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キハ58(キユ25)
郵政省所有の私有郵便車で気動車としては唯一の全室郵便車となっています。1960年代以降の全室郵便車のうち新製車については、郵政職員の労働作業環境改善のため冷房装置付で製造されるようになりました。このため本形式も新製時からAU13形分散式冷房装置4基と自車給電用4DQ発電装置を搭載するほか、長大編成対応車グループに属する1・2も屋根高さが末期増備グループに属する3・4相当に低いのが特徴となっています。全車が高松運転所に配置され四国地区で運用されましたが、鉄道郵便業務の廃止にともない1986年6月6日に全車廃車されました。
Tomix 国鉄Chikatetu-Kanji
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287系(くろしお色)
南紀方面の特急「くろしお」に使用されていた381系の老朽化による置き換えのため2012年3月より投入されました。381系が振り子式車両に対して本系列は振り子機能が備わっていません。「くろしお」用として窓下にオーシャングリーンの帯が入っているのが特徴です。
Tomix JR西日本Chikatetu-Kanji
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485系(クロ480形0番台)
1984~1985年に「有明」短編成化に伴いサロ481形を鹿児島車両管理所と小倉工場で制御車化改造した下り向き専用車。クロ481形50番台とは異なり、クハ481形300番台車に準じた運転台が台枠ごと接合される形となったため、外観および定員などは大きく異なっています。1~4はAU12形5基搭載の初期車からの改造車のためキノコ型クーラーに電気釜スタイルとなっているのが特徴です。15両全車がJR九州に承継され11・12は後に半室普通車化再改造によりクロハ480-51・52となったほか、後年は「かもめ」「にちりん」でも運用され2000年までに全車廃車となりました。
Tomix JR九州Chikatetu-Kanji
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ED75 0番台(前期型)
1963年に常磐線が平駅(現・いわき駅)まで交流電化開業するのに伴い、それまでのED71形の後継機種として広汎な運用に供するため汎用性を重視して設計されました。特急列車から一般貨物列車まで幅広く運用されましたが、1980年代以降はEF81形の運用拡大、夜行客車列車や貨物列車の削減、普通客車列車の電車化・気動車化などによって運用が減少し、JR移行時には初期車を中心に大量の廃車が発生。その直後、廃車となった一部の車両が日本貨物鉄道(JR貨物)の輸送量増大に対応するため車籍を復活して運用に就くもその後はEH500形の増備によって淘汰が進み、2012年6月までに全て廃車となりました。
Tomix 国鉄Chikatetu-Kanji
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50系
1920年代から1960年代にかけて製造された鋼製客車を置き換え、主に地方都市圏の通勤・通学時間帯の普通列車に使用する目的で1977年(昭和52年)より設計・製造されました。赤2号の塗装から「レッドトレイン」とも称されていました。JR化後も引き続き使用されましたが、電車化等により余剰となり2001年10月に快速「海峡」用の5000番台を除いて全廃となりました。
Tomix 国鉄Chikatetu-Kanji
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ED75 700番台
奥羽本線・羽越本線用の耐雪・耐塩害対策装備機として、1971年から1976年までに91両(701~791号機)が製造されました。東北日本海側の電化にあたっては冬季の強い北西風による塩害が懸念されたため、基本番台では屋根上に配置された特別高圧機器を室内配置に変更し、これの艤装空間確保のため機器室内の電装系部品は小型軽量化されているのが特徴です。製造当初から全機を秋田機関区(現・秋田車両センター)に配置し、奥羽本線と羽越本線で使用されています。後年のEF81形増備や老朽化したED71形置換え用として1980年から一部が福島機関区に転属し東北本線でも使用されるようになりました。1986年には青函トンネル専用機のED79形に34両が改造されました。
Tomix JR東日本Chikatetu-Kanji
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マニ50
老朽化したマニ60形・マニ36形など旧形車の置換え用として1977年(昭和52年)~1982年(昭和57年)に236両が製造されました。室内配置は従来の荷物車とほぼ同等でトイレ・貴重品室を、乗務員室扉は車体前後に設置し、各々に車掌室と業務用室を配しています。1986年(昭和61年)に鉄道荷物輸送が廃止されたことで本来の荷物車としての用途はなくなり製造年が新しいにもかかわらず大量に廃車となり、現在では救援車代用等で数両が残るのみとなっています。
Tomix 国鉄Chikatetu-Kanji
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コキ110
新開発された15ftコンテナの積載用として2001年に5両が製作されました。コキ106に15ftコンテナ用の緊締装置を追加した構造で外部塗色は識別のため「カラシ色」と呼ばれる黄色塗装となっています。15ftコンテナが試験輸送にとどまったこともあり、コキ106と混用されています。
Tomix JR貨物Chikatetu-Kanji
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ED75(特別塗装)
TOMY75周年の特別塗装機です。実車ではこのような塗装はありません、念のため。
Tomix JR東日本Chikatetu-Kanji
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ED79 100番台
青函トンネルを通過する貨物列車を重連で牽引する際の補助機関車として使用するため13両(101~113)が改造されました。常に重連の函館側に連結して運用するため運転台の側窓改造は函館側(第2エンド側)のみ施工され、青森側(第1エンド側)の運転台は種車の固定窓+落とし窓のままとなっています。新型機関車の導入などによって順次廃車が進2006年3月のダイヤ改正で定期運用から撤退し、2009年3月24日付で廃車されました。
Tomix JR北海道Chikatetu-Kanji
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50系5000番台
1988年(昭和63年)3月に開業した青函トンネルを通って青森~函館間を結ぶ快速「海峡」用に50系を改造し誕生。側面窓を固定式の大型一枚複層窓に交換し、外部塗色は青色地に白帯の塗装に変更されました。車内には青函トンネル内での現在位置表示装置を取り付け、座席は全席とも新幹線0系電車の廃車発生品の転換クロスシートに交換してます。快速「海峡」は2002年(平成14年)12月1日の東北新幹線八戸延伸開業による列車体系再編に伴い廃止となりました。
Tomix JR北海道Chikatetu-Kanji
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ED79 0番台
国鉄が1986年(昭和61年)から津軽海峡線用として製作した交流用電気機関車で、運用の置き換えで捻出されたED75形電気機関車(700番台)から34両が改造されました。。改造は国鉄時代から開始され、1987年4月の国鉄分割民営化に伴い北海道旅客鉄道(JR北海道)が全機を承継し1988年3月の青函トンネル開通以降、北海道新幹線が開業する2016年3月まで旅客列車や貨物列車に使用されました。
Tomix JR北海道Chikatetu-Kanji
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14系700番台「サロンカーなにわ」
国鉄が1983年(昭和58年)9月に改造製作し、「サロンエクスプレス東京」とほぼ同時期の1983年(昭和58年)9月に登場しました。1号車はパノラマラウンジカー、他6両は2人+1人掛け千鳥配置のリクライニングシートとなっています。現在でも車籍を有し団体臨時列車のほか、多客時の臨時列車としても活躍しています。
Tomix JR西日本Chikatetu-Kanji
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DD51(一般型)
1962年から1978年までの16年間に649両が製造されたDD51のうち、主に関東以西に配置された機関車はホイッスルカバー無、運転台前面窓にワイパー装備等寒地仕様車とは異なる仕様として製造されました。
Tomix 国鉄Chikatetu-Kanji
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DE10(JR貨物A更新車)
JR貨物に継承されたDE10は更新工事の際にブルーを基調としたカラーリングに変更されました。現在では後継のHD300が増備され徐々に数を減らしています。
Tomix JR貨物Chikatetu-Kanji