レンタルした車たち(9)
PORSCHE 718 Cayman S https://muuseo.com/akio_kitano/items/726 北野晶夫 718 Cayman と ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京 昔の日記の貼り付け 10月1日にポルシェ・エクスペリエンスセンター東京がオープンし、早速予約をいれたが、予行演習として、718 Caymanを借り出して640㎞ほど走ってみた。第一印象は「意外にデカく重厚だな」ということ。ちょっとFerrariカリフォルニアっぽい。しかも、997のターボは走っているうちにだんだんサイズが気にならなくなり、ついにはお値段を忘れてブリティッシュライトウエイトのように振り回せたのに、718は走っても走っても少しも小さく感じられない。そして997ターボは何をしても大丈夫という巌のような安心感があったのだが718はそうはいかない。やはり、お値段通りの違いがあった。本当にポルシェは商売がお上手だ。絶対に買えない貧乏人の自分が言えた義理ではないが・・・。夜、初めての林道で鹿の大群に取り囲まれびっくりした。最近の車はタイヤに物凄く依存していて、タイヤサイズが大きくなった為に車幅がどんどん広くなっている。外国ではいいだろうが、日本ではどうだろう?道幅は広がってはいないのだ。まして使えもしないような大馬力を持ち、太いタイヤと電子制御でカバーするという本当に無駄としか思えないようなことをしている。みんなサーキット通いをしたいんだろうか?やはり、私が所有するなら軽スポーツだ。S660のコーナリング性能を持ったコペンセロがあったらな~。そういえば、夜、結構飛ばしていた718にぴったりついてきた軽自動車がいたっけ。腕がいいんだなあ~と思った。 今日、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京へ行ってきた。結論から言って、自動車ファンであり車の運転に興味のある方には絶対のお勧めであると思う。私が一番印象に残ったのは何といってもインストラクターの運転技術の高さである。藤原拓海の運転する車の助手席に乗った池谷先輩の気持ちが良くわかる。カルーセルを抜ける時の独特のG感覚は初めて体験するものだったし、ドリフトサークルでのカウンターを当てての定常旋回時のアクセルコントロールの巧みさには驚嘆した。路面のμや水の深さに応じて刻々と変化するドリフトアングルを一定に保つ運転の巧みさ!!とても真似できない。コーナー手前でテールを流し車の姿勢を変えてからクリアするという(所謂慣性ドリフト?)も初めて実際に体験した。TVゲームのGRAN TURISMOでもなかなかできない⁈色々アドバイスをいただきトライしてみたが、理論に実行が伴わない。ご指摘いただいたのはブレーキとハンドルとアクセルを一緒に操作しないということ。しっかり減速してブレーキを離してからハンドルを切り車が充分に向きを変えてからアクセルオンする。基本のスローインファストアウト。タイアのグリップを縦横方向にうまく使い分ける。これが難しい。自分の場合、特にブレーキが問題でオーバースピードでコーナーに進入しハンドルと同時操作になるのでアンダーステアに見舞われ易いということ。もう癖になっていると言われた。ポルシェの場合、とても優秀なトルクベクトリングシステムを備えているので取っ散らかることはまず無いが、普段乗っているスバルの軽2シーターでは・・・。またいつかトライしようと思いつつ、期間限定のS660モデューロXバージョンZ6MTをレンタル予約してしまう自分であった。