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サイケデリック戦士/ホークウィンド モーターヘッドのレミーが在籍。
「シルヴァー・マシーン」のヒットで日本でもおなじみの英サイケデリック・スペース・ロック・バンド、1974年リリースの五作目「永劫の宮殿」からのシングル・カット。デイヴ・ブロック、ニック・ターナーの二大巨頭を軸に、この時期のラインナップにはヴァイオリンとキーボードで元ハイ・タイド、サード・イヤー・バンドの名手サイモン・ハウスが参加。そして当然後に「エース・オブ・スペーズ」で大ブレイクのレミー・キルミスターがヴォーカルとベース。シンプルだがキャッチーなメロディーを、ひたすら反復してはトランスに入っていくという、まさにサイケなスペース・ロックとしか言いようのない芸風の佳曲。全裸で踊る女性ダンサーもメンバーもいたし、派手なライトショウなど視覚上のステージ演出は、これも当時のグラム・ロックの範疇で語ることもできそうです。ただし、このシングルが発売されたころには、明らかにかれらの人気にも翳りが。クイーンが既に登場していただけの理由では勿論ありませんが、なんかしらんけれどあの頃は次々に色々な面白いのが出てきましたから。
スペース・ロック 7" Single リバティ揖斐是方
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バングラ・デシュのコンサートに出演したドン・プレストン 「魂のブルースマン」 レオン・ラッセルとシェルター・ピーブル
フランクのではなくレオンの方の手下のドン・プレストン。ソロ・アルバムの日本盤LPです。印象的なバックカバーはなく、歌詞が掲載され、帯の裏に解説が。すべてこうすると、帯の残存率は上がったかもしれません笑。ラッセルが引き連れていたシェルター・ピープルの一人で、バングラ・デシュのコンサートにも出演していました。ただしこのアルバム、プレストン自身の決定的な個性に欠ける。ただ、もしもラッセルのシェルターとも南部のスワンプ・ロックとも無縁のアプローチでのアルバムだったとしたら、もう少しぱっとした可能性はあったのではないかと思うのですが。#アナログ #leonrussell
ロック LP, Album フォノグラム揖斐是方
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サンダウン/ゴードン・ライトフット Gordon Lightfoot
そして、ゴードンとくればこの曲は外せない、ライトフットの1974年、日本以外での大ヒット「サンダウン」です。これはスペイン盤のシングルですが、日本盤シングルも同じ写真を使用していたと記憶しています。カナダを代表するシンガーソングライターの一人でありながら、この人は日本では人気がありません。渋すぎるのか? 確かにニール・ヤングだとかレナード・コーエンと比較すると厳しいのかもしれませんが、それはあくまでも日本での見方。この名曲などとともにもっと評価されて然るべき人物だと思います。長い間、勝手なイメージを抱いていたこの曲の歌詞の世界、正確に内容を知った時にはいささか驚いたものです。#アナログレコード #SSW #1974 #カナダ #7inch
ロック 7" Single リプリーズ揖斐是方