近鉄 8000系 8069F アルミ試作車 冷房改造後

0

■実車について
当時近鉄では唯一のアルミ車8000系も他の編成と同じくサービス向上のため冷房装置が搭載される改造が行われました。その後塗色変更も行われました。冷房改造時点で他編成と同じく機器の見直しが行われ、パンタもMc車、M車とも1基に改められ、取付位置も若干端面に移設されました。

■模型について
冷房改造、塗色変更後を製作しました。こちらは屋根をプラバン2枚を接着し、アールをサンドペーパーで削り出す方法で製作しました。アールの削り出しは結構大変で、GMの2600系の屋根を使用したほうが断然楽な作業でした。登場時の編成とは床下機器も異なるため実車にできるだけ近くなるように製作しました。(Mc車、Tc車はGMの8600系の床下機器をほぼそのまま使用できまました)前面のパーツは屋根部分のアールを修正し、ヘッドライトはΦ1.6mm真鍮パイプを使用して、Φ1mmの光ファイバーを差し込んで表現しました。前面の行き先表示部分は、Φ0.25mmの真鍮線で枠を製作し塗料を接着剤にして固定しました。パンタ台は8000系アルミ車登場時と同じく2段碍子とし、屋根の配管も行っています。思い入れの大きい車両が出来上がりました。

2024.5.14 投稿

Default