全日空商事【1/200】【YS21113】 YS−11 航空局 旧塗装 JA8610

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航空局 YS−11
旧塗装
レジJA8610

昭和37年4月、航空保安施設の飛行検査がDC-3型「ちよだ」で開始されてから航空局の飛行検査は40周年を迎えました。
航空局がおこなう航空保安施設に対する飛行検査は航空機の安全運航を保つために欠かせない業務のひとつ。YS-11は航空局の飛行検査機として昭和40年4月に1号機が引き渡され、飛行検査の主力機として計6機のYS-11が活躍を続けて来ました。
機内には飛行検査の為の検査機器が装備されておりVOR、レーダー、ILS、PAPIの各航空保安施設に対して飛行検査を行っています。
特殊装備として地上設備が整っていない未開港空港での検査に備えてAPUを持つているのも飛行検査機の特徴のひとつです。
その活躍は東京国際空港(羽田)をホームベースに北は内空港から南は那覇を経由して日本最西端に位置する与那国空港まで日本全国におよびました。
国産旅客機YS-11は日本を飛ぶ航空機の安全運航にも欠かせない重要な役割を担ってきたといえます。
JA8610は航空局にはじめて導入されたYS-11の記念すべき量産1号機です。
最も初期に製作されたYS-11-100型機でメインエントランスドアーが80cm✕160cmと小さくスライド式でなく手前に開くタイプが取りつけられていました。
航空局飛行検査官室では「ひとまる」のニックネームで呼ばれ導入から退役までの33年間を終始、飛行検査機として使われました。
平成10年に退役しましたが歴史的な価値を認められて国立科学博物館の保存機として羽田空港で大切に保管されています。
モデルは導入初から25年以上にわたって飛行検査機の蛍光オレンジ塗装として親しまれたJA8610の旧塗装時代を再現したものです。

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