無印紙證書用紙 (飾磨縣管下)

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明治6年に印紙税が日本に導入された際に、角型の一般的な印紙と共に税印、用紙も導入された。
用紙として用意された無印紙証書用紙は「印紙ヲ用ヒサル約定証書ノ類並受取書ノ外十円以下ノ証書類」に用いられたが、各府県で製造されたために様々な府県の無印紙証書用紙が存在する。私が所有するものは飾磨県のものであるが、1使3府72県時代に発行されていたので全部集めるとなると大変である。
なお、無印紙証書用紙は各府県毎に様々な値段で販売されていたが、用紙販売代金の一部を各府県の収入とし、残りを国に納めたという。
無印紙証書用紙には様々な問題があったので(定価が各府県で異なることなど)すぐに証券界紙制度に改められた。

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