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Cassandra Wilson / Belly of the Sun
(2002) カサンドラ・ウィルソンのセルフ・プロデュースによる15枚目のアルバム。 このアルバムは、ジャズでは無くブルースを前面に出した内容で、大半はミシシッピ州のクラークスデールの駅で録音されている。 深い味わいのあるカサンドラのヴォーカルが、存分に堪能出来るアルバムとなっている。しかし、歌っている曲はブルースだけでは無く、ザ・バンドの“The Weight”や、ボブ・ディランの“Shelter from the Storm”、ジェームス・テイラーの“Only a Dream in Rio”、ジミー・ウェブの“Wichita Lineman”のカヴァーもある。 ニューヨークに戻って録音したアントニオ・カルロス・ジョビンの“Waters of March”と、日本盤のボーナス・トラックの“Corcovard”は意外な選曲だが、何気に良い。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. The Weight 02. Justice 03. Darkness on the Delta 04. Waters of March 05. You Gotta Move 06. Only a Dream in Rio 07. Just Another Parade 08. Wichita Lineman 09. Shelter from the Storm 10. Drunk as Cooter Brown 11. Show Me a Love
Traveling Miles Glamouredk-69
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Cassandra Wilson / New Moon Daughter
(1995) カサンドラ・ウィルソンの代表作と言えるアルバム。クレイグ・ストリートのプロデュースで行われた。グラミー賞の最優秀ジャズ・ヴォーカル賞を受賞したが、このアルバムはジャズと言うよりもブルース・アルバムでは無いだろうか。 演奏に特徴のあるビリー・ホリデイの“Strange Fruit”は、ズッシリと心に響いてくる。 U2の“Love Is Blindness”は最高の出来のカヴァーとなっている。カサンドラの歌心が存分に発揮されているようだ。 ニール・ヤングの“Harvest Moon”は、ブルース・テイストにアレンジされているが、やはり演奏と歌が抜群に良い。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Strange Fruit 02. Love Is Blindness 03. Solomon Sang 04. Death Letter 05. Skylark 06. Find Him 07. I'm So Lonesome I Could Cry 08. Last Train to Clarksville 09. Until 10. A Little Warm Death 11. Memphis 12. Harvest Moon
Blue Light 'Til Dawn Traveling Milesk-69