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涙を獅子のたて髪に 藤木孝
藤木孝の作品はご本人が亡くなっても追悼盤としてすら一向にシーデー化の気配すらありません。発表したレコードは少なく無いはずなのですが。彼と加賀まり子の出演作で篠田正浩監督、寺山修司脚本の映画「涙を、獅子のたて髪に」(1962年・松竹)の中で歌われる「地獄の恋人」。これがすごすぎる。このレコードではきちんと伴奏がついたヴァージョンなのですが、映画の中では踊りながらのアカペラ、アウトサイダー・ミュージックとしても(?)一聴の価値があります。ちなみにそちらのヴァージョンは武満徹のCD全集に収められています。#アナログ #シングル盤 #寺山修司
カルト愛唱歌 テイチク 五桁。揖斐是方
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浜田幸一 『生まれたからには』生きねばならぬ。ああそうですか。
二枚組の自主製作ソリッド・センター33回転コンパクト盤。ジャケットに角栄との写真をもってくるあたりの氏の思惑がなんとも。浜田幸一後援会の企画。歌詞のゆるぎない確信はまあ仕方がないか、「生まれたからにはいきねばならぬ 生きていりゃこそ花も咲く」作詞・本人。「汗と涙の塩味を 政治にいかし大衆の 明日の幸せ求めつつ 青空見上げて吾は往く」作詞・本人。「人に幸せあげるよう そんな男になるのだと 教えてくれたお母さん」作詞・作曲 川内康範(!) そこにハマコー後援会歌、「燃えるハマダ」が。「自由と平和守らんと いのちをかける風雲児 おお浜田幸一 今ぞゆく」。やれやれ。#カルト歌謡 #愛唱歌 #コンパクト盤
カルト愛唱歌 プライベート盤 失念揖斐是方