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1971年4月21日発売3 マーチング・ウイズ・ザ・ビートルズ/アイリッシュ・ガード・バンド カセット・テープ
タイトル:マーチング・ウイズ・ザ・ビートルズ アーティスト:アイリッシュ・ガード・バンド 形態:カセット・テープ レーベル:Odeon 品番:OZA-3157 定価: ¥2,100 発売日:1971.04.21 ビートルズ自身の演奏ではありませんが、関連アイテムとして取り上げてみます。 ブラス・バンドによるマーチ・スタイルのアレンジで、同内容のLPも 同年4月25日発売として同じ月報に掲載されています。(画像3) このアルバムはこれが初登場ではなく、既に2回発売されていました。 初出はイギリスからの直輸入盤(いわゆるメ直盤)で、67年2月号の月報に 載っています。配布は5月下旬となっていますが、ここではポピュラーの 括りになっています。(画像4&5) 2度目は、吹奏楽のクラシック盤としてエンジェル・レーベルで発売されました。 (AA-8394 1969年1月10日発売 画像6) また、選曲も一風変わっていて、 「アイル・キープ・ユー・サティスファイド」 「イッツ・フォー・ユー」 などという曲が含まれています。 これらは「レノン=マッカートニ」の作品ですが、前者はビリー・J・クレーマーとダコタス 後者はシラ・ブラックに提供された楽曲で、ビートルズ自身はレコードにしていません。 ブラス・バンドの腕は確かですし、ユニークな企画だと思うのですが、 さすがに「ミッシェル」とかになると、自分の感受性のダイヤルを色々回してみても、 なかなか同調させるのは難しかったです。 (個人的な感想です) #ミュージック・テープ資料 #カセット・テープ資料 #ビートルズ関連
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1971年4月21日発売2 ビートルズ・グレート・ヒット20/ジョージ・マーティン・オーケストラ 8トラ&カセット・テープ
タイトル:ビートルズ・グレート・ヒット20 アーティスト:ジョージ・マーティン・オーケストラ 形態1:8トラ・カートリッジ・テープ 形態2:カセット・テープ レーベル:Odeon 品番1:OYS-7066 品番2:OZS-3026 定価1: ¥3,400 定価2: ¥3,200 発売日:1971.04.21 ジョージ・マーティン・オーケストラによる ビートルズ・メロディー集です。 8トラとカセットが同時発売ですが、どちらも20型(全曲集タイプ)で、 価格も12型よりも高くなっています。 同時発売のLPは見当たりません。 この時点までにアルバムが2アイテム発売されていましたので、 この中から20曲を選んだのではないでしょうか。 画像4:ビートルズ・ヒット・ソング集(OP-7179 1965年1月新譜) 画像5:デラックス・ダブル・ビートルズ・イン・ムード (OP-9429B 1970.5.25) こういう演奏ものを聞いていていつも感じるのは、 「ブルー・ノート音程の気まずさ」です。 多少理屈っぽい話になりますが、ブルース,R&B,R&R等の スケール(音階)では3度と7度がフラットすることがよくあります。 ドレミファソラシドで言うと、「ミとシ」が「ミ♭とシ♭」に なるわけです。(これがいわゆる「ブルーノート」です) これをヴォーカルやギターのベンド等で使う場合は 何の違和感もないのですが、 ストリングスでやると、とっても居心地が悪いのです。 7度(シ♭)の場合は、コードで言うと「セブンス」系のコードで、 これはクラシックでも「属七の和音」として当たり前に使われていますので、 さほど違和感はないですが、3度(ミ♭)がかなり気持ち悪いです。 何故なのかは、よく判りません。 ポピュラー系の場合、ミがミ♭になってもキーはCのまま (Cmではない)で行くので、理屈から言うと これはかなりよろしくない筈です。 が、聴感上は特におかしいとは思いません。 もしかすると、ブルー・ノート音程というのは、 平均律の音程とは違うのかもしれない? (勝手な想像です) 例えば「She Loves You」で言うと、 With a love like that You know you should be glad の「know you」のところです。 (リンク音源だと1分8秒あたり) #ミュージック・テープ資料 #8トラ・カートリッジ・テープ資料 #カセット・テープ資料 #ジョージ・マーティン・オーケストラ https://www.youtube.com/watch?v=diD1bUcjqwk
ジョージ・マーティン・オーケストラ 音楽 ビートルズ・グレート・ヒット20 東芝音楽工業chirolin_band
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1971年4月21日発売1 愛の喜び/メリー・ホプキン カセット・テープ
タイトル:愛の喜び アーティスト:メリー・ホプキン 形態:カセット・テープ レーベル:Odeon 品番:OZA-3156 定価: ¥2,100 発売日:1971.04.21 メリー・ホプキンの日本での2枚目のアルバムのカセットです。 LP(OP-80192)も同じ月報(1971年5月号)に掲載されていますが、 発売日は 1971.04.25 ですので、僅かながらカセットの方が早かったことになります。 2枚目のアルバムと言っても、アップル以前に録音された(Cambrian Records)ものです。 レーベルがオデオンになっているのも、そのためです。 タイトル曲が70年万博のステージで好評だったことから、発売されたのでしょう。 原曲はマルティーニ作曲の歌曲「愛の喜びは」です。 プレスリーの「好きにならずにいられない」も同じ歌曲のアレンジでした。 #ミュージック・テープ資料 #カセット・テープ資料 #メリー・ホプキン
メリー・ホプキン 他 音楽 愛の喜び 他 東芝音楽工業chirolin_band
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1969年2月1日発売? ヘイ・ジュード ミニカセット
タイトル:ヘイ・ジュード 形態:ミニ・カセット(カセット・テープ) レーベル:Odeon 品番:OZE-3016 定価:¥750 発売日:1969.02.01? ミニ・カセット用の独自編集ものの第2弾です。 収録曲が「ヘイ・ジュード」と「レボリューション」ともう1曲(不明)です。 掲載した資料はテープ月報1969年4月号の、既発商品リストです。 東芝のレコード月報1969年2月号と3月号には、テープの新譜が記載されていません。 (69年1月号までは毎月掲載されていました) 69年4月以降は、アルバム・タイトルなどの概要のみを掲載し、「曲目などの詳しい内容は 別冊の音楽テープ月報をご覧ください」とのコメントが書かれています。 私が所有している音楽テープ月報は69年3月号からなのですが、多分69年2月号が あるのだと思われ、この「ヘイ・ジュード」はそこに掲載されている可能性が高い と考えています。(推測です) 品番が OZE-3016 とあることからレーベルは Odeon と推測しました。 (Apple レーベルになってからは PZE になっています) #ミュージック・テープ資料 #ミニ・カセット(カセット・テープ)資料 #ビートルズ
ビートルズ 音楽 ヘイ・ジュード 東芝音楽工業chirolin_band
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1969年1月21日発売 マジカル・ミステリー・ツアー カセット
タイトル:マジカル・ミステリー・ツアー 形態:カセット・テープ レーベル:Odeon 品番:OZA-3052 定価:¥2,300 発売日:1969年1月21日 このアルバムはオリジナルが US盤 ですが、その US盤と全く同じ収録曲で、 曲順の変更もありません。 国内盤の同内容LPが 1968年12月5日発売なので、余り日を開けずに発売されたわけです。 注目すべきはレーベルが Odeon であることです。 実は同じ 1969年1月21日に、2枚組のLP「ザ・ビートルズ」(ホワイト・アルバム) が発売になっており、そちらは Apple レーベルになっているのです。 このアルバム(LPのOP-9728)、リアルタイムでは買いませんでした。 既にコンパクト盤2枚組を購入していましたし、B面もすべてシングル盤で 所有していたからです。 「後出しでこういうのを出すというのはずるい」と思ったものです。 画像4は、このカセットと直接関係ありませんが、ミュージック・ライフ誌1968年10月号 に掲載された不二家の広告です。「世界のGSでお部屋をピンアップしよう!」 ということで、ルック・チョコレートなどでポスターがもらえるキャンペーンが 広告されています。(ビートルズもGSか!?) ビートルズのみ「MMT賞」というのがあり、これが「Magical Mystery Tour」 にちなんだものではないかと思います。 画像5がそのML誌の表紙、画像6は 69年1月号 に掲載された同キャンペーンの 告知です。「MMT賞」のロゴ、まず間違いないのではないかと… 感じたことが二つ。 1.この頃から「MMT」という略称を使っていたこと 2.不二屋のチョコレートは長寿だ #ミュージック・テープ資料 #カセット・テープ資料 #ビートルズ
ビートルズ 音楽 マジカル・ミステリー・ツアー 東芝音楽工業chirolin_band
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1969年1月10日発売 レディ・マドンナ ミニカセット
タイトル:レディ・マドンナ 形態:ミニ・カセット(カセット・テープ) レーベル:Odeon 品番:OZE-3011 定価:¥750 ミニ・カセットということで、4曲入り ¥750 です。 形状は普通のカセットと同じですから、特別な専用機は必要なく、 通常のカセット・デッキ,カセット・プレーヤーで再生できます。 ビートルズに関しては、勝手なベスト盤の編集(LP)は許されなかったわけですが、 こういうものはOKだったのでしょうか? レコードだとコンパクト盤に相当するものですが、 これと同内容のコンパクト盤はありません。 ミニ・カセット独自の編集ものです。 月報にジャケ写が掲載されるようになりました。うれしいことですね。 それにしても、こういうものが発売されていたという記憶が全くありません。 レコード店でも見た覚えがないのです。 そこで当時の生産実績を調べてみたのが4つ目の画像です。 オープン・リールは一部のマニア用、テープの中心は8トラで カセットはまだまだこれからという感じです。 (日本レコード協会の資料による) これは自分の記憶とも一致します。 当時、オープン・リールのテープ・デッキは既に所有していましたが、 エア・チェック,自分たちのバンドの生録,借りたレコードの録音用で、 録音済のテープを買って聞くものとは考えていませんでした。 カセットは正直に言うとおもちゃ同然と思ってました。 (あくまでも個人的な印象です) ファンとしてもうひとつ気になるのは、このカセット 音がリアル・ステレオなのかどうか?です。 (ジャケット・カバーには「STEREO」表記があります) 可能性があるのは「ハロー・グッドハイ」で、 これは「マジカル・ミステリー・ツアー」の LPが直前に(1968.12.5)発売されていましたから、 使おうと思えば使えたかも…… 「愛こそはすべて」も「イエロー・サブマリン」のLP用マスターが入っていれば 使えたかもしれません。(あくまで可能性です) 残る「レディ・マドンナ」と「ジ・インナー・ライト」の2曲は、 この時点では イギリスでもステレオ・ミックスが作られていませんから、 まず疑似ステレオ(或いはモノ)でしょう。 断定するためには現物を確認するしかないのですが、 見つけるのは大変でしょうね。 (あったとしても、どういう金額になるのか……) #ミュージック・テープ資料 #カセット・テープ資料 #ミニ・カセット #ビートルズ
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1968年7月10日発売 これがビートルズ Vol.1 8トラ・カートリッジ・テープ & サージェント カセット
1968年7月10日に、2タイトルが同時発売されています。 タイトル:これがビートルズ Vol.1 形態:8トラ・カートリッジ・テープ レーベル:Odeon 品番:OYA-7039 定価:¥2,800 来日記念に発売されたLP「ステレオ!これがビートルズ Vol.1」(OP-7548) の8トラ版ということでしょう。 曲順が変更されています。 タイトル:サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド 形態:カセット レーベル:Odeon 品番:OZA-3026 定価:¥2,300 収録曲が総て記載されていませんが、曲順が変更されているようです。 サージェントに関しては、直輸入版も含めて、オープン・リール,8トラ,カセット と出揃ったことになります。 #ミュージック・テープ資料 #8トラ・カートリッジ・テープ資料 #カセット・テープ資料
ビートルズ 音楽 これがビートルズ Vol.1,サージェント・ペパーズ 東芝音楽工業chirolin_band
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1968年6月10日発売 オールディーズ 8トラ・カートリッジ・テープ&カセット
「オールディーズ」ですが、8トラとカセットが同時に発売されています。 <8トラ> レーベル:Odeon 品番:OYA-7028 定価:¥2,800 発売日:1968.06.10 <カセット> レーベル:Odeon 品番:OZA-3016 定価:¥2,300 発売日:1968.06.10 どちらもオリジナル通りの16曲が収録されていますが、曲順は変更されています。 8トラとカセットでも異なっているので、それぞれの事情があった ということでしょうか。 #ミュージック・テープ資料 #8トラ・カートリッジ・テープ資料 #カセット・テープ資料
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1968年5月15日発売 ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア! カセット
ビートルズの国内初カセット・テープ 「ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!」です。 レーベル:Odeon 品番:OZA-3006 定価:¥2,300 発売日:1968.05.15 全13曲という全体構成は、オリジナルUK仕様と同じです。 が、曲順は変更されています。 カセットやオープン・リールの場合、 8トラほどの強い制約(4分割均等)はありませんが、 A/B面をできるだけ同等のタイムでという(2分割均等)のはあります。 少なくともアメリカの場合、このアルバムは全く発売事情が異なっていますので、 米盤を真似たということはない筈です。 それにしても、国内初のカセット・テープが、何故「ヤア!ヤア!ヤア!」 なのでしょうか? 最新のアルバムではないし、さりとて最初から順番にというわけでもありません。 この辺り、当時の国内盤発売事情も関係しているかもしれません。 「イギリス盤に準拠して順番に」と考えると、最初の2枚は来日記念盤として 別の流れで出してしまっていたし、さりとて国内仕様の「ビートルズ!」や 「ビートルズNo.2」はモノラルで出しづらかったかも…… 等と考えてしまいます。(勝手な推測です) この後の国内版テープの流れを見ていると、このUK仕様の「ヤア!ヤア!ヤア!」だけ、 ちょっと異質な感じを受けます。 US仕様路線で行く場合、ユナイト盤は出せない、「Something New」はあるが 肝心の映画タイトル曲や、日本で大ヒットした「恋する二人」が欠けているのも痛い。 そこまで考えて、これだけはUK仕様でまず出そう、ということだったとしたら それはそれで慧眼と言うべきかも!? #ミュージック・テープ資料 #カセット・テープ資料 #ビートルズ
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1968年4月10日発売 リボルバー 8トラ・カートリッジ
1968年4月10日発売分です。 直輸入で発売された「リボルバー」の8トラ・カートリッジの国内ものです。 タイトル:リボルバー 形態:8トラ・カートリッジ・テープ レーベル:Odeon 品番:OYA-7015 定価:¥2,800 発売日:1968.04.10 国内ものということでその内容が気になるところですが、なんと米仕様のままです。 曲順変更や「トゥモロウ・ネバー・ノウズ」の泣き別れまで、米Capitol と全く同じです。 「リボルバー」は、LPのUSマスター・シリーズからも除外されていますので、 米仕様のレコードは日本で発売されたことはない、と思われていますが、 実はテープで1968年に発売されていたわけです。 8トラ用にプログラムを編集することを避け、アメリカで編集されたものを そのまま利用してしまえ、ということだったのでしょうか? 真相は判りませんが、この後の8トラ・テープの発売状況を見ると、 あながち的外れとも言えないような気もして来ます。 #ミュージック・テープ資料 #8トラ・カートリッジ・テープ資料 #ビートルズ
ビートルズ 音楽 リボルバー 東芝音楽工業chirolin_band