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1969年1月21日発売 マジカル・ミステリー・ツアー カセット
タイトル:マジカル・ミステリー・ツアー 形態:カセット・テープ レーベル:Odeon 品番:OZA-3052 定価:¥2,300 発売日:1969年1月21日 このアルバムはオリジナルが US盤 ですが、その US盤と全く同じ収録曲で、 曲順の変更もありません。 国内盤の同内容LPが 1968年12月5日発売なので、余り日を開けずに発売されたわけです。 注目すべきはレーベルが Odeon であることです。 実は同じ 1969年1月21日に、2枚組のLP「ザ・ビートルズ」(ホワイト・アルバム) が発売になっており、そちらは Apple レーベルになっているのです。 このアルバム(LPのOP-9728)、リアルタイムでは買いませんでした。 既にコンパクト盤2枚組を購入していましたし、B面もすべてシングル盤で 所有していたからです。 「後出しでこういうのを出すというのはずるい」と思ったものです。 画像4は、このカセットと直接関係ありませんが、ミュージック・ライフ誌1968年10月号 に掲載された不二家の広告です。「世界のGSでお部屋をピンアップしよう!」 ということで、ルック・チョコレートなどでポスターがもらえるキャンペーンが 広告されています。(ビートルズもGSか!?) ビートルズのみ「MMT賞」というのがあり、これが「Magical Mystery Tour」 にちなんだものではないかと思います。 画像5がそのML誌の表紙、画像6は 69年1月号 に掲載された同キャンペーンの 告知です。「MMT賞」のロゴ、まず間違いないのではないかと… 感じたことが二つ。 1.この頃から「MMT」という略称を使っていたこと 2.不二屋のチョコレートは長寿だ #ミュージック・テープ資料 #カセット・テープ資料 #ビートルズ
ビートルズ 音楽 マジカル・ミステリー・ツアー 東芝音楽工業chirolin_band
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1968年5月15日発売 ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア! カセット
ビートルズの国内初カセット・テープ 「ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!」です。 レーベル:Odeon 品番:OZA-3006 定価:¥2,300 発売日:1968.05.15 全13曲という全体構成は、オリジナルUK仕様と同じです。 が、曲順は変更されています。 カセットやオープン・リールの場合、 8トラほどの強い制約(4分割均等)はありませんが、 A/B面をできるだけ同等のタイムでという(2分割均等)のはあります。 少なくともアメリカの場合、このアルバムは全く発売事情が異なっていますので、 米盤を真似たということはない筈です。 それにしても、国内初のカセット・テープが、何故「ヤア!ヤア!ヤア!」 なのでしょうか? 最新のアルバムではないし、さりとて最初から順番にというわけでもありません。 この辺り、当時の国内盤発売事情も関係しているかもしれません。 「イギリス盤に準拠して順番に」と考えると、最初の2枚は来日記念盤として 別の流れで出してしまっていたし、さりとて国内仕様の「ビートルズ!」や 「ビートルズNo.2」はモノラルで出しづらかったかも…… 等と考えてしまいます。(勝手な推測です) この後の国内版テープの流れを見ていると、このUK仕様の「ヤア!ヤア!ヤア!」だけ、 ちょっと異質な感じを受けます。 US仕様路線で行く場合、ユナイト盤は出せない、「Something New」はあるが 肝心の映画タイトル曲や、日本で大ヒットした「恋する二人」が欠けているのも痛い。 そこまで考えて、これだけはUK仕様でまず出そう、ということだったとしたら それはそれで慧眼と言うべきかも!? #ミュージック・テープ資料 #カセット・テープ資料 #ビートルズ
ビートルズ 音楽 ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア! 東芝音楽工業chirolin_band
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LP初期のジャケット その14 ウェストミンスター盤のベートーヴェン七重奏曲
ベートーヴェンの七重奏曲。 演奏はバリリ弦楽アンサンブルとウィーン・フィルハーモニー木管合奏団となっていますが、詳細は以下の通りです。 (Vn)ワルター・バリリ (Va)オットー・シュトラッサー (Vc)リヒャルト・クロチャック (Cb)オットー・リーム (Cl)レオポルド・ウラッハ (Hr)ゴットフリート・フォン・フライベルク (Fg)カール・エールベルガー すべて当時のウィーン・フィルの首席奏者たちですので、言わばミニ・ウィーン・フィル。 オットー・シュトラッサーはセカンドのトップでしたが、ここではヴィオラを弾いたのでしょうか… また、英語版の解説でホルンが French Horn と書かれていますが、もちろんこれは間違いで Wienner Horn です。 ウェストミンスターの国内盤は、国際ラジオセンターが発売元となってスタートしましたが、1955年12月には日本ウェストミンスター(株)が設立されています。 このレコードはちょうどその切り替わりの頃のものですが、レーベルには「MADE BY KOKUSAI RADIO CENTER」と書かれています。 ウィーン情緒豊かな演奏ですが、現在のテンポ感とは大部違いがあります。 #アナログレコード
音楽 日本ウェストミンスター ¥2,300chirolin_band
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LP初期のジャケット その8 クーベリックの新世界
ラファエル・クーベリック指揮ウィーン・フィルによるドヴォルザークの「新世界より」です。 国内ロンドン盤で、1957年7月10日に臨時発売されました。 初出時の定価は ¥2,300 でした。 日本語解説が裏ジャケットに印刷されており、見開きの内側に英語解説が掲載されています。 このレコードも帯が残っていました。収録曲の日本語表記と、評論家による演奏評となっています。 #アナログレコード #ラファエル・クーベリック #ウィーン・フィルハーモニー
音楽 キング・レコード ¥2,300chirolin_band
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LP初期のジャケット その6 ブルーノ・ワルターのモーツァルト 2
ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルによるモーツァルトをもう一枚。 こちらは交響曲第39番と第41番の組合せです。 国内初出盤の WL-5226 で、発売は1957年5月10日です。(資料によって15日となっているものもあります) この頃になると、日本語解説が裏ジャケットに印刷されるようになっており、別冊解説書はなくなりました。 これも帯が残っていましたが、メインは評論家の推薦コメントとなっています。 #アナログレコード #ブルーノ・ワルター
ブルーノ・ワルター 日本コロムビア ¥2,300chirolin_band
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LP初期のジャケット その4 デニス・ブレインのモーツァルト
デニス・ブレインの吹いたモーツァルト/ホルン協奏曲集です。バックはカラヤン指揮のフィルハーモニア管弦楽団です。 国内初出盤は日本コロムビア XL-5073 で、1955年7月新譜です。裏ジャケットの解説は英語で、別冊の解説書が挿入されています。 5枚目の画像が同内容のアメリカ・エンジェル盤ですが、背景が違っているだけで同じデザインですね。 素材はケルビーノ・アルベルティの版画だと思います。 最後は本国のイギリス盤で、これは全く違ったものになっています。 カッティングは全てイギリスで行われていたようです。 #アナログレコード #デニス・ブレイン
デニス・ブレイン 日本コロムビア ¥2,300chirolin_band