南極観測船宗谷 見学記念券

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南極観測船・宗谷を見に行きました。
宗谷は、海上保安庁の砕氷船です。1936年建造の船で、商船として始まり、日本海軍特務艦、輸送船、引揚げ船、1956年から1962年まで初代の南極観測船となって、最後は海上保安庁の巡視船として役目を終えました。
現在、現存する唯一の日本海軍艦船です。
宗谷は船の科学館の横に係留されていました。建造されて77年が経っており、かなり老朽化していました。内部は南極観測船当時の様子が再現され、宗谷が歩んできた波乱万丈の歴史を紹介しています。海軍時代の宗谷には、前方に大砲を搭載していたようです。また後部にはヘリの離発着用の甲板がありましたが、これは南極観測船以降に改装されたそうです。現在の姿は、"巡視船"宗谷です。
ちなみに、私は南極観測船としての宗谷は知っていましたが、軍艦として太平洋戦争にも参戦し、戦後の引揚船、灯台の補給船として使われたことは知りませんでした。この船を製造した川南造船は、母の故郷の長崎・香焼島にあって、私も長崎生まれということで、宗谷にとても親近感を感じました。年代的には、私の父と同年代なので、叔父になります。宗谷おじさん。

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