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タカトク 快傑ズバット ミニサイズ 当時物
『快傑ズバット』は、昭和52年(1977年)に東京12チャンネル(現:テレビ東京)系で放映された、石ノ森章太郎(当時は石森章太郎)原作・東映制作による特撮ヒーロー番組です。 元々はNET(現:テレビ朝日)系で放映されていた『超神ビビューン』の後番組として企画されながらも、『忍者キャプター』の突然の打ち切りにより、その後番組に充てがわれた作品で、主人公の私立探偵・早川健が、何者かによって殺された親友・飛鳥五郎の仇を討つべく、各地に点在する暴力団やギャングと戦いながら真犯人を追い求めるという、異色の特撮ヒーロー番組でしたね。モチーフとなったのは日活の大スター、小林旭が主演した「渡り鳥シリーズ」でしたが、毎回、劇中で繰り広げられる一芸に秀でた敵の用心棒(早撃ちの名人、居合切りの名人、ナイフ投げの名人、等々)と早川の“日本一”を賭けた対決が見どころの一つとなっていました。早川健を演じた宮内洋氏のケレン味溢れる演技と相俟って、この対決シーンは大いに人気を博し、番組はこの枠では異例の高視聴率をマークしましたが、主な視聴者層が制作サイドが想定していた児童層よりも上の大学生が中心ということもあって、キャラクター玩具があまり売れず、それゆえにスポンサーのタカトクの降板による打ち切りとなってしまったのは何とも皮肉でしたね... 早川健が、科学者だった飛鳥五郎が遺した設計図を基に自ら作り上げた強化服、ズバットスーツを着用することで変身する快傑ズバット。 この時期の石ノ森ヒーローにしては比較的シンプルな印象ですが、トレードマークともいえる“Zマーク”をマスクやスーツ、ベルトに配し、強調したデザインが良いですね。特に両耳部分の“Zマーク”はズバットスーツの着用時間の限界を示すタイマーにもなっていて(着用時間の限界を超えるとズバットスーツは爆発してしまう)、ウルトラマンのカラータイマーよろしくサスペンスを盛り上げるのに一役買っていました。 余談ですが、放映前にテレビマガジンに掲載されたイラストでの快傑ズバットは白いヒーローだったのですが、いざ放送が始まってみると赤いヒーローだったのでビックリした思い出があります。 画像は『快傑ズバット』放映当時にタカトクから発売された、快傑ズバットのミニサイズソフビです。 売れ行きがあまり芳しくなかっただけあって未開封の状態で残っていることも珍しくないソフビですが(このソフビも元々未開封品だったものを開封しました)、造形的には悪くないと思います。両耳部分の“Zマーク”のモールディングなど、ソフビならではの解釈に何ともいえない味わいがあります。これでプラ製の武器でも付いていたら、尚のこと良かったですね。 #快傑ズバット #タカトク #東映 #石ノ森章太郎 #ソフビ
タカトク ミニサイズ 快傑ズバットdape_man
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タカトク 走れ!ケー100 当時物
『走れ!ケー100』は、昭和48年(1973年)から翌昭和49年(1974年)にかけてTBS系で放映された30分もののテレビドラマです。 鹿児島の鉄工所でスクラップ同然だった炭坑用の小型機関車、ケー100を主人公・伊賀山紋太が水陸両用の車に改造し、それに乗って日本列島縦断の旅に出る...というロードムービー的なストーリーのドラマで、主人公の紋太を『がんばれ!!ロボコン』の大山家のパパ役や『びっくり日本新記録』の司会でお馴染みの大野しげひさ氏が好演していました。 今となっては知る人ぞ知る、という感じのドラマになってしまいましたが、当時は、当初2クール半年間で予定されていた放映期間が好評により4クール1年間に延長されたほど人気があったドラマでした。背景には当時の「SLブーム」というのもあったと思いますが、陸地ばかりか、水上さえも縦横無尽に走破してしまう万能機関車でありながら、“心”というものを持っているかのように感情豊かに紋太とやり取りを繰り広げるケー100の絶妙なキャラクターが多くの共感を呼んだんでしょうね。子供向けではありましたが、本当に良く出来ていたドラマでした。 そんなケー100の、タカトク製当時物のソフビです。 ケー100の当時の立体物としては多分、唯一のものでしょう。高さ14センチ、長さ13センチほどの大きさで、コロ走行します。ソフビならではの質感、手塗り感たっぷりの彩色、紋太のイラストのシール、全てがイイ味を出しています。 ちなみに私が所有しているこのタカトク製ケー100、元々は未開封のデッドストックでしたが、ヘッダーにかつて存在したレジャー施設「朝霧高原グリーンパーク」の場所を示した地図が描かれていることから、『走れ!ケー100』放映終了後に本編で使用されていたケー100を引き取った同施設で販売していた商品だと思われます。現存する未開封のタカトク製ケー100は、ほとんどこの「朝霧高原グリーンパーク」で販売されたものですが、逆にこのヘッダーじゃないのは見たことが無いですね。個人的に凄く気になるところです。 #走れ!ケー100 #ケー100 #タカトク #蒸気機関車 #ソフビ
タカトク 走れ!ケー100dape_man
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タカトク デビルマン ミニサイズ 当時物
昭和47年(1972年)から翌昭和48年(1973年)にかけてNET(現:テレビ朝日)系で放映された、東映動画製作のテレビアニメ『デビルマン』。 一応、永井豪先生の漫画版『デビルマン』を原作とする作品ですが、悪魔を主人公にした基本設定が同じというだけで、アニメ版と漫画版はほぼ別物といってよく、永井先生自身が語っているように「同一の基本設定を使用して描かれた2つの作品」という関係にあります。 今となっては、中盤からストーリーがどんどん先鋭化し、最終的には黙示録を思わせる壮大な展開を見せた漫画版に比べると、一話完結のヒーロー物に徹したアニメ版のほうは一段落ちる...的なことがいわれますが、個人的には『デビルマン』といえばやっぱり幼少の頃に観ていたアニメ版のほうに思い入れがあります。『タイガーマスク』や『仮面ライダー』もそうですが、組織を抜け出した(裏切った)主人公が組織が差し向けた刺客と毎回戦う...、という“抜け忍”物の系譜のヒーローは子供心にグッとくるものがあるんですよね。 愛する牧村美樹の為に、魔王ゼノンが差し向けるデーモン族の妖獣たちと戦うデビルマン。漫画版に比べるとヒーローらしさが強調されたデザインとなっていますが、そんなアニメ版デビルマンの、タカトク製当時物のミニサイズのソフビです。 アニメ版『デビルマン』って、当時それなりに人気があった番組だったと思うのですが(「東映まんがまつり」でも『マジンガーZ対デビルマン』がラインナップされたぐらいだし)、ちゃんとした版権を持つデビルマンの立体物は意外と少なく、このソフビ以外では旧バンダイのマスク取れスタンダードサイズソフビと、タカラの変身サイボーグぐらいしかありません。むしろ無版権のパチものデビルマンのほうが種類が豊富だったりするのですが、それだけに出来はともかく、今となってはアニメ版『デビルマン』のオフィシャルなソフビとして貴重なものだと思います。 #デビルマン #タカトク #東映動画 #東映 #永井豪 #ダイナミックプロ #ソフビ
タカトク ミニサイズ デビルマンdape_man
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タカトク ブルーバッファロー ミニサイズ 当時物
ダーク破壊部隊の四番手、水牛型のアンドロイド、ブルーバッファロー。 “死の商人”としての顔も持つダーク製の兵器として50万ドルの値でワッタ国に落札されたアンドロイドですが、納品前にキカイダーにバラバラにされてしまいましたね(笑) そんなブルーバッファローの、タカトク当時物のミニサイズソフビ。 こちらも劇中の雰囲気を損ねることなく、上手くミニサイズのソフビに落とし込んだ好造形です。 以上、グリーンマンティス、オレンジアント、ブルーバッファローのミニサイズソフビ3体。 別項で紹介したキカイダー・グレイサイキング・アンドロイドマンのミニサイズよりも更に小さいサイズで、この3体は単品で販売された他に射的セットでも販売されました。 #人造人間キカイダー #タカトク #東映 #ソフビ #石ノ森章太郎
タカトク ミニサイズ 人造人間キカイダー 第4話「悪魔のブルーバッファローが罠をはる」dape_man
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タカトク オレンジアント(オレンヂアント) ミニサイズ 当時物
ダーク破壊部隊の三番手、アリ型のアンドロイド、オレンジアント。 両腕の先から発する蟻酸を武器に暴れ回ったアンドロイドですが、物語冒頭、自らの性能テストの為に灯台一基を破壊してしまうシーンが印象深いですね。(しかもその破壊される灯台の灯台守役を、『仮面ライダーV3』のライダーマン/結城丈二役や『電人ザボーガー』の大門豊役でお馴染みの山口暁氏が演じていました) そんなオレンジアント(商品名はオレンヂアント)の、タカトク当時物のミニサイズソフビ。 ミニサイズながらも、このアンドロイドのヘビーな雰囲気を上手く捉えている造形だと思います。 こちらは触角の部分が青く塗られたタイプですが、他に黒く塗られたタイプもあります。 #人造人間キカイダー #タカトク #東映 #ソフビ #石ノ森章太郎
タカトク ミニサイズ 人造人間キカイダー 第3話「呪いオレンジアントの死の挑戦」dape_man
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タカトク グリーンマンティス ミニサイズ 当時物
世界征服を目論む暗黒組織、ダークの尖兵としてプロフェッサー・ギルの命令のもと破壊活動を行い、またある時には、“死の商人”としての顔も持つダークの資金源として世界各国に売り込まれていた強力なアンドロイド、ダークロボット。それは『仮面ライダー』のショッカー怪人や『変身忍者 嵐』の化身忍者といった、先行する石ノ森章太郎原作のヒーロー番組に登場する怪人たち同様、動物や昆虫をモチーフとした“異形の集団”でしたが、エキスプロが手掛けたショッカー怪人や化身忍者がリアリティや不気味さを追求したデザイン、着ぐるみ造形だったのに比べると、開米プロが手掛けたダークロボットはシンプルでコミカル、石ノ森テイストをストレートに押し出した漫画チックなキャラクター造形が持ち味でした。 『人造人間キカイダー』という番組は『仮面ライダー』よりも高年齢層をターゲットとした番組だったこともあって、不完全な良心回路を持つ人造人間・ジロー(=キカイダー)の心の葛藤や、ジローと光明寺博士の娘・ミツ子との恋愛感情といったドラマ性を重視したシリアスな展開を見せていたのですが、ともすれば暗くなりがちな番組の雰囲気を良い意味で中和させていたのがそうしたダークロボットのユニークさだったと思います。 ダークロボットは、第1話から13話までのダーク破壊部隊(グレイサイキングからピンクタイガーまで)と、第14話以降のダーク新破壊部隊の二つに大別出来ます。戦闘能力としては破壊部隊よりも新破壊部隊のアンドロイドたちのほうが圧倒的に高いのですが、第1話のシルエット越しの名乗りシーン(実際に登場したアンドロイドと名前が一致しない奴もいましたが・・・)や、14話での再生ダーク破壊部隊として勢揃いしたシーンなどの刷り込みもあって、個人的には初期の破壊部隊のほうが印象として強く残っています。 そんなダーク破壊部隊のグリーンマンティス、オレンジアント、ブルーバッファローを、『人造人間キカイダー』放映当時、ミニサイズ(といっても、キカイダー・グレイサイキング・アンドロイドマンのミニサイズよりも更に小さいサイズ)でソフビ化していたのがタカトクです。 まずはグレイサイキングに次いで登場したダーク破壊部隊の二番手、カマキリ型のアンドロイド、グリーンマンティス。光明寺博士に化けて殺人を犯し、博士を殺人犯に仕立て上げようと企てた悪辣なアンドロイドです。 独特のポージングが非常にユーモラスな、何とも味のある造形ですね。しかし、ヒョロッとしたフォルムは、意外と劇中の雰囲気に近くてなかなか良い感じだと思います。 #人造人間キカイダー #タカトク #東映 #ソフビ #石ノ森章太郎
タカトク ミニサイズ 人造人間キカイダー 第2話「怪奇グリーンマンティスは殺人鬼」dape_man
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タカトク アンドロイドマン ミニサイズ 当時物
狂気の天才科学者、プロフェッサー・ギルが率いる暗黒組織、ダークの下級アンドロイド、アンドロイドマン。 いわゆる戦闘員ですね。『仮面ライダー』以降の東映特撮ヒーロー物の戦闘員キャラ、『変身忍者嵐』の血車党下忍や『超人バロム・1』のアントマンは、見た目が如何にもショッカー戦闘員の亜流といった感じでしたが、アンドロイドマンはマスクに工夫がなされていたり、薙刀を武器にしているなど、既存の戦闘員キャラとは差別化が図られていたのが良かったですね。たまに出てくる女アンドロイドマンも妙にインパクトがありました(笑) そんなアンドロイドマンの、タカトク当時物のミニサイズソフビ。 ちょっと歪んだ感じの造形ですが、それがまた「味」にもなっている造形です。 以上、キカイダー・グレイサイキング・アンドロイドマンのミニサイズソフビ3体。 ダーク破壊部隊のソフビは他に3体(グリーンマンティス・オレンジアント・ブルーバッファロー)が更に小さいサイズで出ていますが、この大きさでもっと出して欲しかったところですね。 #人造人間キカイダー #タカトク #東映 #ソフビ #石ノ森章太郎
タカトク ミニサイズ 人造人間キカイダーdape_man
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タカトク グレイサイキング ミニサイズ 当時物
狂気の天才科学者、プロフェッサー・ギルが率いる暗黒組織、ダーク。世界各国に武器や兵器を売り込む“死の商人”として世界各国を股にかけ暗躍し、そこで得た資金を元に最終的には世界征服を目論んでいるという恐るべき組織ですが、そんなダークの主力戦力が13体の動物型のアンドロイドたちで編成されたダーク破壊部隊でした。 グレイサイキングはその一番手としてキカイダー=ジローの前に立ち塞がった最初の敵で、10万馬力の腕力と時速900kmの走力を誇るサイ型のアンドロイド。本編では雄々しくそそり立つ赤いドリル角を武器に、トラックを炎上させたり、ダム発電所を襲撃したりと縦横無尽に暴れまわり、プロモーション的役割をも担っている第1話敵キャラの重責を見事に果たしておりました。 そんなグレイサイキングの、タカトク当時物のミニサイズソフビ。 着ぐるみに比べると上半身がやや貧弱に感じられますが、これが両手を挙げると力瘤を盛り上げた力感溢れるポージングとなり、今にもこちらに向かって突進してきそうな雰囲気があります。 小さいながらも、記念すべき『人造人間キカイダー』第1話の敵キャラに相応しい存在感を持ったソフビ人形に仕上がっていると思います。
タカトク ミニサイズ 人造人間キカイダー 第1話「恐怖のグレイサイキングは地獄の使者」dape_man
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タカトク キカイダー ミニサイズ 当時物
『仮面ライダー』『変身忍者嵐』に続く、石ノ森章太郎(原作)と東映(制作)のタッグによる変身ヒーロー物第3弾、『人造人間キカイダー』。 その主人公が、ロボット工学の世界的権威である光明寺博士が暗黒組織ダークに対抗するため、密かに作り上げたアンドロイドヒーロー、キカイダーです。 青(正義の心)と赤(悪の心)の大胆なボディーカラーに、内部のメカニックが透けて見える斬新奇抜なデザイン。「人体模型」をモチーフにしているということで、最初、キカイダーを見た時は子供心にも異様なものを感じましたが、不完全な良心回路を持つゆえに心の中で常に葛藤しているヒーローというのは、仮面ライダーとはまた違った魅力がありましたね。 タカトクのキカイダー。 タカトクからは当時、大サイズ・ミドルサイズ・ミニサイズなど、数種類のキカイダーのソフビが発売されましたが、こちらは大きさ約14センチのミニサイズになります。 最初期のNG版スーツをモデルにした、真っ黒お目々が可愛らしいキカイダーです。 #人造人間キカイダー #タカトク #東映 #ソフビ #石ノ森章太郎
タカトク ミニサイズ 人造人間キカイダーdape_man
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タカトク デビルタイガー ミニサイズ 当時物
不知火四番目の刺客、不知火順四郎(演じたのは『機動武闘伝Gガンダム』のマスター・アジアなどでお馴染みの声優、秋元羊介氏)が操る、デビルタイガー。 口から放つ火炎攻撃を得意とする“火炎ロボット”ですが、刺々しい鎧を纏った、無骨な感じが良いですね。 タカトクのデビルタイガー。 カラーリングは全く異なりますが、プロテクター部分のポッコリ出た部分など、着ぐるみの雰囲気はそれなりに上手く捉えています。 タカトクで発売された不知火ロボットは、ダブルサタンとこのデビルタイガーの2種類のみ。アイアンキングの没デザインの流用したバキュミラーや、マジンガーZよりも2か月早く“ロケットパンチ”を披露したジャイロゲス(奇しくも2か月後、『マジンガーZ』は裏番組となる...)、トゲの付いた球体から頭と手足が出てくるモンスターゾロなど、他にも印象的な不知火ロボットがいただけに、たった2種類しかソフビ人形が発売されなかったのが惜しまれます。 #アイアンキング #タカトク #宣弘社 #ソフビ #怪獣
タカトク ミニサイズ アイアンキング 第4話「弦太郎孤独旅」dape_man
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タカトク ダブルサタン ミニサイズ 当時物
『アイアンキング』には3つの敵組織が次から次へと登場しますが、最初に現れたのがアイヌや琉球を思わせる、二千年前に大和朝廷によって滅ぼされた先住民族の末裔、「不知火一族」です。 彼らは現政権を崩壊させ、祖先の地・日本を奪還せんと破壊活動を行いますが、その際に主戦力となっていたのが巨大な人型の不知火ロボット。不知火太郎(演じたのは『忍者キャプター』の風魔烈風や暗闇忍堂など、この手のキャラをやらせたらピカイチの堀田眞三氏)を頭領に戴く一族の精鋭、不知火十人衆が炎の形をしたバッジ型のコントローラーで操る10体のロボット群ですが、池谷仙克デザインのこのロボットたちはどれも格好良いですね(第1話登場のバキュミラーに至っては、何とアイアンキングの没デザインの流用!)。巨大ヒーローの敵は決まって怪獣か宇宙人、という時代に、敵が人型ロボットというのは実に新鮮だったと思います。 ダブルサタンは不知火三番目の刺客、不知火順三郎(演じたのは『スーパーロボット マッハバロン』ララーシュタイン役の伊海田弘氏)が操る“分身ロボット”。 ノルウェーのバイキングを彷彿させるビジュアルの不知火ロボットですが、左手の指先には小型のダブルサタンを仕込んであり、それが5体の分身になるというのがユニークでした。 タカトクのダブルサタン。 やや左に傾いている感じが間延びした印象を与えますが、これはこれで何ともいえない味になっています。 #アイアンキング #タカトク #宣弘社 #ソフビ #怪獣
タカトク ミニサイズ アイアンキング 第3話「戦士の微笑」dape_man
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タカトク アイアンキング ミニサイズ 当時物
『シルバー仮面(ジャイアント)』に続く、宣弘社と日本現代企画のタッグによる特撮変身ヒーロー第二弾、『アイアンキング』。 石橋正次と浜田光夫という二人のスター男優を起用した華やかなキャスティング、子供の好きな赤を基調としたアイアンキングのカラーリング、アクション性の強化など、不人気・低視聴率に終わった『シルバー仮面』の反省点を踏まえ、それとは真逆の要素を盛り込んだ作品ですが、そうかといってオーソドックスな特撮ヒーローものにしなかったのが本作の凄いところ。全話の脚本を手掛けたのがあの佐々木守氏ということもあって、主人公=ヒーローという特撮ヒーローもの定番の図式を廃したり、敵組織に日本先住民族(不知火一族)や極左テロリスト集団(独立幻野党)を設定するなど、ある意味『シルバー仮面』に負けず劣らずの異色作となっています。 第3の敵・宇虫人タイタニアン編(第18話~26話)になってオーソドックスな路線(侵略宇宙人の登場や、ヒーローが敵にトドメを刺すようになった)にやや傾いてしまった感はありますが、それでも主人公とヒーローが織り成す、この番組の独特な雰囲気だけは最後まで失われることはありませんでした。 『アイアンキング』は一人の名脚本家の強い個性が遺憾なく発揮された、日本の特撮史上でも稀有な作品ではないでしょうか。 『アイアンキング』関連のソフトビニール人形は、本放映時にスタンダードサイズとキングサイズが旧バンダイで、ミニサイズはタカトクで展開されました。 画像はタカトク製、ミニサイズのアイアンキング。 腰の分割ラインの処理が甘かったりと、いかにもタカトクらしい雑さが感じられる(しかし、それが“味”にもなっている)ミニソフビですが、造形自体は意外と綺麗にまとまっていると思います。 この赤成型バージョンの他に、クリア成型タイプが2種類発売されました。 #アイアンキング #タカトク #宣弘社 #ソフビ #怪獣
タカトク ミニサイズ アイアンキングdape_man
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タカトク サタンガメツク ミニサイズ 当時物
初代極東司令官として、日本中から食料を奪う「日本ハンガー作戦」を指揮した、サタンガメツク。 頭から伸びる2本の腕、腹にも口(この口からも「奥の手」と称する腕が飛び出してくる!)がある姿がインパクト大な、序盤の『コンドールマン』を大いに盛り上げてくれた立役者でしたね。 このサタンガメツクの他にも、モンスター一族にはゼニクレージーやスモッグトンなど個性的な面々が揃っていましたが、これらモンスター一族のデザインを手掛けたのは、虫プロ出身の成田マキホ氏。特撮デザインで成田といえば成田「亨」氏があまりにも有名ですが、モンスター一族や『サンダーマスク』の魔獣を手掛けた、こちらの成田「マキホ」氏の仕事も忘れてはならないと思います。 タカトク・ミニサイズのサタンガメツク。 このサタンガメツクのソフビも「戦うコンドールマン3点セット」で販売されていたものです。ミニソフビらしく、かなりデフォルメされていますが、サタンガメツクの特徴は上手く捉えています。 それにしても、これだけ魅力的なキャラが揃っていたモンスター一族のソフビが、キングモンスターとサタンガメツクの2体しか出なかったのは何とも残念。ゴミゴン・スモッグトン・ヘドロンガーの三大幹部とゼニクレージー辺りが出ていたら、きっと味のあるソフビ人形になっていたでしょうね。 #コンドールマン #正義のシンボルコンドールマン #タカトク #東映 #ソフビ #川内康範 #怪人
タカトク ミニサイズ コンドールマン(正義のシンボル コンドールマン)dape_man
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タカトク キングモンスター ミニサイズ 当時物
ニューヨークのエンパイアステートビルの一室にアジトを構え、日本征服の指令を発していたモンスター一族の帝王、キングモンスター。 オリエンタルなコンドールマンのデザインに対比するかのように、西洋の悪魔をモチーフとしたデザインの怪人ですね。 手下には拝金主義の権化、ゼニクレージーや、大量消費文化の権化、ゴミゴンなどがいますが、これらモンスター一族は、エンパイアステートビルをアジトにしていた事からも分るように、戦後ニッポンを蝕んだ元凶としての「アメリカ」のメタファーなのではないかと思います。 民族派の一面を持ち、反米的な著作もある川内氏の思想が色濃く反映されたキャラクターといえます。 タカトク・ミニサイズのキングモンスター。 小さいながらも、禍々しいまでの存在感に満ち溢れたソフビです。 このキングモンスターのソフビは、コンドールマン・サタンガメツクとの「戦うコンドールマン3点セット」で販売されていました。 #コンドールマン #正義のシンボルコンドールマン #タカトク #東映 #ソフビ #川内康範 #怪人
タカトク ミニサイズ コンドールマン(正義のシンボル コンドールマン)dape_man
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タカトク 合成鳥人コンドールマン ミニサイズ 当時物
こちらはミニサイズです。 ミニサイズながらも両腕可動・マント付きでそれなりに雰囲気のあるソフビです。単品売りと、別項で紹介するキングモンスター、サタンガメツクとのセット売りの2種類がありました。コンドールアロー(羽根型ナイフ)が1本付属しています。 タカトク製のコンドールマンはこの3種の他に、ミサイル発射ギミック備えた30センチサイズのソフビ人形があります(残念ながら未所有)。 #コンドールマン #正義のシンボルコンドールマン #タカトク #東映 #ソフビ #川内康範 #怪人
タカトク ミニサイズ コンドールマン(正義のシンボル コンドールマン)dape_man