-
ポピー サンダーマスク ミドルサイズ 当時物
『サンダーマスク』は、昭和47年(1972年)から昭和48年(1973年)にかけて日本テレビ系で放映された、東洋エージェンシーとひろみプロの共同制作による特撮ヒーロー番組です。 元々手塚治虫作品の『魔神ガロン』の実写化を前提に企画されていたものが紆余曲折を経て、特撮ヒーローものとして結実した作品で、そんな経緯もあって手塚治虫氏がコミカライズを手掛けていることで知られていますね。他にも演出で本多猪四郎監督、脚本で上原正三氏や藤川桂介氏が参加するなどかなり豪華な顔ぶれが関わっていましたが、現在ではその余りも珍妙過ぎる設定やストーリー展開で“カルト”認定(笑)されている作品でもあります。版権に絡む“大人の事情”(このあたりの事情は、安藤健二氏の労作『封印作品の謎2』に詳しい)で、ソフト化や再放送が非常に難しい作品とされていることもそうした“カルト”イメージに拍車をかけているようです。個人的には成田マキホ氏による個性的な魔獣のデザインが大好きなので、一日も早く鮮明な画質で『サンダーマスク』を観たいと思っているのですが... 雨後の筍の如く、特撮ヒーロー番組が次から次へと量産されていた第2次怪獣ブーム~変身ヒーローブーム過渡期に“二段変身”の設定を引っ提げて登場した『サンダーマスク』。 仮面ライダー的なアクションのスピーディーさと、ウルトラマン的な巨大戦の迫力、両方の効果を狙ったと思われる“二段変身”は決して成功したと言い難いものの、その試みはまさに第2次怪獣ブーム~変身ヒーローブーム過渡期を象徴するものでしたね。個人的には『スパイダーマン(東映版)』や『バトルフィーバーJ』以降の戦隊シリーズにおける、等身大のヒーローが等身大の敵との戦闘の後、巨大化した敵と巨大ロボットに搭乗して戦う、二段構えの戦闘のフォーマットの先駆けといえるものではなかったか、と思っています。 このようにいろいろと見どころが多い特撮ヒーローものでありながら、番組の独特なムードからどうしてもネタ的な扱いをされてしまう不憫なサンダーマスク。そんなサンダーマスクのポピー製当時物のミドルサイズソフビです。 今となっては“カルト”イメージの強い『サンダーマスク』ですが、放映当時は平均視聴率15%を取っていた人気特撮ヒーロー番組。版権もの・無版権もの、様々なアイテムが存在したことがそれを証明していますが、このミドルサイズソフビは版権ものでは割とポピュラーなアイテムになります。 やや頭でっかちなフォルムが如何にも昭和40年代っぽい感じですが、それだけに世代人には何ともいえない郷愁に駆られるアイテムであります。 #サンダーマスク #東洋エージェンシー #ひろみプロ #手塚治虫 #ソフビ
ポピー ミドルサイズ サンダーマスクdape_man
-
万創 タケミ ジャンボーグA(エース) ミドルサイズ 当時物
『ファイヤーマン』の放映開始から10日後の昭和48年1月17日、やはり「円谷プロダクション創立10周年記念作品」として、毎日放送/NET系で放映が開始されたのが『ジャンボーグA(エース)』です。 「怪獣特撮番組の原点に還る」をコンセプトに掲げた王道の『ファイヤーマン』に対し、『ジャンボーグA(エース)』は東映的な変身ヒーローブームの要素、そして、徐々に人気が高まりつつあった『マジンガーZ』的なロボットアニメのムーブメントを先取りしたかのような趣向を取り入れ、それまでの円谷ブランドのイメージとは異質な路線で展開された作品でした。東映ヒーロー作品を数多く手掛けていた菊池俊輔氏による楽曲、巨大ヒーローものながらも人間が搭乗・操縦するロボットアニメ的なスタイル、『仮面ライダー』シリーズのような敵の幹部の交代劇、シリーズ中盤における“2号ロボ”、ジャンボーグ9(ナイン)の投入等々、次々と目新しい要素を盛り込んだことで子供たちの支持を集め、放映は4クール、1年間続けられることとなりました。 平和を愛する友好的な宇宙人、エメラルド星人が、全宇宙の支配を目論むグロース星人の魔の手から地球を守るために造った宇宙サイボーグ、ジャンボーグA。普段は主人公である大利根航空のパイロット・立花ナオキの操縦するセスナ機ですが、ナオキの「ジャンファイト!」の掛け声とともに変形し、ジャンボーグAになるという趣向が斬新なヒーローでしたね。 そんなジャンボーグAのソフビは、「とびだすえほん」でお馴染みの万創から発売されました(製造はタケミ)。画像はミドルサイズのものですが、そのわりには大きさが約21センチもあるという、ちょっと変わったサイズ感のソフビ。妙にヒョロっとした、頼りなさげなジャンボーグAですが、そこがまた不思議な味わいとなっています。 #ジャンボーグA #ジャンボーグエース #万創 #タケミ #円谷プロ #ソフビ #怪獣
タケミ ミドルサイズ 万創 ジャンボーグA(エース)dape_man
-
ポピー ゾーンジュニア ミドルサイズ 当時物
防人家の次男、明が変身するゾーンジュニア。 こちらも当時では珍しい、子供が変身するヒーローですね。当時でも他に『超人バロム・1』があったぐらいでしょうか?もう少し後になると『円盤戦争バンキッド』や『小さなスーパーマン ガンバロン』などがありましたけど。 「女・子供は守られるべき存在」というのが当たり前の時代において、いち早くその両者を変身ヒーローとして扱っていた『流星人間ゾーン』というのは結構、時代を先取りした感覚を持っていた番組だったんですね。それが実を結ぶことはありませんでしたが...(笑) ポピーから発売された、ミドルサイズのゾーンジュニア。 大きさもファイターやエンジェルと変わらず、顔の表情もちょっと大人びていて、どちらかというとジュニアというよりも等身大のファイターと言ったほうが良い感じですね(しかし、胸の模様は間違いなくジュニア)。カラーリングも違うし。 とはいえ、3体揃うとやはり良い感じです。このサイズでガロガバラン星人も出して欲しかったですね。 #流星人間ゾーン #ゴジラ #ポピー #東宝 #ソフビ #恐獣 #怪獣
ポピー ミドルサイズ 流星人間ゾーンdape_man
-
ポピー ゾーンエンジェル ミドルサイズ 当時物
防人家の長女、螢が変身するゾーンエンジェル。 今でこそ特撮ヒーローものにおける“戦う変身ヒロイン”というのは珍しくも何ともありませんが、当時は、昭和46年に東映が制作した『好き!すき!!魔女先生』のアンドロ仮面、昭和47年に円谷プロが制作した『トリプルファイター』のオレンジファイターなどがあるぐらいで、なかなか貴重な存在でしたね。 番組では等身大のまま活躍していたゾーンエンジェルですが、実はゾーンファイター同様、二段変身で巨大化する案があったとか。同時期に放映されていた『ウルトラマンタロウ』でも「ウルトラの母」が登場しましたが、「ウルトラの母」は“巨大ヒロイン”ではありましたが“変身ヒロイン”ではなかったので、二段変身で巨大化するゾーンエンジェル、これは見てみたかったものであります。 ポピーから発売された、ミドルサイズのゾーンエンジェル。 それなりに雰囲気を捉えているソフビだと思うのですが、ゾーンエンジェルのキモともいうべきアラビア風のベールが無いのが残念。 #流星人間ゾーン #ゴジラ #ポピー #東宝 #ソフビ #恐獣 #怪獣
ポピー ミドルサイズ 流星人間ゾーンdape_man
-
ポピー 流星人間ゾーン ゾーンファイター ミドルサイズ 当時物
特撮ヒーロー番組が乱立していた昭和48年、東宝の系列である東宝映像が初めてテレビ向けに製作した巨大ヒーロー物、『流星人間ゾーン』。 銀幕でしか見ることが出来なかった東宝のスター怪獣、ゴジラが客演するこの番組に対する当時の業界の期待値の高さは相当なものだったようで、旧バンダイ、ポピー、中嶋製作所、マスダヤ、タカラ、ヨネザワ、タカトク等々、当時の玩具メーカーの主だったところがこぞってキャラクター玩具商品化に参入していたところからもそれは窺い知ることが出来ます。(当時、ゴジラシリーズのソフビ怪獣を展開していたブルマァクは、何故参入しなかったのでしょうか?) 結果、とても半年で終了した番組(それもほとんど打ち切りのような形で)とは思えないほど、いろんな種類の関連玩具が発売された訳ですが、こちらはポピーから発売された、ミドルサイズのゾーンファイターのソフビ人形になります。 他に同サイズのゾーンエンジェルとゾーンジュニアもあり(別項で紹介します。セット販売だったのかな?)、最前線でガロガバラン星人と戦う防人家の子供たち3人がソフビで揃う訳ですが、防人家の長男、光が変身するゾーンファイターは巨大化した姿ではなく、等身大時の姿でソフビ化して欲しかったところですねぇ。 #流星人間ゾーン #ゴジラ #ポピー #東宝 #ソフビ #恐獣 #怪獣
ポピー ミドルサイズ 流星人間ゾーンdape_man
-
再興マルサン ユニタング ミドルサイズ 当時物
TACのレーダー基地破壊を使命とする超獣、ユニタング。 子供に化けていたバキシム、宇宙飛行士に憑依していたブロッケンに続く、人間に姿を変えられる超獣ですが、このユニタングがなりすましていたのは当時の大ヒット曲、「ハチのムサシは死んだのさ」を唄いながらサイクリングをする女子大生で、それもその数、なんと10人!(それぞれがユニタングの体の各パーツとなり、最後にリーダー格の女が額の一本角になる) 複数の女が合体する超獣ということで、体の前後に合計13もの乳房が付いているデザイン(数が合っていないような気がしますが...笑)も斬新でした。 そんなユニタングの、再興マルサン当時物のミドルサイズソフビ。 抜きの関係の為か、特徴的な一本角が前にペタッと倒れた状態になっているのが惜しいのですが、それ以外は結構頑張った造形ではないでしょうか。まんまる黒目がイイ感じです。 当時、ユニタングのソフビはブルマァクからは発売されておらず、この再興マルサンのミドルサイズと、旧バンダイのファイティングシリーズというスケールモデル的なフィギュアが出ているだけです。 #ウルトラマンA #ウルトラマンエース #マルサン #ブルマァク #円谷プロ #超獣 #ソフビ
再興マルサン ミドルサイズ ウルトラマンA(エース) 第11話「超獣は10人の女?」dape_man
-
ベアモデル タイガン ミドルサイズ(鉛筆けずりシリーズ風) 平成物
2013年に発売された、ベアモデル製ミドルサイズのタイガンです。 先に発売された3体(ゴールドサタン・ビッグアイ・カメレゴン)は、ブルマァクの鉛筆けずりシリーズに倣って2パーツでしたが、このタイガンは3パーツ構成になっています。鼻は嵌着でなく、一体成型で処理したほうがより「らしさ」が出たような気がしますが、鼻が可動するタイガンもなかなか楽しいものです。 ベアモデルのミドルサイズ・ミラーマン怪獣は今のところ、このタイガンまで4体が発売されています。 あとスフェノドンとキング・ワンダー辺りは出して欲しいところですが、ブルマァクの鉛筆けずりシリーズの補完という、物凄くニッチなソフビラインゆえに、これ以上のシリーズの継続が難しそうなのが残念です。 #ミラーマン #ベアモデル #円谷プロ #ソフビ #怪獣
ベアモデル ミドルサイズ 平成25年(2013年) ミラーマン 第21話「恐怖の液体怪獣タイガン」dape_man
-
ベアモデル カメレゴン ミドルサイズ(鉛筆けずりシリーズ風) 平成物
2008年に発売された、ベアモデル製ミドルサイズのカメレゴンです。 同じくブルマァクの鉛筆けずりシリーズを補完するソフビです。こちらも良い出来です。デフォルメはもちろんですが、このカメレゴンは「質感」が素晴らしいと思います。 #ミラーマン #ベアモデル #円谷プロ #ソフビ #怪獣
ベアモデル ミドルサイズ 平成20年(2008年) ミラーマン 第17話「罠におちたミラーマン」dape_man
-
ベアモデル ビッグアイ ミドルサイズ(鉛筆けずりシリーズ風) 平成物
2007年に発売された、ベアモデル製ミドルサイズのビッグアイです。 こちらもブルマァクの鉛筆けずりシリーズの欠番を補完するソフビですが、デフォルメ具合が抜群ですね。こういうレトロタイプソフビのデフォルメって、一歩間違えるとお寒く感じられたりするのですが、その点ベアモデルは本当に上手いです。 #ミラーマン #ベアモデル #円谷プロ #ソフビ #怪獣
ベアモデル ミドルサイズ 平成19年(2007年) ミラーマン 第19話「危機一髪!S.G.M」dape_man
-
ベアモデル ゴールドサタン ミドルサイズ(鉛筆けずりシリーズ風) 平成物
2007年に発売された、ベアモデル製ミドルサイズのゴールドサタンです。 『ミラーマン』放映当時にブルマァクから、鉛筆けずりの付いたミラーマンと怪獣のミドルサイズソフビが出ているのですが(ミラーマン・アイアン・キティファイヤー・ダークロン・マルチ・インベラー)、その鉛筆けずりシリーズで当時発売されなかった怪獣の欠番を埋めるという、何ともマニアックなソフビです。 ブルマァクの鉛筆けずりミラーマン怪獣は、スタンダードサイズとはひと味違う、ややSD風味の造形と、ミドルサイズながらも大ぶりのサイズ感が魅力のソフビですが、このゴールドサタンは見事そのテイストを踏襲していると思います。画像5枚目の向かって左側は当時物の鉛筆けずりダークロンですが、並べても違和感が無いのが凄いですね。思わず足裏に鉛筆けずりを仕込みたくなります(笑) #ミラーマン #ベアモデル #円谷プロ #ソフビ #怪獣
ベアモデル ミドルサイズ 平成19年(2007年) ミラーマン 第7話「打倒!人体侵略作戦」dape_man
-
キャラクティックス ザンドラ ミドルサイズ 平成物
2008年のワンフェスで販売された、今は無き関西のトイショップ&メーカー、キャラクティックス製ミドルサイズのザンドラ。 こちらは劇中に登場するザンドラではなく、目玉と口が付いたオレンジ版のソフビをモチーフとした、新規造形のソフビです。 ややSD風味のフォルムや、体表をつるんと仕上げたディティール面など、当時物に思い入れがあるレトロソフビのコレクターやファンはもとより、現行のインディーズソフビを好む層にも強くアピールするソフビになっているのではないかと思います。 #流星人間ゾーン #ゴジラ #キャラクティックス #東宝 #ソフビ #恐獣 #怪獣
キャラクティックス ミドルサイズ 平成20年(2008年) 流星人間ゾーン 第15話「沈没!ゴジラよ東京を救え」dape_man
-
タカトク 合成鳥人コンドールマン ミドルサイズ 当時物
こちらはミドルサイズです。 全高が約19センチもあり、一般的なレトロソフビのミドルサイズより若干大きいです。こちらも両腕にコンドールアローが付属、首廻りのヒラヒラは塗装で簡略化されています。 #コンドールマン #正義のシンボルコンドールマン #タカトク #東映 #ソフビ #川内康範 #怪人
タカトク ミドルサイズ コンドールマン(正義のシンボル コンドールマン)dape_man
-
ブルマァク ギンザメ ミドルサイズ 当時物
金塊を狙って、黒山金山を襲撃し、占拠したゴースン魔人、ギンザメ。 甲冑を纏い、金山の中で馬に乗ってライオン丸と激闘を繰り広げるという、鮫モチーフである必然性は全く感じられない怪人ですが、戦いの途中で甲冑が外れ、疣々の醜悪な顔が出てくるという演出が見ものでした。 このギンザメの他にも第1話のオロチや第7話のフラワンダーなど、ゴースン魔人には二段構えで戦うスタイルのものが何体かいましたが、いずれも意外性があってなかなか良かったと思います。 甲冑を纏った、第1形態の姿でソフビ化された、ブルマァクのギンザメ。 尻尾の位置の関係の為かこのギンザメだけ腰分割になっていますが、やはり良い出来のソフビです。 ブルマァクのミドルサイズのゴースン魔人は、このギンザメまでの全3体。いずれも良い出来だったので、他にももっともっと見たかったでですね。 #快傑ライオン丸 #ブルマァク #ピー・プロ #ソフビ #怪獣 #怪人
ブルマァク ミドルサイズ 快傑ライオン丸 第7話「呪われた金山 ギンザメ」dape_man
-
ブルマァク ムササビアン ミドルサイズ 当時物
果心居士の弟子の一人、久兵衛(演じているのは、ピー・プロ作品では珍しい大村千吉。怪人相手に結構見せ場がある!)が開発した強力な火薬の製法を奪い、それを使って日本を破壊して大魔王ゴースンの王国を作ろうと企てたゴースン魔人、ムササビアン。 その火薬を使った砲弾で、柱に縛り付けにした獅子丸もろとも京の都を破壊しようとする非道な怪人でしたが、齧歯類のムササビモチーフの怪人って、『仮面ライダー』のムササビードルもそうでしたが、見た目がどうしても可愛く見えちゃうんですよねぇ・・・(そういえば、ムササビードルも強力な破壊力を持つ新型燃料を奪って札幌を破壊しようする、というお話でしたね) ムササビアンは特にお腹の渦巻き模様がチャームポイントになっていたと思います(笑) ブルマァクのムササビアン。 こちらもミドルサイズのもので、わくらんば同様、良い出来のソフビです。チャームポイントのお腹の渦巻き模様もしっかりと再現されています。 #快傑ライオン丸 #ブルマァク #ピー・プロ #ソフビ #怪獣 #怪人
ブルマァク ミドルサイズ 快傑ライオン丸 第4話「ムササビアン 爆破作戦!!」dape_man
-
ブルマァク わくらんば(ワクランバ) ミドルサイズ 当時物
ブルマァクのわくらんば(足裏表記はワクランバ)。 こちらは大きさ約15センチのミドルサイズになります。別項で紹介した大サイズをそのままミドルサイズにスケールダウンしたかのような造形と彩色です。恐らく、原型師は同じだと思われますが、このミドルサイズも良い雰囲気のソフビ人形です。 #快傑ライオン丸 #ブルマァク #ピー・プロ #ソフビ #怪獣 #怪人
ブルマァク ミドルサイズ 快傑ライオン丸 第3話「魔の森 わくらんば」dape_man