ランボルギーニ カウンタック 25th アニバーサリー

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1987年にはランボルギーニの経営権は、ミムランからアメリカの自動車メーカー、クライスラーへと移る。そのクライスラーのもとで、最終バージョンとなる「カウンタック アニバーサリー」へと進化するのだ。
カウンタック アニバーサリーは、1988年から1990年までの間に、カウンタックのモデル中で最多となる657台が生産された。個性的なサイドシルやエアインテークなど、アニバーサリーに独自のディテールをデザインしたのは、現在ではパガーニ・アウトモビリ社を率いるオラチオ・パガーニ。インテリアはLP5000 QVの基本デザインを継承しているが、その使い勝手の良さや快適性、装備レベルなどは各部に強く表れている。
ミッドに搭載されるエンジンは、こちらもLP5000 QVと同様、5167ccのV型12気筒DOHC4バルブで、欧州仕様とインジェクションを使用する北米仕様の2タイプが設定されたことも変わらない。ダウンドラフト型のウェーバー製44DCNF型キャブレターを組み合わせる欧州仕様の最高出力は455ps。すでにこのアニバーサリーが誕生する時点で、親会社のクライスラーはカウンタックの後継車を開発することを決定していたから、新開発のエンジンをこのアニバーサリーに与える必要はないと判断したのだろう。

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