全日空商事 【1/200】【YS21143】航空自衛隊航空総隊司令部飛行隊 電子戦支援隊 YS-11EA No.12ー1163

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航空自衛隊航空総隊司令部飛行隊
電子戦支援隊 
YS-11EA
ナンバー(レジ)No.12ー1163

航空自衛隊におけるYS-11型は昭和40年(1965年)3月受領のP型52-1151から昭和46年(1971年)7月受領のC型12-1163まで計13機が導入された。
昭和46年(1973年)2月受領の飛行点検機FC型12-1160を除いていずれも輸送用途としての増機であったがその後C-1型輸送機の配備等を背景に各種改修を経て用途変更され本来の輸送機として残る機体は少なくなった。
航空自衛隊のYS-11は輸送(P型、C型)、飛行点検(FC型)に加えて航法訓練(NT型)、電子支援(EA型)、電子測定(EB型)の用途に用いられている。
YS-11EAは平成3年(1991年)12月、空海の幕間協議により従来のロールスロイス製DartMK-542エンジン(2,775SHP)を海上自衛隊対潜哨戒機P-2Jの装備していたT-64-10Jエンジンに換装することで誕生した派生型機である。
T-64エンジンは米国GE社が開発したターボプロップエンジンで3,493ESHPの推力を発する。
YS-11EA型は現在2機確認されており12-1163は昭和46年(1971年)7月C型として受領、昭和52年(1977年)1月ECM訓練を目的とするYS-11E型機に改修され平成3年(1991年)12月にエンジン換装を受けてEA型となった。
エンジン換装に伴いプロペラも3枚となっている。ECM装置J/ALQー7を装備し入間基地の航空総隊司令部飛行隊電子戦支援隊に所属、ECM訓練にあたっているとされるが性能、ミッション等公開されていないなぞの多い機体のひとつ。
EA型機の垂直尾翼には航空総隊司令部飛行隊のマークが描かれている。

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