコットの伸びのあるサキソフォーンが印象的である。 1枚ごとに音楽的な幅を広げているキャロルの聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Nightingale 02. Change in Mind, Change of Heart 03. Jazzman 04. You Go Your Way, I'll Go Mine 05. You're Something New 06. We Are All in This Together 07. Wrap Around Joy 08. You Gentle Me 09. My Lovin' Eyes 10. Sweet Adonis 11. A Night This Side of Dying 12. The Best Is Yet to Come
Ode Recordsk-69
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Carole King / Fantasy
(1973) キャロル・キングが新たな可能性を感じさせた5thアルバム。ルー・アドラーのプロデュース。 ジャケを見ると白人より黒人の方が多く描かれているようだ。このアルバムでキャロルは大きくソウル寄りに傾倒している。マーヴィン・ゲイやダニー・ハサウェイに影響を受けているようだ。 前作から参加しているハーヴィー・メイソンとボビーウ・ホールの打楽器が良いうねりを生んでいる。 ソウル・ファンに聴いて欲しいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Fantasy Beginning 02. You've Been Around Too Long 03. Being at War With Each Other 04. Directions 05. That's How Things Go Down 06. Weekdays 07. Haywood 08. A Quiet Place to Live 09. Welfare Symphony 10. You Light Up My Life 11. Corazón 12. Believe in Humanity 13. Fantasy End
Ode Recordsk-69
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Carole King / Rhymes & Reasons
(1972) キャロル・キングの4thアルバムは、ルー・アドラーのプロデュース。 このアルバムは、今までよりシンプルな感じに仕上がっている。しかし、その中に力強さを感じられるのが、キャロルの特徴かもしれない。 T-1〜4まではキャロルとトニ・スターンとの黄金コンビで曲が作られているが、このアルバムで最後となってしまう。 全米チャートで2位となった、聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Come Down Easy 02. My My She Cries 03. Peace in the Valley 04. Feeling Sad Tonight 05. The First Day in August 06. Bitter with the Sweet 07. Goodbye Don't Mean I'm Gone 08. Stand Behind Me 09. Gotta Get Through Another Day 10. I Think I Can Hear You 11. Ferguson Road 12. Been to Canaan
Ode Recordsk-69
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Carole King / Music
(1971) キャロル・キングの3rdアルバムは、引き続きルー・アドラーによるプロデュース。“Tapestry”のヒットを受け、1972年に全米チャートで1位を記録した。 “Tapestry”はホントに良いアルバムだが、そのためにこのアルバムの良さが隠れてしまっているのが残念でならない。前作がキャロルの個の魅力だとしたら、トータル的なクオリティーはこのアルバムの方が上回っていると思う。しかし、代表的なアルバムとなると“Tapestry”になってしまうだろう。 “Song of Long Ago”での包み込むようなジェームス・テイラーのコーラスが素敵だ。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Brother, Brother 02. It's Going to Take Some Time 03. Sweet Seasons 04. Some Kind of Wonderful 05. Surely 06. Carry Your Load 07. Music 08. Song of Long Ago 09. Brighter 10. Growing Away from Me 11. Back to California 12. Too Much Rain
Ode Recordsk-69
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Carole King / Writer
(1970) キャロル・キングのソロでのデビュー・アルバム。ジョン・フィッシュバックのプロデュースで録音された。 ジェームス・テイラーやダニー・クーチ、チャールズ・ラーキーなどのバック・アップを受けて、優しくも力強いキャロルの魅力が詰まったアルバムとなっている。 1962年にザ・ドリフターズが歌った“Up on the Roof”のセルフ・カヴァーが収録されている。 個人的には“Child of Mine”がこのアルバムのベスト・トラック。 ソングライターとしてのキャリアがあるので、デビュー・アルバムなのに安心して聴くことが出来るクオリティの高いアルバム。 《songlist》 01. Spaceship Races 02. No Easy Way Down 03. Child of Mine 04. Goin' Back 05. To Love 06. What Have You Got to Lose 07. Eventually 08. Raspberry Jam 09. Can't You Be Real 10. I Can't Hear You No More 11. Sweet Sweetheart 12. Up on the Roof
Ode Recordsk-69
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Carole King / Tapestry
(1971) いつ聴いても新鮮な気持ちで聴けるアルバム。真っ直ぐに歌いかけるようなキャロルの歌声のせいだろうか…。 時代が必要としたアルバムのひとつ。 《songlist》 01. I Feel the Earth Move 02. So Far Away 03. It's Too Late 04. Home Again 05. Beautiful 06. Way Over Yonder 07. You've Got a Friend 08. Where You Lead 09. Will You Love Me Tomorrow? 10. Smackwater Jack 11. Tapestry 12. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman
36位 Ode Recordsk-69