全日空商事 【1/200】【DH28014】ANA 全日空  DHC−8−400 "ECO BON" JA857A

0

ANA 全日空
DHC−8−400
"ECO BON"
レジJA857A

DHC-8-400型はカナダのボンバルディア・エアロスペース社が開発した高速双発ターボプロップ機である。通称Q400。機(JA857A)はQ400の特別塗装機で、カナダのトロント工場で製造され、2011年5月17日にカナダ・アラスカ(米国)・ロシアの各地点、新千歳空港を経由して大阪国際空港に到着した。
Q400のQがQuiet (静粛性)を意味している通りANVS (Active Noise and Vibration Suppression)と呼ばれるシステムによって客室内の騒音を大幅に抑えている。
プラット&ホイットニーカナダPW150Aエンジンとダウンティ・エアロスペース・プロペラーズ式R408型6枚ブレードによってDHC-8シリーズの中で、最高速度となる650km/hの巡航速度を誇っている。
これはYS-11型機の1.5倍でありジェット機で1時間内外の路線であればほぼ同じ所要時間で到着することが可能になった。
また、巡航高度はジェット機より低く、客室の窓より異が上にある高翼機であるため雄大な景色を楽しむことができる。Q400の燃費は他の同じ大きさのジェット機と比べて群を抜いている。
実際に、羽田=伊丹間に必要な燃料は片道2,350|bs。これは、ジャンボ機が羽田空港で離陸のための地上滑走中に消費される燃料とほぼ同じである。ANAグループのQ400はJA855A(15号機)よりQ400 Next Gen.として各運航システムと共に内装に改良が加えられ、客室内照明のLED化・OHS(手荷物収納棚)のサイズアップ・窓枠の改良等施された。
座席ピッチは32インチ(約81センチ)とゆとりあるスペースが確保されており、快適性・環境性を追求した機体がDHC-8-400なのである。
ANAグループでは、運輸業界初の「エコ・ファースト企業」として、地球温暖化対策をはじめ、さまざまな環境への取り組みを行ってきたが「お客様にもっと身近に私たちの環境への想いを感じていただきたい」との考えから全国各地の空を飛び回るQ400にペイントを施した。
従来のトリトンブルーではなく、若葉をイメージするグリーンの特別塗装機「エコボン」が誕生した。エコボンはECoとBon Voyage(フランス語でよい旅を!を合わせた言葉で、お客様と環境への想いを込めて運航会社であるANAウイングスの社内公募で決定した愛称であり、JA857Aはお客様からの好評に応えて誕生したエコボンの2号機である。
エコボン初号機導入時には、ANAウイングス社の基地がある中部国際空港、大阪国際空港、福岡空港でそれぞれ「我が家のエコ自慢」に応募した地元の親子を招待して、「空の上から地球環境を考える」をテーマに、e-fight2010~遊覧飛行を行った。
エコボンは、地球から、そして、お客様から愛されている飛行機である。

Default