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ベアモデル ウリンガ スタンダードサイズ 平成物
モロボシ・ダンのウルトラ念力にも匹敵する超能力を武器に、ウルトラマンレオを苦しめたウリンガ。 普段はウリーという子供の姿をしていて、かつてウルトラ警備隊でダンと同僚だったアンヌに良く似た女性に育てられていますが、その本当の正体は宇宙人の捨て子。 トゲトゲを強調した頭部とボディに真っ赤なモノアイ。ある種のヒーロー性すら感じさせるスタイリッシュなフォルムで、なかなか格好良いデザインの宇宙人ですね。エピソード的に「あるいはウリンガは、ダンとアンヌの間に出来た子供かも知れない」という部分も含んでいるだけに、どことなくウルトラセブンの要素が入っているように感じられるのもこのデザインのミソでしょうか。 そんなウリンガを平成14年(2002年)にレトロテイストでソフビ化したのがベアモデルです。 この時期までのベアモデルはどちらかというとブルマァク初期的な“ユルさ”や“粗さ”を持ち味とするメーカー、という印象が強かったのですが、このウリンガ辺りから少しづつブルマァク中期~後期の傑作ソフビ群を彷彿させるハイレベルな造形にシフトしてきた感があります。 着ぐるみの特徴を上手く消化したリアル寄りの造形でありながら、昭和の怪獣ソフビと並べても違和感を感じさせない抜群のレトロ感。個人的にウリンガは、ベアモデル怪獣ソフビのターニングポイントとなった傑作ソフビだと思っています。浅葱色の成型色に、クールなトーンのスプレーワークが施されたカラーリングも実に良い感じです。 #ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成14年(2002年) ウルトラマンレオ 第29話「日本名作民話シリーズ! 運命の再会!ダンとアンヌ 狐がくれた子より」dape_man
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ベアモデル メーサー殺獣光線車 ミニサイズ 平成物
同じ細胞から誕生した二体の人型怪獣の“骨肉相食む”戦いを描いた『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』。人間に友好的な“山のフランケンシュタイン”サンダと、人間を捕食する“海のフランケンシュタイン”ガイラ、主役はもちろんこの二体であるのは言うまでもありませんが、ある意味、この二体に匹敵するほどの鮮烈な印象を残したのが、この映画でデビューした東宝自衛隊の対怪獣兵器、メーサー殺獣光線車です。 マーカライトファープ(『地球防衛軍』登場)や原子熱線砲(『モスラ』登場)などと同様、東宝特撮映画お得意のパラボラ型の超兵器ですが、劇中ではガイラをあと一歩のところまで追い詰めた実力や、伊福部昭の劇伴曲「L作戦マーチ」との相乗効果もあって、高い人気を得て、その後の作品でも派生型が登場するなど、東宝特撮映画には欠かせない超兵器となりました。 ベアモデル製ミニサイズのメーサー殺獣光線車のソフビです。 こちらは単体で発売されたものではなく、別項で紹介したスタンダードサイズのサンダとガイラにそれぞれ付属していた上部パーツと下部パーツを組み合わせて出来る、おまけのミニソフビです。 当時物にありそうなヌルい造形が手のひらサイズと相俟って、何ともいえない「味」となっているミニソフビです。 #ゴジラ #ベアモデル #東宝 #ソフビ #怪獣
ベアモデル ミニサイズ 平成14年(2002年) フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラdape_man
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ベアモデル ガイラ スタンダードサイズ 平成物
琵琶湖の岩で裂かれたサンダの肉片が海に流れ込み、その細胞から誕生したのが“海のフランケンシュタイン”ことガイラです。 緑色の体毛に覆われた鱗状の体表を持つ人型怪獣で、人間に友好的なサンダとは異なり、人間を好んで捕食する、獰猛で残忍な性格の持ち主。そんなガイラが、羽田空港を襲撃した際に女性を捕食するシーンは怪獣映画史上に残るトラウマシーンとして知られていますが、個人的には東宝の名脇役、沢村いき雄氏演じる老漁師が、海中から漁船を狙っているガイラと目が合ってしまうシーンが怖かったですね。あれ、子供の頃に観ていたら絶対しばらくの間、悪夢にうなされていたと思います... こちらは平成14年(2002年)にイベントと通販限定で発売された、ベアモデル製スタンダードサイズのガイラです。 前項で紹介したサンダ同様、セミリアルに近い造形で、劇中のガイラの姿を上手く捉えた仕上がりとなっています。そういえば本編のガイラのマスクは中に入っている中島春雄氏の顔から直接型取りして作られたそうですが、このベアモデルのガイラ、眺めているうちに段々と中島氏の顔に見えてくるから不思議です。 口と、胸からヘソの辺りにかけて吹かれた赤スプレーも、獲物を捕食した後のように見えて不気味ですね。 5枚目の画像ではサンダと組ませてみました。やはり2体揃うと良いですね。ちゃんとガイラのほうをちょっとだけ小さく作ってある辺り、判っているなぁという感じです。 #ゴジラ #ベアモデル #東宝 #ソフビ #怪獣
ベアモデル スタンダードサイズ 平成14年(2002年) フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラdape_man
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ベアモデル サンダ スタンダードサイズ 平成物
昭和40年(1965年)に公開された『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン』から一部の設定を受け継ぎ、翌昭和41年(1966年)にパラレルな姉妹編として製作された『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』。 この映画において、前作のフランケンシュタインに相当する役どころで登場したのが“山のフランケンシュタイン”ことサンダです。 人間の俳優にメイクアップを施したフランケンシュタインと違って、着ぐるみで表現されたサンダは、見た目こそ茶色の体毛で覆われた松笠状の体表の人型怪獣ですが、フランケンシュタイン同様、人間に友好的な性格の持ち主。そんなサンダが、自身の細胞から誕生した“分身”とも言うべきガイラが自衛隊のL作戦によって追い詰められ、傷つく様を見て、思わず救出に飛び出してくるシーンは怪獣映画史上に残る名場面でしたね。 こちらは平成14年(2002年)にイベントと通販限定で発売された、ベアモデル製スタンダードサイズのサンダです。 この時期のベアモデルとしてはかなりリアル寄りな、レトロタイプというよりはセミリアルに近い造形で、劇中のサンダの姿を上手く捉えた仕上がりとなっています。ベアモデル好きとしては“純レトロ”な造形で見たかったところですが、適度に荒々しさを残した質感や、あっさり目の彩色など、当時物ソフビと並べても意外としっくりくるものに仕上がっているところはさすがです。 #ゴジラ #ベアモデル #東宝 #ソフビ #怪獣
ベアモデル スタンダードサイズ 平成14年(2002年) フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラdape_man
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ベアモデル ザリガニンド スタンダードサイズ 平成物
ゴリ博士が“海草怪獣”スピンコブラーを造り出す際、海草に寄生していたザリガニを怪獣化したザリガニンド(「海なのにザリガニ?」というツッコミは無しで 笑)。 ザリガニやヤドカリといった子供好きのする生物をモチーフとした怪獣で、親分格のスピンコブラーと共にスペクトルマンを大いに苦しめたタッグマッチ怪獣です。 ピンチになると巻貝状の尻尾に身を隠したり、単なる主従関係を越えたスピンコブラーとの「守り守られ」の共生関係など、その生態も実にユニークな怪獣でした。 こちらは2002年に発売された、ベアモデルのザリガニンド。 劇中のザリガニンドのイメージを上手くレトロタイプに落とし込んだソフビで、ボリューム感たっぷりの仕上がり。成型色のからし色と巻貝状の尻尾部分のメタリックグリーンのコントラストが見た目にも鮮やかです。 #宇宙猿人ゴリ #スペクトルマン #ベアモデル #ピー・プロ #ソフビ #怪獣
ベアモデル スタンダードサイズ 平成14年(2002年) 宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン 第30話「タッグマッチ怪獣恐怖の上陸!!」・第31話「あの灯台を救え!!」dape_man
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B-CLUB ブルマァク復刻版 タガール スタンダードサイズ 平成物
八丈島近海で“大ガニ怪獣”ガンザと対決するも、触手2本を切断され、片目を潰された挙句、敗走した怪獣、タガール(その後の生死は不明)。 『ウルトラマン』のチャンドラーやドラコ(初代)、『帰ってきたウルトラマン』のザザーン、『ウルトラマンA』のムルチ(二代目)、そして『タロウ』のオイルドリンカーらと同様、怪獣世界内の弱肉強食のドラマを描く為のかませ犬としての役割を課せられた哀しき怪獣ですね。とはいえ、タガール以前の歴代かませ犬怪獣たちはレッドキングやタッコング、ドラゴリー、アストロモンスなど、ウルトラシリーズの名だたるメジャー怪獣を相手にしていたので、かませ犬としての存在感もそれなりに発揮したりもしてましたが、タガールの場合は相手がガンザという、タロウ怪獣の中でもかなり地味な部類の怪獣ということもあって、その印象も今ひとつ...という感じになっています。 怪獣というよりも、同時期の東映あたりの等身大ヒーローものの怪人と言ったほうがしっくりきそうな、タコを人間体型にアレンジしたデザインも悪くはないのですが、ウルトラシリーズの怪獣としては捻りが無いというか、ちょっと物足りないような気がします... そんなタガールの、B-CLUB製ブルマァク復刻版のソフビ。 こちらもいわゆる幻11体シリーズ(ブルマァク時代に金型まで作られながらお蔵入りになっていた未発売のソフビ群)の一体で、2002年7月に発売されました。 前述したように、着ぐるみ怪獣としてのタガールはデザイン的にも造形的にも残念な印象の怪獣ですが、このソフビ人形のタガールはそうした印象を一変させる素晴らしい造形です。 流麗でしなやか、そして躍動感のあるフォルム。吸盤状のモールドに見られる丁寧なディティーリング。実物よりも数段格好良く、魅力的に見えるアレンジを得意とするブルマァクの名匠の技巧が冴え渡っています。 この名匠の造形でガンザも見てみたかったですね。 以上、B-CLUBから発売された幻11体シリーズのタロウ怪獣7体。 エース超獣4体も良い出来でしたが、タロウ怪獣の7体は正統派フォルムあり、異形フォルムありと、バラエティに富んでいるのが良いですね。 #ウルトラマンタロウ #ブルマァク #バンダイ #B-CLUB #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
B-CLUB ブルマァク復刻版 スタンダードサイズ 平成14年(2002年) ウルトラマンタロウ 第7話「天国と地獄 島が動いた!」dape_man
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B-CLUB ブルマァク復刻版 ジレンマ スタンダードサイズ 平成物
満月が赤く染まる夜、東光太郎が下宿する白鳥家に蠢くナメクジ様の奇怪な生物。この生物こそ、光太郎がエジプトから持ち帰ったペンダントの宝石を狙って、はるばる海を渡ってやって来た伝説の生物・ジレンマでした。翌日、光太郎がさおりにプレゼントしたペンダントを狙って、再び白鳥家にジレンマが現れますが、その際に光太郎が不用意に放ったZATレーザーを浴びてジレンマは巨大な怪獣と化してしまいます... 怪獣のモチーフとして、多いようで意外と少ないナメクジの怪獣、ジレンマ。ナメクジの怪獣というと、まず思い出されるのが『ウルトラQ』のナメゴンですが、ジレンマは純然たるナメクジの怪獣だったナメゴンに比べるとヌメヌメ感も弱く、しっかりと四肢があることから、より怪獣らしさを目指したナメクジ怪獣といえます。それでいて上から見た姿は、四肢が完全に背面に隠れ、ナメクジの雰囲気を損ねていないのが素晴らしい。触角の先端にある赤く光る目玉を含め、目が六つもある奇怪なビジュアルも、いかにも古代より生き永らえてきた怪獣、という雰囲気が醸し出されていていい感じです。 正直、あまり顧みられることの無い怪獣ですが、この辺りのデザインの妙味はもう少し評価されてもいいと思います。 そんなジレンマの、B-CLUB製ブルマァク復刻版のソフビ。 こちらもいわゆる幻11体シリーズ(ブルマァク時代に金型まで作られながらお蔵入りになっていた未発売のソフビ群)の一体で、2002年10月に発売されました。 劇中でのジレンマは基本的には四足歩行の怪獣ですが、マルサン~ブルマァクの怪獣ソフビではよくある「四足→二足にアレンジしてソフビ化」の例に倣って造形されています。とはいえ、劇中でのジレンマは二足で立ち上がる姿も見られますので、さほど突拍子も無いアレンジ、という訳ではありません。もちろん、造形も良いですし、見る角度によって印象が変わる、ジレンマのデザインの妙味を再確認出来るソフビですね。 #ウルトラマンタロウ #ブルマァク #バンダイ #B-CLUB #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
B-CLUB ブルマァク復刻版 スタンダードサイズ 平成14年(2002年) ウルトラマンタロウ 第6話「宝石は怪獣の餌だ!」dape_man
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B-CLUB ブルマァク復刻版 キングトータス スタンダードサイズ 平成物
海底火山の爆発によって出現したオロン島に棲む巨大な亀の怪獣、キングトータス。 地層深く埋もれていた2億年前の古代亀の卵が、地殻変動で圧力の薄い地上に飛び出し開放され巨大化した怪獣で、雌のクイントータスと共に仲良く静かに暮らしていましたが、二匹を捕獲しようとする悪徳興行師や、自国の領内に怪獣がいることを良しとしない地球警備隊のスミス長官などによって追い詰められ、人間社会に牙を向くようになってしまいます。 この第4話・5話の前後編は、『ウルトラQ』の頃からウルトラシリーズを支えてきた脚本家、上原正三氏の『ウルトラマンタロウ』初参加にして、昭和ウルトラシリーズ最終作となった作品。氏の脚本で夫婦怪獣というと、東京を竜巻や津波で破壊した『帰ってきたウルトラマン』のシーゴラス・シーモンスを思い出しますが、このトータス一家のエピソードではお得意の東京破壊の描写こそ控えめですが、ある意味、沖縄の寓話ともとれる「怪獣一家とそれを追い詰めていく人間たち」のドラマが実に辛辣で、相変わらずのウエショウ節が炸裂していました。(“明るく楽しい”イメージが強い『タロウ』ですが、この前後編以外でも結構シビアなエピソードが多いんですよね・・・) そんなキングトータスの、B-CLUB製ブルマァク復刻版のソフビ。 こちらもいわゆる幻11体シリーズ(ブルマァク時代に金型まで作られながらお蔵入りになっていた未発売のソフビ群)の一体で、2002年9月に発売されました。 歴代の名ウルトラ怪獣の意匠を盛り込んだアストロモンス(第1話登場)や、ユーモラスなビジュアルが印象的だったライブキング(第2話・3話登場)の後だけに、実存生物の巨大化怪獣であるキングトータスは怪獣としてのキャラクターがやや弱い印象を受けますが、むしろそうした怪獣たちをカッコいい怪獣人形に仕立てることにかけてはピカイチのセンスを誇るブルマァクの名匠によるものと思われる造形は素晴らしいの一言。精緻な造形と、おもちゃとしてのデフォルメが絶妙なバランスで共存している傑作怪獣ソフビです。 地味なように見えて、実は意外にデコラティブなキングトータスの数少ない立体物としても貴重ですね。 #ウルトラマンタロウ #ブルマァク #バンダイ #B-CLUB #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
B-CLUB ブルマァク復刻版 スタンダードサイズ 平成14年(2002年) ウルトラマンタロウ 第4話「大海亀怪獣東京を襲う!」・第5話「親星子星一番星」dape_man
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B-CLUB ブルマァク復刻版 ライブキング スタンダードサイズ 平成物
人間の笑い声にも似た不気味な声を発し続ける怪獣、ライブキング。 カモノハシのような顔に、メタボリック中年のようなポッコリ突き出た腹。愛嬌のある、何ともユーモラスな姿の怪獣ですが、巨体を使ってタロウの腕をへし折るなど、外見にそぐわない凶暴な怪獣でもあります。 体をバラバラにされても甦ることが出来る生命力といい、見た目と特性のギャップが、この得体の知れない再生怪獣の不気味さを強調していたような気がします。 そんなライブキングの、B-CLUB製ブルマァク復刻版のソフビ。 こちらもいわゆる幻11体シリーズ(ブルマァク時代に金型まで作られながらお蔵入りになっていた未発売のソフビ群)の一体で、2002年5月に発売されました。 こちらも劇中での印象を上回る造形美ですね。特徴的な全身のイボイボの表現が素晴らしいです。 #ウルトラマンタロウ #ブルマァク #バンダイ #B-CLUB #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
B-CLUB ブルマァク復刻版 スタンダードサイズ 平成14年(2002年) ウルトラマンタロウ 第2話「その時ウルトラの母は」・第3話「ウルトラの母はいつまでも」dape_man
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B-CLUB ブルマァク復刻版 コスモリキッド スタンダードサイズ 平成物
前作『ウルトラマンA』で好評だった「ウルトラ兄弟」や「ウルトラの父」といったウルトラファミリー路線を更に発展させ、もはや“ホームドラマ”の域にまで達した感のある「ウルトラの母」の登場。そして、超獣から怪獣が再び主役の座を取り戻した、怪獣世界の変革のドラマ・・・、見どころ満載の展開で視聴者のハートをガッチリと掴んだ『ウルトラマンタロウ』第1話に続く第2話・3話は、早くもシリーズ初となる前後編のエピソード。 奇怪かつユニークな特性を持つ二大怪獣と、それに対して次々繰り出されるZATの奇抜な作戦。そして、タロウのピンチに駆けつけたウルトラの母の母性愛・・・、現代のおとぎ話ともいうべき奇想天外な作風と、ウルトラファミリー路線の総決算的な内容で第二期ウルトラシリーズきっての人気作となった『ウルトラマンタロウ』の物語は、いよいよこの前後編でその方向性が確立されることとなります。 そんな印象的なエピソードを大いに盛り上げたのが、コスモリキッドとライブキングの二大怪獣です。 まずは体を液体に変化させることが出来る特殊能力を持つ怪獣、コスモリキッドから。 タロウ怪獣の中では比較的、正統派の趣きがある容姿の怪獣ですが、そんなビジュアルとは裏腹に自在に伸びる長い舌で人間を捕食するという、『タロウ』きっての“トラウマ怪獣”という面もあります。 タロウとの最初の交戦後、一旦は「何でも呑み込む穴」(実はライブキングの鼻の穴)に吸収されてしまいますが、ライブキング出現後にZATの高圧パイプ作戦で緑色の液体となって体内から放出され、復活する場面はこの怪獣の真骨頂でしたね。 そんなコスモリキッドの、B-CLUB製ブルマァク復刻版のソフビ。 こちらもいわゆる幻11体シリーズ(ブルマァク時代に金型まで作られながらお蔵入りになっていた未発売のソフビ群)の一体で、2002年6月に発売されました。 流麗なフォルムに腹部の丁寧なモールディング、劇中での印象を上回る造形美ですね。さすが名匠の仕事、といった感じです。 #ウルトラマンタロウ #ブルマァク #バンダイ #B-CLUB #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
B-CLUB ブルマァク復刻版 スタンダードサイズ 平成14年(2002年) ウルトラマンタロウ 第2話「その時ウルトラの母は」・第3話「ウルトラの母はいつまでも」dape_man
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B-CLUB ブルマァク復刻版 アストロモンス スタンダードサイズ 平成物
東光太郎が東京湾の埋立地に植えたチグリスフラワーの球根が成長し、怪獣化したアストロモンス。 番組プロデューサーにして、怪獣デザインも手掛けていた熊谷健氏がデザインした怪獣ですが、それまでのウルトラシリーズに登場した人気怪獣の意匠(アーストロンやブラックキングを髣髴させる湾曲した一本角、グドンを髣髴させる右手のムチ)と、かつて自身がデザインしたベムスターのアイデアを“花弁”という形で焼き直しして盛り込んだ怪獣ですね。 個人的に興味深いのは、アストロモンスの耳の辺りにやはり熊谷氏がデザインを手掛けたムルチを思わせるヒレのようなものあるんですが、これはアストロモンスの役割が「怪獣の復権」だったことを考えますと、前作『ウルトラマンA』で超獣ドラゴリーにムルチが惨殺されたことへの“意趣返し”の意味が込められているようにも感じるのですが、それは考え過ぎでしょうか? そんなアストロモンスの、B-CLUB製ブルマァク復刻版のソフビ。 こちらもいわゆる幻11体シリーズ(ブルマァク時代に金型まで作られながらお蔵入りになっていた未発売のソフビ群)の一体で、2002年11月に発売されました。 良い造形ですね。この怪獣はキングザウルスシリーズやバンダイウルトラ怪獣シリーズでもソフビ化されていますが、それらにも引けを取らないというか、むしろこちらのほうが大きい分、怪獣ソフビとしての存在感では上という気がします。精緻な造形とおもちゃとしてのデフォルメが上手く共存している絶妙なバランス・・・、ブルマァクの名匠ならではの手堅い仕事です。 #ウルトラマンタロウ #ブルマァク #バンダイ #B-CLUB #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
B-CLUB ブルマァク復刻版 スタンダードサイズ 平成14年(2002年) ウルトラマンタロウ 第1話「ウルトラの母は太陽のように」dape_man
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B-CLUB ブルマァク復刻版 オイルドリンカー スタンダードサイズ 平成物
最後の超獣と思われたジャンボキング亡き後、突如東京湾に出現した超獣の生き残り、オイルドリンカー。 初登場時は東光太郎とZATの連係プレーの前に撤退し、再び現れたときは超獣をも凌ぐ力を持つ“大怪獣”アストロモンスの腹に一瞬のうちに飲み込まれてしまうなど、いい所なく消え去っていった不運な超獣ですね。 元々が『ミラーマン』に登場したゴルゴザウルスの着ぐるみを改造したものということもあって、色目も装飾も超獣と呼ぶには少々地味ですが(鈴木儀雄氏のデザイン画では、もっと刺々しい雰囲気の超獣なんですが・・・)、その見事なやられっぷりから、ザザーンと並ぶウルトラシリーズ屈指の“かませ犬超獣”として記憶に残っています。 そんなオイルドリンカーの、B-CLUB製ブルマァク復刻版のソフビ。 いわゆる幻11体シリーズ(ブルマァク時代に金型まで作られながらお蔵入りになっていた未発売のソフビ群)の一体で、2002年12月に発売されました。 手足のバランスの悪さや大雑把な体表表現など、仕事ぶりにやや粗笨な部分が感じられることから、このオイルドリンカーだけ他の10体とは別の原型師だと思うのですが... とはいえ、別項で紹介するアストロモンス共々、記念すべき『ウルトラマンタロウ』第1話に登場する超獣&大怪獣コンビのソフビがスタンダードサイズで揃うのは嬉しいですね。 #ウルトラマンタロウ #ブルマァク #バンダイ #B-CLUB #円谷プロ #超獣 #怪獣 #ソフビ
B-CLUB ブルマァク復刻版 スタンダードサイズ 平成14年(2002年) ウルトラマンタロウ 第1話「ウルトラの母は太陽のように」dape_man
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B-CLUB ブルマァク復刻版 ホタルンガ スタンダードサイズ 平成物
異次元人ヤプールがホタルと宇宙怪獣を合成して造り出した超獣、ホタルンガ。 怪獣のモチーフとしては非常に珍しい、ホタルの超獣ですね(他にホタルモチーフの怪獣っていましたっけ?)。登場するのは全てナイトシーン、ホタルの超獣らしく、尻尾が妖しく光る演出が実に効果的でした。 阿波踊りの女踊りで用いられる「編み笠」をかぶったようなも頭部のデザインもユニークでしたね。 そんなホタルンガの、B-CLUB製ブルマァク復刻版のソフビ。 こちらもいわゆる幻11体シリーズ(ブルマァク時代に金型まで作られながらお蔵入りになっていた未発売のソフビ群)の一体で、2002年8月に発売されました。 マイナーで地味な印象の超獣ですが、意外と複雑な形状を見事にソフビ化しています。 以上、B-CLUBから発売された幻11体シリーズの超獣4体。 この4体のソフビの原型は、ブルマァクで数多くの傑作ソフビを手掛けた名匠の手によるものだと思いますが、リアルだけど、トンガリ過ぎない柔らかなフォルムで、精緻さと、子供の為のおもちゃとしてのデフォルメが上手く共存している絶妙なバランスの造形が素晴らしいですね。 #ウルトラマンA #ウルトラマンエース #ブルマァク #バンダイ #B-CLUB #円谷プロ #超獣 #ソフビ
B-CLUB ブルマァク復刻版 スタンダードサイズ 平成14年(2002年) ウルトラマンA(エース) 第17話「夏の怪奇シリーズ 怪談 ほたるヶ原の鬼女」dape_man
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B-CLUB ブルマァク復刻版 サボテンダー スタンダードサイズ 平成物
異次元人ヤプールが球形サボテンとハリネズミを掛け合わせて生み出した超獣、サボテンダー。 全身の棘をミサイルのように発射したり、体を丸めて体当りをしたりと、元になった生物それぞれの特性を生かしたユニークな攻撃をするこの超獣、Aパート冒頭に街中にいきなり現れ、TACやウルトラマンAと戦闘になりますが、旗色が悪いと見るや一時撤退。その後、小さな球形サボテンに姿を変え、縁日の露店のサボテン売り場に紛れ込み、そこで昆虫を捕食しているところを見た露天商の息子・三郎に気に入られ、彼のペットのような存在になります。しかし、三郎が「サブロテン」と名付けたこのサボテンを見せびらかす為に学校へ持っていったことから次々と奇怪な事件が起こり、遂には再び巨大な超獣として復活します。 星型の目に、サボテンの花状の口。『ウルトラマンA』第一クールの超獣といえば、メインライター・市川森一氏が打ち出した「神と悪魔の戦い」というコンセプトが根底にあった為か、デモーニッシュな雰囲気をストレートに押し出したものが多かったのですが、そんな中で愛嬌すら感じるサボテンダーの存在はホッと一息つける感じでしたね。 また、このサボテンダーのエピソードはゲストで出演している顔ぶれがやたら豪華だったのも印象に残っています。一連の事件を捜査する刑事役の桜木健一氏やサボテンに詳しい学者役の近藤正臣氏といった当時の人気俳優から、露天商で三郎の父親役の高品格氏や三郎の学校の校長役の天草四郎氏、サボテンに喰われてしまう用務員役の大村千吉氏といったいぶし銀のバイプレイヤーまで、とにかく出演者を見ているだけでも楽しいエピソードでした。(特に桜木氏は当時、『A』と同じTBS系の人気ドラマ『刑事くん』に主演していたこともあって、同じ刑事役での出演は実に遊び心のあるキャスティングだったといえますね) さて、B-CLUB製ブルマァク復刻版のサボテンダー。 2002年から翌2003年にかけてリリースされた、いわゆる幻11体シリーズ(ブルマァク時代に金型まで作られながらお蔵入りになっていた未発売のソフビ群)の第一弾(2002年4月)として発売されたソフビです。 子供向けのおもちゃらしく先端こそ丸くなってますが、特徴的な棘が上手く表現された造形は、この時期のブルマァク造形らしくリアリズムでもって仕上げられていて完成度が高いです。彩色のセンスに難があったB-CLUB時代の商品ですが、ピンクの成型色にグリーンと赤が映える仕様は着ぐるみっぽくもあるし、ソフビの色合いもなかなか良い感じです。 復刻版扱いとはいえ、実質的な初商品化となったこのサボテンダー、多くのソフビファン・コレクターの注目を集め、発売されるやいなや市場からあっという間に姿を消し、結構なプレミアムアイテムとなったのは記憶に新しいところですが、最近になって現行ブルマァクから色替え再販されたこともあって相場も多少落ち着いてきてるようです。 #ウルトラマンA #ウルトラマンエース #ブルマァク #バンダイ #B-CLUB #円谷プロ #超獣 #ソフビ
B-CLUB ブルマァク復刻版 スタンダードサイズ 平成14年(2002年) ウルトラマンA(エース) 第12話「サボテン地獄の赤い花」dape_man
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ベアモデル ブラックホール第三惑星人 ミニサイズ 平成物
『ゴジラ対メカゴジラ』に登場した初代メカゴジラは、最初、ゴジラに偽装し現れ、本物のゴジラとの戦いの中で化けの皮が剥がされたことで正体を現しましたが、その初代メカゴジラを造り出したブラックホール第三惑星人もまた、姿かたちこそ地球人にしか見えませんでしたが、実は猿人のような正体を秘めていた侵略宇宙人でした。 そんなブラックホール第三惑星人といえば、司令官役の睦五郎氏や、工作員として暗躍するR1号役の草野大悟氏(さんふらわあ船上で見せた、顔面の1/3が猿人化した姿がインパクト大でした!)が思い出されますが、ピー・プロ好きでもある私は『スペクトルマン』の宇宙猿人ゴリの中の人、遠矢孝信氏が、岸田森氏演じるインターポール捜査官・南原に倒されて、猿人の姿に戻っていくシーンでニヤリとしてしまいます。(ブラックホール第三惑星人には他にも、『スペクトルマン』の公害Gメン(怪獣Gメン)加賀信吉役の渡辺高光氏や、有藤年夫役の尾崎孝二氏がいました) ベアモデル製、ミニサイズのブラックホール第三惑星人。 こちらは単体で発売されたものではなく、平成14年(2002年)のイベントで発売されたスタンダードサイズのメカゴジラにおまけとして付属していたものです。 正直、本体のメカゴジラにはそれほど惹かれませんでしたが、このミニのブラックホール第三惑星人は実に良いです!この時期のベアモデルらしい味のある造形で、昭和当時に発売されていたミニソフビ、といっても違和感が無いような風貌が魅力的です。 本体のメカゴジラは既に手放してしまいましたが(笑)、このミニのブラックホール第三惑星人は、ブルマァクのメカゴジラの傍にずっと飾っておきたいと思います。 #ゴジラ #ベアモデル #ブルマァク #東宝 #ソフビ #怪獣 #宇宙人
ベアモデル ミニサイズ 平成14年(2002年) ゴジラ対メカゴジラdape_man