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パイロット デスクペン
パイロット万年筆は大正7年創業、(前身の並木製作所)ケースのロゴマークは浮き輪マークなので大正八年創業期から昭和中期まで使用、ペン先の刻印も同時代の物、ボディーは樹脂軸なので昭和初期辺りの物かと思いましたがインクサックは戦後のパイロットスーパー万年筆の時代の物なので、もしかすると輸出用なのかもしれません、如何せんデスクペンの資料が全く見つからないのでまぁ新しくても1960年代後期。ペン先は鉄ペンなので薄っすら錆が浮いていましたがメッキ剥がれは極小。分解整備でペン先を外して刻印を確認すると1963年製と判明。 筆致は中細、カリカリ感は皆無、紙当たりは滑らかで工業製品とはいえ人の手が当たり前に入った良い書き味です♪
万年筆 PILOT 1950年代貴方の手は何時も青い♡
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Lady Sheaffer Skripsert IV
モデル-Lady Sheaffer Skripsert IV-ペイズリーゴールドオンブルー。 ペイズリー柄の彫金に青いエナメル仕上げ、ペン先はステンレス製のTriumphラップアラウンドポイントの、青いグリップ。そしてキャップにはクリップが付いておりません、(写真6枚目)初めての経験?無しなんだ…へぇー(何故無いかは今後の課題) 全体像は細身で数本所蔵のレディシリーズの中でも最細、何故かキャップはしっかり閉まっているがクルクル回る仕様。(写真7枚目銀色の部品がフローティングされている) ペン先はステンレス製でペンポイントが反り返り極めて硬く全くしならない、今回のペン先は前所有者の癖か落下による変形か不明だが、非常に書き辛いのでジャンクボックスより14Kのペン先を召喚!して交換しました。(太目の細字) インクはカートリッジ、コンバーター併用 トライアンフ ラップアラウンド(巻きペン先)の背景 1930時代はカーボン用紙が普及し※1、筆圧をかけなければ、複写できなかった。 (若い方はご存知ないかもしれませんね。) そこで、シェーファー社の宿敵、パーカー社が「Parker51」※2を1941年に発売する。 パーカー社は、これまでのオープンタイプのペン先ではなく、プラスチック製のフードに覆われていて、 少しのペン先が見える「フーテッド・ニブ」という物をを採用した。 ペン先がペン軸に覆われているため、より筆圧をかけられる。 結果的に、Parker51は1941~1970年後半まで、30年間にわたり2千万本以上が売り上げられたと大ヒット。 このような背景をもとに造られたのが「トライアンフ・ニブ」なのだ。 つまり、このガチガチに硬いペン先は複写にも使える為に生み出されたペン先だそうです。 ※1 http://www.general-jp.com/gene_history/gene_history2.html#history-area2 ※2 https://en.wikipedia.org/wiki/Parker_51
万年筆 Sheaffer 1950年代貴方の手は何時も青い♡
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MONTBLANC 254 OB
254の恐らく中期型でキャップリングの刻印に☆254☆が有るので、1957〜1959、インク窓はクリアなので中期の前期1957〜8ではないかと推測。ペン先はオブリーク太字(傾斜文字)所謂斜体文字用で太字 表記はOB(oblique)漢字を書くと横が太く縦は細くなります。万年筆のフォルムはもうポヨンとした葉巻き型、何処を取っても角が無く素晴らしい。当時のセカンドラインとはいえ、充分高級筆記具なので今使っても気持ちよく書けますね、基本は太字ですが流石に此方は常用組にははばかられるのでインクを入れてサイン用にデスクトップ待ち。最近改めて使ったところ、どうやら普段使いも書き易い、、、。オブリリーグのペン先は漢字もしっくり来ますよ。
万年筆 MONTBLANC 1950年代貴方の手は何時も青い♡
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MONTBLANC No.042 Monte Rosa
Monte Rosa 1950年台の学生ペン 尻軸にモデル番号の刻印があるタイプは、1954-1956年に製造された前期型 よく使いこまれていそうだがペン先は鉄ペン、変な癖はついてない模様でこの子も実に書き易い、そのうちもっと状態の良い物に出会いたい。そう云えばO42 Gという金ペンもあるとのことです。モンテローザの刻印を見れるようにしました。
万年筆 MONTBLANC 1950年代貴方の手は何時も青い♡