ブルマァクの超獣シリーズ アリブンタ

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我がアリブンタ棚で一際存在感を放つアリブンタがいる。
ブルマァクミニサイズのアリブンタだ。
ご覧の通り、とても不可解な姿形をしている。
体に比べ頭が大きく、目も黄色でかなり大きい。その代わり背中に生えている大きな角は畳まれているかのように控えめだ。
中古ショップのショーケースに飾られていたら一目でアリブンタと分かる人ばかりではないだろう。
抽象化されたデザインのブルマァクとはいえ、なぜ、ここまで奇抜なデザインとなったのか……
誰がなぜ、どんな目的でこのアリブンタを生み出したのか?

これから約3分。あなたの目はあなたの体を離れて、この不思議なアリブンタワールドに入っていくのです……

私が勝手に考えた可能性は大きく二つだ。(完全に非公式かつ、全くの空想なのでその点ご了承ください)

まず一つ目の仮説は生物学上のアリ、それも白アリからアプローチされたものであるという説だ。
ご存知の通り、家を荒らす害虫の代表である白アリだが、コロニー内での社会形成は人間顔負けである。
女王と王を中心に、食物の獲得や巣の構築などを担当する働きアリ、外敵からコロニーを護衛する兵隊アリ、コロニーが飽和した時に新しいコロニーを開拓するニンフアリとその役職がきちんと整えられており、女王と王が死んだ時にも、コロニーが崩壊しないように副女王、副王も設定されているという徹底ぶりだ。
その中でコロニー内に2〜3%存在する兵隊白アリが今回のアリブンタに似ているのだ。検索して頂くとお分かりになる(※気持ち悪いのであくまでも自己責任でお願いします)だろうが、普通の働きアリに比べ、頭の比率がとても大きい。
おそらくこちらのアリブンタを企画している最中で製作陣の家が白アリに侵食され、その恐ろしさからこのデザインを取り入れたに違いない。
さらに恐ろしい仮説が立てられる。
宇宙はアリブンタの大きなコロニーであり、我々の知るアリブンタはコロニー内の95%を占める働きアリブンタであり、このブルマァクミニアリブンタこそ戦闘に特化した兵隊アリブンタなのかもしれない。
あのアリブンタが最後の一匹だとは思えない…
ちなみに白アリの分類はアリ目ではなくゴキブリ目である。

二つ目の仮説はアリブンタ幼体説だ。
皆さんも知っての通り、アリブンタは何らかの形でヤプールに地球侵略を委託されたギロン人が地底破壊工作のために育てた超獣だ。
「アリブンタ はO型の血液が好物でな。おかげで逞しい超獣に成長してくれた…」
というギロン人のセリフからもそれが伺える。

女性のO型の血液を大量に摂取し、お馴染みの姿になったが、ギロン人が委託された幼体は頭でっかちで羽根や角も未熟なこんな姿だったに違いない。
…もしかすると幼体は何体かいたが、血液を摂取し成長できたのはこの一体だけだったのかもしれない。
あるいは共食いなど同種族同士の弱肉強食で生き残った一体なのかもしれない。
これが本当だとしたらメタリウム光線を脳天に浴びても効かなかったアリブンタの強さも理由がつく。
ギロン人による地底要塞化計画は綿密に練られたビッグプロジェクトだったのだ。

まったく、そんなアリブンタの幼体まで立体化させてしまうなんてブルマァクは恐ろしなぁ。






…まぁ、冗談はさておき、珍しいアリブンタなので、皆さん一つは持っておきましょう。

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    mjmat

    2022/05/12 - 編集済み

     僕もこれ持っているのですが(まだミューゼオにはUPしていません),第三の説を。
     当時,ブルマァクから発売されていたTACのメカのプラモや玩具の高価格帯の物には,おまけとしてミニソフビとは違うデザインの超獣(このアリブンタ同様妙に丸っこいバキシム等)ソフビが1~2個入っていました。ミニソフビと同じものでは,「持っているからいらない!」と言われかねず,販売促進につながらないため,別なものを用意した・・・のでは?凸凹が小さいと,おまけとして本商品の箱にも入れやすくなりますし。

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      神月≠デネブ

      2022/05/16

      コメントありがとうございます!大変貴重なご意見をありがとうございます!確かに、アリブンタのミニソフビ とはあえて差別化した作りをしているように思います。そう言ったプラモデルのおまけ的なアリブンタも当時存在していた可能性も高いので、今後とも調査、報告させていただきます。ありがとうございました!

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