全日空商事 【1/200】【YS21141】 YS−11A 海上保安庁 "旧塗装" JA8701

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海上保安庁
YS−11A
"旧塗装"
レジJA8701

海上における治安維持、船舶の航行安全、捜索教題、現境保全を使命とする海上保安庁のYS-11は、その業務の特殊性から他のオペレーターには無い装備がされているのが特徴です。
同庁では5機のYS-11が運航されていますが、共通して装備されている特殊装備として、見張窓(バブル
2ウインドウ)、体内燃料タンク、物件投下口、標投下装置があります。
胴体後部の左右に張り出した見張窓は直下方向への視界を確保し、最大約4,000Lbsの燃料を積載することが出来る体内燃料タンクは、異燃料タンクと合わせて最大約7時間の飛行を可能とします。
同体内燃料タンクによって機内の座席数は旅客型の半数以下となっています。
物件投下口は遭難者への数援資材投下を実施する他、夜間洋上におけるヘリコプターによる上助の照明弾投下支援に用いられ、標識投下装置は、洋上の目標とする海面着色剤や火工品を投下するのに使用されます。
JA8701は昭和44年(1969年)に製造された機体製造番号2093、YS-11型では初の海上保安庁仕様で昭和44年(1969年)3月に同庁1番目のYS-11「LA701」として就役しました。LAはLarge Aircraftを意味します。LA701の尾部にはブロトン力計が装備されており海底火山のマグマの上昇など地磁気の変化を捉えることができます。
これはLA701のみの特徴で全長が1m長くなっています。
平成20年(2008年)1月現在、LA701は第3管区羽田航空基地に所属、機体にはブルーイレブンの愛称がペイントされています。
離島からの急患輸送、長い滞空能力を生かした提索救難活動等に加えて羽田航空基地のYS-11は短距離離着陸性能を生かしてガルフストリームG-V型機が着陸できない南島島への職員・物資の輸送にもあたっています。
就役から40年近く海上保安庁の業務に活躍してきたYS-11も後継機のDHC-8-300型機の導入にともなう退役の日が近づいています。
モデルは導入当初の船色に美色帯に塗装されていたLA701海上保安庁旧塗装時代を再現したものです。

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