男のロマン! 幻のレンズを探して……

初版 2020/10/01 09:13

改訂 2020/10/01 09:19

レンズ好事家の方なら、富岡光学、ズノー光学のレンズが好きな方もいることと思います。

そういう事を話題にするぐらいだから、自分も大好きな一人であります。

豊かな描写、温調の色調に惚れ込んでいるのです。


最近、こまめに探しているのが、YSHICA LINX-1000です。

ヤシカ最後のレンズ一体型距離計連動レンズシャッター式カメラです。

当時としては、1/1000秒までのレンズシャッターと、F1.8と明るいレンズが搭載されています。また、セレン光電池による連動露出計を内蔵しており、ボディ上面とファインダー内に定点合致式の露出計指針が表示されます。

今でも、十分通用するカメラだと思います。


でも、集めている理由は、他の目的があるからなのです。

搭載のレンズは、富岡光学製が殆どらしいですが、中には、ズノー光学のレンズが含まれていると言う噂を聞きつけてしまったからなのです。

エンブレムがダブルネームで、YASHICA ZUNOW-1000なんて書かれていたら、

今の中古相場の10倍以上の価格で、流通しているのでしょうか……


外観からは判断がし難いので、分解してレンズを取り出して、富岡光学特有の部品構成か検証して、それ以外の部品構成なら、もしかしてズノー光学のレンズかも知れない。

真偽の程は、関係者しか分からないから、永遠に謎だろうけど……


このカメラは1960年製、翌年の1961年ズノー光学は倒産、ヤシカに買収されています。ズノー光学と、ヤシカは協力関係にあったらしく、ズノーカメラとヤシカ Pentamaticのデザインは、とてもよくにています。

巷では、このカメラ100万円? 同じ50mm F1.8です。

リンクス1000が1万円としても100台買えてしまいます。

ズノーペンタフレックス、完全自動絞りを備えた世界初の一眼レフカメラ


華々しいデビューを飾ったものの、製品の部品2000点余り全て外注、部品のバラツキによる、故障が多く製造されてのは500台以下、販売されてのは200台前後だったらしい……そんな希少性が、ズノー光学へロマンを掻き立てるのかも知れない。


ズノー光学倒産後に、社員の一部は大船光学へ転職したらしいです……

たまたま、昔、OFUNAR(オフナー 大船ー)と言うレンズを見つけ調べた結果、大船光学という会社が大船にかつてあったということです。

今は現存しない会社ですが、大船近郊に住んでいるので、何故か親近感があります。

見つけると、ついポチっとしてしまうことがあります。蛇腹カメラ全盛の頃の会社なので、OFNAR SIXが一番売れたようです。

よく映るレンズなので改造して、デジカメで使っています。(いつか紹介します)


カメラ1台をとっても色々と歴史背景があり、中々興味が尽きないのであります。

そんな出来事に、ロマンを感じているのは自分だけでしょうが……


ロマンが開花するのは、改造が終わって、モニターに映し出された映像が、

くっきりスッキリ、フワトロの写真でしたら、満開です!!


ZUNOU LINX-1000 開花するのでしょうか……




#コレクションログ

#思い入れ

デジタルカメラで、フィルムカメラの魅力を伝えられたらと思います。
フィルムカメラのレンズを、デジタルカメラでも使えるようにクラフトしています。

リンク先掲載を、ミューゼオ運営様に掲載確認をし、問題がないとのことなので掲載させて頂きました。
ミューゼオで来館されて気になるカメラを、出品してるかも知れないので、お暇なとき立ち寄って見て下さい。

https://www.mercari.com/jp/u/708520704/

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