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無印紙證書用紙 (飾磨縣管下)
明治6年に印紙税が日本に導入された際に、角型の一般的な印紙と共に税印、用紙も導入された。 用紙として用意された無印紙証書用紙は「印紙ヲ用ヒサル約定証書ノ類並受取書ノ外十円以下ノ証書類」に用いられたが、各府県で製造されたために様々な府県の無印紙証書用紙が存在する。私が所有するものは飾磨県のものであるが、1使3府72県時代に発行されていたので全部集めるとなると大変である。 なお、無印紙証書用紙は各府県毎に様々な値段で販売されていたが、用紙販売代金の一部を各府県の収入とし、残りを国に納めたという。 無印紙証書用紙には様々な問題があったので(定価が各府県で異なることなど)すぐに証券界紙制度に改められた。
界紙 1874.9.5 1873.6.1印紙類蒐集館
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第一次手彫証券印紙 一圓
第一次手彫証券印紙の最高額面たる一円。落ち着いた藍色が最高額面の雰囲気を漂わせている。2枚目の画像は淡色版。
印紙 1920.6.23 1873.6.1印紙類蒐集館
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第一次手彫証券印紙 五十錢
第一次手彫証券印紙の五十銭。淡い緑色が美しい。2枚目以降の画像は淡色版。
印紙 1920.6.23 1873.6.1印紙類蒐集館
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第一次手彫証券印紙 二十五錢
第一次手彫証券印紙シリーズの二十五銭。二十五銭以上の印紙は低額面と比べてデザイン・大きさが異なる。二十五という日本人には馴染みの無い額面はアメリカ等の西欧諸国のクウォーターという概念を直訳的に取り入れたからであろう。 2枚目の画像は淡色版。
印紙 1920.6.23 1873.6.1印紙類蒐集館
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第一次手彫証券印紙 十錢
第一次手彫証券印紙シリーズの十銭。刷色の変化が激しく、桃色に近いものから黒っぽいものもある。1枚目の画像は淡色版、2枚目は濃色版。3枚目は黒っぽい刷色のものだが、恐らく化学変化によるものであろう。
印紙 1920.6.23 1873.6.1印紙類蒐集館
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第一次手彫証券印紙 五錢
第一次手彫証券印紙の五銭。2枚目の画像は濃色版。淡色版は刷色が明るく美しい。 画像3枚目のように極端に刷色が薄いものも存在する。
印紙 1920.6.23 1873.6.1印紙類蒐集館
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第一次手彫証券印紙 一錢
第一次手彫証券印紙の最低額面。2枚目の画像は濃色版。集めやすい。
印紙 1920.6.23 1873.6.1印紙類蒐集館