手彫証券印紙

手彫証券印紙

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外国の税制に倣って日本でも印紙税を導入することとなった。その際に発行されたのが手彫証券印紙である。同時期の桜切手とデザインが似ており、四隅に桜が描かれているのが特徴である。
第一次から第五次までのシリーズがある。
なお、手彫印紙、桜印紙、桜証券印紙とも。ただし近年は桜印紙、桜証券印紙という名称は廃れつつあり一般的な呼び名ではない。

第一次:一銭、五銭、十銭、二十五銭、五十銭、一円
第一次小型改正:二十五銭、五十銭(未発行)、一円
第二次:五銭、十銭、五十銭、五円、二十円
第三次:一銭、五銭、十銭、二十五銭、五十銭
第四次:一銭、五銭、十銭、五十銭、一円、五円、二十円
第五次:一銭、五銭、十銭、二十五銭、五十銭、一円


手彫印紙を専門に展示なさっている非常に興味深いミュージアムがあったので紹介。リンク先のミュージアムでは手彫印紙の貴重な使用例やエラー印紙などが展示されており、中でも電胎版一銭(第五次)のプレートリコンストラクションは圧巻である。手彫印紙の世界に引き込まれたい方は当コレクションルームよりもリンク先のミュージアムを訪ねる方が良い。
https://muuseo.com/unechan





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