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ツアイス三種の神器 Carl zeiss Planar 135/3.5
カールツァイス大判レンズの三種の神器、プラナー135mm、ビオゴン75mm、ゾナー250mmです。 その中の標準レンズのプラナーです。 元は、戦時下の航空写真撮影用に開発された様な話を聞きました。 地上を歪み無く撮影する事は、とても重要な事だったのでしょう…… プラナーとは、平坦を意味するplan (プラーン) が語源です。 135mm F3.5 Planarは、30年程製造されていますが、 此の年代のレンズが1番シャープで解像度もトップだと言われています。 レンズの硝材が良いとの噂です。 絵画の撮影用に購入しました。 撮影した作品が、別の作品なったと言われました。 よく写る事は、違う意味でも、秘めたる可能性を含んでいます。
中・大判カメラ Carl ZeissFortune Lens
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マミヤ Mamiya RB67 Pro SD / EKTAR 127mm
KODAK EKTAR 127mm F4.7 グラフレックスエクターの魅力に取り憑かれ、改造した物です。 50年代のハリウッド映画のポスターにエクターの作例を見つけ、RB67 professional SD Bodyに リンホフボードを取り付け改造しました。 グラフレックスエクター、コマーシャルエクターと、コダックの名声を高めたエクターレンズです。 EKTAR 127mm用に、最短約45cm~無限大にヘリコイド調整してありますので、風景撮影にも使用できます。 リンホフボード仕様ですので、リンホフボードの90mm~180mmの 4x5のレンズに交換しても撮影出来ます。 4x5のようにピントグラスを除かなくても、シャッターチャージしてミラーをセットしてファインダーを覗くだけでピントが合わせられます。後は、レンズのシャッターを閉じて、シャッターチャージしてシャッターを切るだけです。 モデルのバストショット用に改造したもなので、1-5mのディスタンスで最高の描写性能を発揮します。 ロールフィルムがないので、デジタルロールフィルムバックを作って撮影してみました。 このデジタルバック Wifi仕様なので、車の中からiPhon、iPadで撮影出来ます。 寒い日には、とても便利です。
KODAK EKTAR 127mm F4.7 中・大判カメラ マミヤFortune Lens
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Carl Zeiss Jena Biotar 75mm F1.5 + Contax RX
ビオターは、戦前、戦後と3バリエーションがありますが、最終のプリセット絞りのビオターです。 鏡胴が太くなり圧倒的な存在感です。 またプリセット絞りなので、使い勝手も良いレンズだと思います。 ビオターの個性を、生かせるのは「CONTAX RX」しか無いと思い、CONTAX RX 発売当時に、EXAマウントをC/Yマウントに改造して使っています。 大口径レンズ故の、ピント範囲の浅いレンズですので、RXのフォーカスエイドを利用する事で、ピントの合った写真を撮影することが出来ます。 また、解放による、露出オーバーも1/4000sを搭載するので、日中でも解放で撮影することが出来ます。 フードは必需品なので、CANONのフードをネジ止めしてありますが、ドライバーで外せます。 ツァイス プラナーの、発展型であるビオターは、温調のあたたかい発色と収差の効いた物凄いボケ味(グルグルボケ)により、製造から半世紀以上が経過した今も、オールドレンズファンを魅了し続ける、個性豊かなレンズと思います。
カスタムレンズ C.Y. Carl ZeissFortune Lens
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Miroflex Biotessar 135/2.8 Digital_Virsion
Miroflex A Biotessar 135/2.8 《1929年》 カールツァイス財団がツァイス・イコンをカメラ部門として、最初に発売した折り畳み式1眼レフカメラがミロフレックスです。財団傘下になる前にイーハーゲーが既に開発完成していたものです。 A型は、6×9cm少し小振りな珍しいサイズの大名刺判です。 B型は、9×12cm(シノゴに近い手札判) 折畳みできる1眼レフで、何と最高速度は1/2000秒です。この時代に1/2000現代でも十分通用します。 透視ファインダーを使うクラップカメラとしても使えます。レンズボードは左右に15mm程シフトします。 搭載のBiotessarは、1929年に、Zeiss Ikon社の中・大判カメラ Miroflex に搭載する交換レンズとしては市場供給されています。1931年にはBiotessarがTessarの後継モデルであると紹介されており、開放F2.8から非常にシャープな像が得られ性能的には、Tessar F2.7よりも明らかに優位、F3.5やF4.5まで絞ってもこれらを開放値とするTessarに勝るとも劣らない優れた描写性能であると解説されている。Tessar F2.8は戦後の1947-1948年に新種ガラスを用いた再設計で飛躍的な進歩を遂げ、球面収差と非点収差の補正効果を大幅に改善させている。が、Biotessarはこの改良されたTessar(戦後型)に対してさえ球面収差の補正効果では同等、軸上色収差では勝り、非点収差も肉薄する素晴しい性能を叩き出している。Sonnarもまだ登場していない1920年代半ばに旧来からのイエナガラスのみに頼る設計で、これほどまでに優秀なレンズが実現されていたのは、たいへんな驚きです。 1929年から、Zeiss Ikon社製の中判カメラMiroflex A型の交換レンズとして13.5cm F2.8のモデルが225本、大判カメラのMIROFLEX B型の交換レンズとして16.5cm F2.8が600本供給されたそうです。(spiral氏文献より、抜粋) https://spiral-m42.blogspot.com/2014/07/carl-zeiss-jena-biotessar-10cm-f29.html フィルムバックに、ソニーのα ILCE-QX1を直付けし、iPadでリモート撮影が出来るようにしたので、 ピント合わせが非常に楽になり、ダイレクトでデータが残せるのも気に入ってます。
フィルムカメラ ツァイス・イコンFortune Lens
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Zeiss Ikon Contarex Special + Carl Zeiss Planar 50mmF2
「コンタックス」の「レックス」王様 の名の通り、西ドイツ・ツァイスの最高級機フラッグシップ機です。一般向けのカメラとしては、コスト度外視の、当時世界最高の工作精度と部品で造られた、西独ツァイスイコン社最後の超弩級の超高級機です。 1959年に発売された初代コンタレックス I 型(通称ブルズアイ) は、セレン外光式露出計付でしたが、1960年には露出計無しでファインダー交換式にしたプロ用(学術用・天体用等専門用途向け)機が、コンタレックス スペシャルです!生産台数が2000台ととても少ない、超希少品です。
フィルムカメラ ツァイスイコンFortune Lens
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MITUTOYO 20X P-HEXANON
MITUTOYO 20X P-HEXANONという聞きなれないレンズに興味を抱き、 最近、映写機のレンズをコレクションし始めたので、 映写機のレンズかと思い「ポチ」っとしてしまいました。 HEXANON 小西六の製品だから、簡単に検索できると思っていたら、 大間違いでした。調べても、調べても情報がなく、 精密測定機器のMITUTOYO で調べてやっと、レンズ名だけがカタログの備考に載っているだけで、素性が分かりませんでした。 検索サイトを探し回っていると、アメリカのサイトでこのレンズが売りに出ていたので、 やっとのことで、精密機器の投影機の検査レンズであることがわかりました。 投影機=映写機 では無いことを初めて知りました。 テレセントリックレンズ ? テレセントリックレンズという聞きなれない名前のレンズでした。 「テレセントリックレンズとは主光線が焦点を通るように配列された光学系をいい、主光線が光軸に対して平行なレンズ、つまり画角が0゜となるレンズを指します。 一般の光学レンズを使用して、例えばピンの垂直度等を見た場合、画面の中央部では正確な画像が映し出されますが、画面の端部では視差により物体が曲がって映し出されます。 光学系にテレセントリックレンズを使用した場合、同倍率の光学系に比較して画面中央と端部の視差による歪みが極めて小さく、検査対象物が画面上の何れの場所に映し出されていても正確な画像情報が得られます。」 要するに、遠近感が出ない前景も背景も同じ大きさに写る、ただし被写界深度が極端に狭いレンズということらしいです。 《 作例 》 面白い撮影ができると思い、早速、改造に着手しました。 このまま、LUMIXに当てがうと、撮影ディスタンスが1〜10cmのマクロレンズ、鏡胴を撮影素子の0.5mm近くまで削りまくって、なんとか20〜150cmのディスタンスを得ることができました。本当は無限遠を出したかったのですが、焦点距離 約100mm f5.6位 のマクロレンズが出来ました。フルサイズだと蹴られるので、M4/3マウント仕様です。 3-4枚目の写真、被写体が前後しても大きさがあまり変わりません。だだ、ピントが外れた部分のボケは、想像以上に大きです。 5枚目の写真は、20cm位のワーキングディスタンスで撮影。20cm位の距離で設計されたレンズらしいので、このぐらいの距離で撮影するのが良いみたいです。 6枚目の写真は、50cm位のワーキングディスタンスで撮影。ピントが甘くなり始めました。発色も良好で、背景のボケも素直なようの気がします。 被写体を選ぶレンズですが、花のマクロ撮影には面白いかと思います。 撮影条件が揃ったら、ボケを生かした撮影したいと思います。
投影機 MITUTOYOFortune Lens
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KERN-MACRO-SWITAR
スイス・ケルン社から、スチルカメラ用としては唯一のアポクロマートレンズとして供給されました。美ぼけで、超有名なレンズです。高価ですが、 一度は使って見る価値は十分にあるレンズではないかと思います。 α7Ⅱに装着のレンズは、マクロスイター 50mmf1.9 *前列 - スイター 50mmf1.8 *左 - マクロスイター 50mmf1.8(ブラック) *中央 - マクロスイター 50mmf1.8(シルバー) *後列 - マクロスイター 75mmf1.9 各タイプ別の製造本数は、以下の通りです。 *スイター f1.8(シルバー)5785本 *マクロスイター f1.8(シルバー) 9,173本 *マクロスイター f1.8(ブラック) 1,146本 *マクロスイター f1.9(ブラック) 6,303本 いかに製造本数が少ないかと思います。 このレンズのお陰で、第二のマクロスイターを探し求める、 終わりの無い、標準レンズ探しの旅が始まってしまいました。
MACRO-SWITARFortune Lens