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銅版画 江戸川乱歩の世界 / 多賀新
春陽文庫の乱歩全集には解説がない、活字が汚くて読みにくいといった難点があるが、多賀新の銅版画による表紙の素晴らしさは一級品。暗くて、いかがわしくて、気色悪くて、変で素晴らしい。多賀新は、1946年北海道生まれの版画家。1969年から銅版画を独学で学び、1973年に版画グランプリ展賞を受賞した人で、少年時代に都会の雰囲気を味あわせてくれた乱歩には思い入れがあるらしく、それゆえに良い作品が仕上がるのだなと思わせてくれる。
アート 春陽堂 1988年大吉GUY
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エッ?グッ! モスラ
卵の先端部分を回すとゼンマイが作動、パカッと割れてモスラ幼虫がうねうね歩き出すという可愛いんだか気持ち悪いんだか分からない優れもの。他にもゴジラとかキングギドラとかがあったと思うけど、コンセプト的にモスラが最高でしょう。単純だけどよく出来てて、いまだに遊ぶことがある逸品です。
特撮 タカラ 1988年大吉GUY
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ドグラマグラ テレフォンカード03
『ドグラマグラ』のアートワークに太田螢一を起用したのは大正解だった。この妖し気な雰囲気。さすがゲルニカである。これ以上のものは望めまいと思う。
テレホンカード 1988年大吉GUY
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ドグラマグラ テレフォンカード02
松本俊夫監督の『ドグラマグラ』(1988)は、JR京都駅の東にあったルネッサンスホールへ見に行った。監督と主演俳優である桂枝雀の対談も見た。関係ないけど、枝雀の「代書屋」が大好きだ。それにしても、呉モヨ子を演じた三沢恵里は可愛かったが、今、何をしているのだろう。
テレホンカード 1988年大吉GUY
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ドグラマグラ テレフォンカード01
夢野久作原作を見事に映像化した松本俊夫による映画が公開された1988年、パンフレットの表紙にも使われた太田螢一の絵をテレフォンカードにしたもの。テレフォンカードって言っても、最近の若い人には分からないかなぁ。
テレホンカード 1988年大吉GUY