KATO 【10-1798】883系 「ソニック」 リニューアル車 (AO-3編成)

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883系「ソニック」は平成7年(1995)にデビューした、軽量ステンレス車体にJR九州初の振子機構を採用した交流特急形電車です。
社外デザイナーの手による精悍なエクステリア(外装)と開放的な空間と楽しさを演出したインテリア(内装)は斬新なデザインを誇り、その年のグッドデザイン商品に選定され、翌年のプルーリポン賞及びブルネル賞も受賞しました。
性能面でも最高速度130km/hを誇り、振子機構により曲線通過速度を本則+30km/hを達成し、カーブの多い日豊本線において大幅なスピードアップを実現しました。
現在でも「音速」の名を冠した特急「ソニック」(博多~大分)の運用を中心に8編成が活躍しています。
883系は増備を重ねるごとに変化するデザインや塗色によるバラエティの多さが特徴的でしたが、登場より10年が経過した平成17年(2005)より、順次車内外のリニューアルを実施し、これまで先頭部鋼体を除いて無塗装で銀色だった車体は、九州の東海岸をイメージする濃いメタリックブルーに塗装され、イメージを一新しました。
5両編成と7両編成が存在しましたが、平成20年(2008)より5両編成には車体形状が全く異なる885系をベースとした新造中間車が2両増結され、全ての883系が7両編成に統一されました。
1次車から3次車は当初より7両編成で製造され、全車がステンレス車体で統一されたグループで、2次車にあたるAO-3編成は「ソニックファミリー」の中で唯一前面のパネルがルーバー状のデザインとなっているのが特徴です。

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