-
AUTO TAMRON 28mm F2.8
タムロンの広角レンズ。タムロンお得意のマウント交換式レンズだが、アダプトールではなくアダプトマチックと言う古い世代の交換マウントのレンズ。 タムロン公式HPの紹介では、同一スペックでフィルター径58mmのものは紹介されているが、この個体は62mm径。多分年代が古いものと思われる。 フィルター径58mmのモデルが1972年に登場しているようなので、それ以前のモデルと思われる。同時期のNikonやCanonの28mmF2クラスと比べても明らかに大きいのはご愛嬌。Nikon・Canonは近距離補正やアトムレンズなど、当時の最先端技術を投入したハイスペックレンズだったが、こちらは普通の硝材を使い、ローコストでF2.8を達成したのだろうから致し方ないと思われる。 最短撮影距離22㎝を達成しているのはさすがタムロンだ。 この個体は、カメラのキタムラ高知堺町店のジャンクコーナーにて入手。M42マウント付きで1,200円也。ジャンクだが、フロントキャップがない以外は特に不具合はない個体だった。 まだテスト撮影程度だが、描写は可もなく不可もなくといったところか。廉価レンズとしては頑張ったほうだと思う。 #オールドレンズ #広角レンズ #タムロン #AUTO_TAMRON_28mm_F2.8
オールドレンズ TAMRON 1,200円gs151h
-
Ai Nikkor 50mm F1.2S
NIKONのハイスピード標準レンズ。 1981年(全身のSなしまでさかのぼれば1978年)発売のオールドレンズだが、一昨年のMF Nikkor 販売終了までカタログ搭載モデルとして残ったレンズでもあります。 50mmジャストでF1.2の一眼レフ用レンズとしては、ペンタックスに次ぐ速さで誕生したレンズでもあります。 良くも悪くも、開放はNikkorらしからぬとろとろの描写。しかし、絞ればしっかり固くなっていくのはさすがNikkor。 新品は入手できなくなったが、中古は玉数豊富で入手は容易。他社の50mm F1.2と比べても割安な個体も多いので、ある意味ねらい目のレンズかもしれません。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/35
オールドレンズ Nikon 不明(数万円のはず)gs151h
-
Vivitar MC 50mm F1.7(Kマウント)
アメリカのカメラ関連商品販売商社、Vivitarの標準レンズ。 かつては、日本製のカメラ、レンズをOEMで発注し、自社ブランドにて販売していたブランドだが、このレンズは中国製。 調べると鳳凰光学という会社にたどり着く。 この鳳凰光学は日本のヤシカと提携していて、ヤシカの一眼レフをベースとして自社ブランドの一眼レフを生産、それをベースにVivitar向けの製品を作っていたようだ。 じゃあ、このレンズはヤシノンをベースにしているかというと、それもまた違うようです。 調べるとたどり着いたのがシマ光学。かつて一眼レフを生産・販売していた東京光学(トプコン)の下請けをしていた会社で、東京光学がカメラ撤退時には、トプコンブランドで販売予定であった一眼レフの権利を譲り受け、自社名で生産・販売するとともに、主としてズームレンズを各種マウントで生産・販売していました。 レンズのほうはカメラ雑誌等での評価は低くなかったようだが、一眼レフもAFという時代に突入すると、技術力の不足はいかんともしがたく、中国企業に身売りと相成ったようだ。 このレンズは、シマ光学が自社製一眼レフ用に準備したものを中国での生産に適した形に一部改良して生産したものとのことだ。つまり、世が世ならトプコンのレンズだったかもしれないレンズです。 一時は、PHENIXブランドで各種マウントで新品が格安で売られていたようだが、残念ながら、必ずしも評価は高くなかったようだ。 少し使ってみたが、新品で買って現代レンズだと思って使うと残念な感じだが、オールドレンズだと思えばさほどがっかりはしない描写。開放はハロが多くピント合わせに難儀する傾向があるが、絞ってもボケは汚くならず、それなりに使えると思います。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/25 #オールドレンズ #標準レンズ #Vivitar #鳳凰光学 #シマ光学 #トプコン #Vivitar_MC_50㎜_F1.7
オールドレンズ Vivitar 6,100円gs151h
-
Distagon 2.8/28 MMJ
CONTAXの広角レンズ。 CONTAX初期には、ドイツ製のDistagon2/28がラインナップされていたが、中望遠レンズと見間違う長さと、高価な価格のため、廉価版として登場したのがこのレンズ。 最初から日本製で、一見すると平凡なスペックだが、最短撮影距離0.25mと、普通の28㎜レンズより寄れるので使いやすい。 Zeissらしく、発色がよくコントラストも良好なので、デジタル用にも活用しやすいレンズ。 CONTAX用レンズの入門にも最適だと思う。実は私もこのレンズからCONTAX沼に入りました(笑) このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/31 #オールドレンズ #広角レンズレンズ #CONTAX #Distagon_2.8/28_MMJ
オールドレンズ CONTAX 20,000円代gs151h
-
SMC PENTAX-M 28mm F3.5
ペンタックスの広角レンズ。 28mm F3.5というスペックはペンタックスの広角レンズの伝統的スペックで、いずれも描写は良い。 SMC PENTAX-Mはこの伝統のスペックの最終型。このころから広角ズームが普及し始め、開放値で見劣りするF3.5はズームレンズにとってかわられるようになった。そのため、次の世代であるSMC PENTAX-Aには28mmF3.5はラインナップから外れてしまった。 この個体はカメラのキタムラのネット中古で見つけたもの。純正角形フード(プラスチック製)付きで6,000円と比較的お安く手に入れた。APS-C機で使えば、42mm相当の画角になり、0.3mまで寄れるので扱いやすい。 オールドレンズ入門にもおススメです。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/22 #オールドレンズ #広角レンズ #ペンタックス #SMC_PENTAX-M_28mm_F3.5
オールドレンズ 旭光学 6,000円gs151h
-
Ai Nikkor 50mm F1.8S
1980年に登場した廉価版標準レンズ。 長らくニコンの廉価版標準レンズであった50㎜ F2の後継として誕生した「Ai Nikkor 50mm F1.8」の光学系はそのままに、絞り周りをプログラムAE対応にするとともに、鏡筒を短縮化、「パンケーキレンズ」と言ってもいい外観に仕上がっている。 それでいて最短撮影距離は45㎝(国内版、海外版は60㎝)とテーブルフォトにも使いやすいレンズ。 ニッコールらしく、シャープな印象のレンズだが、開放ではソフト。オールドレンズ入門用としてもおススメだが、最近は価格が高騰しているようである。 この光学系はその後、AFAiニッコール、AFAiDニッコールにも引き継がれているので、AFで使いたい方はそちらをセレクトするのもよいかと思う。 #オールドレンズ #標準レンズ #ニコン #Ai_Nikkor_50㎜_F1.8S
オールドレンズ Nikon 10,000円位gs151h
-
Nikkor-Q・C Auto 200mm F4
ニコンFマウント用望遠レンズ。焦点距離200㎜(20cm)としては初期の設計のタイプをマルチコート化したもの。 ゴムローレットなしの古典的なデザインだが、発売は1974年と遅め。後継は同じスペックのNew Nikkorだが、光学系が異なっているそうです。 New Nikkor以降の200mm F4と比べると、こちらの方がシャープな描写との評も聞きます。 先日、デジタル一眼で使ってみましたが、確かにシャープで現代でも通用する性能を持っていると思います。 #オールドレンズ #望遠レンズ #ニコン #Nikkor-QC_auto_200㎜_F4
オールドレンズ Nikon 5,000円ぐらいgs151h
-
Nikkor-H・C Auto 50mm F2
1970年代前半の、ニコンの普及型標準レンズ。外観、光学設計はほぼそのままに、マルチコート化したレンズ。 遠景がシャープなだけでなく、近接撮影での描写性も良いらしいが、最短撮影距離が60cmのため、その良さを実感しづらいのは残念。 この個体はカメラのキタムラネット中古で見つけたもの。お約束のグリス切れがあるが、それ以外は問題のない個体。値段以上の働きをしてくれるレンズです。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/4 #オールドレンズ #標準レンズ #ニコン #Nikkor_H_C_Auto_50mm_F2
オールドレンズ Nikon 6,000円ぐらいgs151h
-
Nikkor-H Auto 50mm F2
前回投稿した「Nikkor-S Auto 5cm F2」の改良型として1964年に登場したレンズ。 ニコンの普及型標準レンズとして、改良を重ねながら、同一の基本設計で15年にもわたる長期間販売されたレンズの初代。 実は、私が初めて所有した一眼レフ「ニコマートFT」についていたのもこのレンズ(但し、この個体ではない)でした。 モノコートであるが、解像度は高く、白黒フィルムとの相性が良かった記憶があります。 デジタルでも、解像度の高さは健在。ただ、のちのマルチコート化されたタイプと比べると、少し発色が地味な印象も受けます。 この個体は、Df購入後に、Ai改造済みの個体をカメラのキタムラのネット中古で探して購入しました。
オールドレンズ Nikon 10,000円位gs151h
-
New Nikkor 55mm F1.2
1975年に発売開始されたニコンの大口径標準レンズ。当時のフラッグシップカメラであったNikonF2の標準レンズとしての位置づけだった。 それまでの55mm F1.2と基本的な設計は同じだが、硝材の変更とともに最短撮影距離を0.6mから0.5mに短縮している。 この後、カメラへの絞り値伝達方法の変更(Ai化)に伴い、一部デザインと絞り伝達機構を改めたAi Nikkor 55mm F1.2が出たが、短命に終わり、50㎜ F1.2にバトンタッチした。 この個体はカメラのキタムラのネット中古で見つけたもので、グリス切れ、所謂「カニ爪」欠品の状態で入手したものを、オールドニコンのリペア専門店「キィートス」に持ち込んで、グリスアップとカニ爪の取り付けをしてもらったもの。ニコンの標準レンズの中で一本選べと言われたら、躊躇なくこのレンズを選びますね。それだけお気に入りです。 #New_Nikkor_55mm_F1.2 #オールドレンズ #標準レンズ #カメラのキタムラ #キィートス
オールドレンズ Nikon 20000円位gs151h
-
Nikkor-S・C Auto 55mmF1.2
Nikkor-S Auto 55mmF1.2のマルチコートバージョン。主にニコンF2の標準レンズとして販売されたもの。 以前掲載した、Nikkor-S Auto 55mmF1.2と比べてコントラスト高めに感じるのはマルチコートのおかげだろうか。 ニコンは他社のようにマルチコートに名前を付けず、単純にCを追加しただけだったようだ。 Nikkor-S Auto 55mmF1.2は「Nippon Kougaku」の刻印だったが、この個体は「Nikon」になっており、1971年以降のモデルであることがわかる。 Ai改造済み、整備済み品をカメラのキタムラで購入。ヘリコイドの動きもスムーズ、大事に使っていきたい。 #Nikon #Nikkor-S・C_Auto_55mmF1.2 #オールドレンズ #標準レンズ
オールドレンズ Nikon 35,000円位gs151h
-
CANON FD 55mm F1.2 S.S.C.
CANONの大口径標準レンズ。以前掲載した「FD 55mm F1.2」の発展型で「S.S.C.」は「スーパー・スペクトラ・コーティング」の意味らしい。 現代では単純にマルチコートというところ、昔は各社いろいろな名称をつけて、自社のコーティングの優位性をアピールしていた。 絞りのF16の次の"A"はシャッタースピード優先AE用のポジションで、その後、プログラムAE搭載のA-1が出た際には、AE(絞り優先AEも含めて)時に使うポジションとなった。 S.S.Cのおかげか、「FD 55mm F1.2」よりかはコントラスト高めで扱いやすい思う。特性を理解すればデジタルでも十分に使えるレンズ。 カメラのキタムラにて、整備済み品を入手しています。 #オールドレンズ #CANONFD55㎜F1.2 #CANON #標準レンズ
オールドレンズ CANON 35,000円位gs151h
-
Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 AEJ
1974年に、ドイツのカールツァイスと日本のヤシカが提携して発売された、CONTAX RTSのために準備された標準レンズ。この個体はシリアルから初期のものとみられる。 カタログで自ら「標準レンズの帝王」と名乗っただけあってなかなか良い描写をすると思う。デジタルで使っても楽しい1本。 初期ロットは「当たり玉神話」があり、妙なプレミアムが乗ることもあるが、値段分の差があるかといわれると? 3枚目の写真にあるように、F2あたりで手裏剣型の絞り形状になるので、これが苦手な方は後期ロットをお勧めします。 #オールドレンズ #CONTAX #ヤシコン #Planar50㎜F1.4 #富岡光学
オールドレンズ CONTAX 不明 (中古購入)gs151h