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Ferrari 275 GTB 4 金メッキ仕様
1966年のパリサロンでデビューして3285CCV12型エンジン搭載の二座スポーツカーです。流麗なデザインはピニンファリーナによるもので今見てもかっこいいと思います。モデルは金メッキ仕様ですが実在したかは疑問です。
ミニカー Best 2001 1998年頃 1/43Zephyre
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Ferrari 355 B “World Tour”
1994 年から1999年にかけて生産されたF355Bは3500CC、5バルブエンジン搭載のベルリネッタ(2ドアクーペ)のことのようです。モデルはフェラーリ創設50周年を記念して1997年3月にニューヨークをスタートして同年9月に26カ国を走破して再びニューヨークに戻るというワールドツアーを記念したものです。欧米主要国や日本はもとよりトルコやロシアの国旗も見受けられます。
ミニカー Bang 8038 1998年頃 1/43Zephyre
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Ferrari 512 BB
1976年に登場した512BBの512は5リッター12気筒エンジン搭載という意味でBB=Berlinetta Boxerはベルリネッタ=2ドアクーペ、ボクサーはボクサー型エンジン搭載ということを表しているそうですが、実際にはボクサー型エンジンではなく180度V型エンジンだったそうです。モデルはイタリアのブラーゴ車製1/24ですが大味な作りでまあまあの出来です。
ミニカー Bburago 0133 1/24 イタリアZephyre
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Abarth 695 SS
Abarth 695SSはFiat Abarth595をベースに1964年にジュネーブショーで発表されました。AbarthはFiat500Dをベースに排気量を595CCまで高めたFiat Abarth595を発売していたが、ツーリングカーレースの700CC以下クラスに適応させるために排気量を695CCまで高めたモデルとして登場しました。モデルは米国マテル社に買収されたあとのMEBETOYの作品で、当時はやりのスピードホイールも控えめにドアとリアエンジンフード開閉ギミックがついた佳作です。
ミニカー Mebetoys SB105 1/43 イタリアZephyre
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VOLVO 164E
1968年から1975年にかけて生産されたVolvo 164は、ボルボとしては初めての高級車市場への参入モデルでした。木目パネル、本革シートなどの設定で高級車としての装備を充実させたがパワーウインドウは故障対応への不安から採用されなかったそうです。モデルは1971年に登場した電子燃料噴射装置を搭載した164Eです。イタリアPolistil(旧Politoy)の1/24スケールですが、フル開閉ギミック付ではあるものの建付けが悪くあまり良い出来とはいえません。
ミニカー Polistil S20 1/25 イタリアZephyre
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Matra Vignale 530
ヴィニャーレはイタリアのカロッツェリアでイタリア車を中心に活動していましたが、1969年にデ トマゾに買収されその後、1973年フォードに吸収されました。モデルはマトラ530をイタリアンデザインにしたコンセプトカーで1968年に発表されました。MebeToy はPolitoyと同じ様な作風ですが、洗練された実車の雰囲気を良く伝えています。
ミニカー Mebetoy A-38 1/43 イタリアZephyre
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Ferrari F50 Hard Top 1995
フェラーリF50は創業50周年の1995年よりも2年前倒しで発売されたそうです。これは、当時予定されていた新たな欧州排ガス規制をクリアできる見通しがないので規制前に売り切ってしまうことが背景にあったといわれています。生産台数は349台当時の新車価格でも5000万円したそうです。モデルはBuragoのハードトップタイプです。実車はオープンにもできるようですが、ルーフの脱着は工場で脱着作業が必要だったようです。
ミニカー BURAGO 3362 1995年頃 1/18Zephyre
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Ferrari F50 Open Top 1995
フェラーリ創設50周年を記念して発売されたF50は「公道を走るF1」をコンセプトに開発されたため、パワステやABSなどは装備されていませんでした。モデルはBurago製1/18大型スケールのバルケッタ(オープン)タイプです。同社は1990年代既に1/18スケールのモデルに積極的に取組んでいましたが低価格路線のため全体的には大味で安っぽい仕上がりでしたが、このモデルはフェラーリ50周年記念モデルに敬意を表してか全体のプロポーションもよく細部にわたって精密に作られています。
ミニカー BURAGO 3352 1995年頃 1/18Zephyre
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Lancia Stratos Bertone HF1600
イタリアカーデザイナーの大御所ベルトーネとランチャのコラボにより1970年トリノオートショーで発表されたコンセプトカーです。事故を起こしたランチャ フルビア1600HFのシャーシを流用して三角形のエンジンフードが印象的な野心的デザインで、ランチャ ストラトス ゼロとも呼ばれています。ポリトーイ製のモデルは実車の特徴をよく捉えています。
ミニカー Politoy M23 1/43 イタリアZephyre
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Farrari 512S Special Berlinetta 1969
1969年のトリノショーでピニンファリーナがデザインしたフェラーリ512Sのコンセプトカーです。ウェッジシェープの鋭利なデザインは今見ても斬新な印象です。ポリトーイのモデルはドアとエンジンフード開閉のギミックの付いています。
ミニカー Politoy M13 1/43 イタリアZephyre
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Maserati 3500GT Coupe
早くて安心して乗れるグラン ツーリスモとして開発されたマセラティ初の量産車で1957年のジュネーブショーでデビューしました。モデルはフルギミックに何故かブーツとショルダーバッグ、ハンドバッグのパーツが付属しています。
ミニカー Mercury 24 1/43 イタリアZephyre
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Lancia Fulavia Coupe Pininfarina
1961年のトリノショーで登場したピニンファリーナデザインのクーペです。モデルはドア、ボンネット、トランク開閉とルーフにスキーキャリアのパーツが付いていましたが紛失してしまいました。
ミニカー Mercury 32 1/43 イタリアZephyre
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Alfa Romeo GS(Gran Sport ) Zagato 1965
伊自動車雑誌クアトロルオーテ(Quattroruote)のジャンニ・マゾッキ氏の提唱で1930年に活躍したアルファロメオ6C1750(最後の写真が実車)を1965年に復活させたのがこの車(最後から二番目の写真が実車)。デザインは当時と同じZAGATOが全面協力し1960年代の現代版として見事に復活させました。アニメ、ルパン三世でもおなじみですね。モデルは、POLITOYの全ての技術力と感性の粋を集めた傑作であり、1960年代のミニカー界においても最高峰の出来の良さだと勝手に思っています。写真でお分かりになるようにボンネット、ドア開閉、ハンドルをステアすると歯車連動で前輪が左右に回り、フロントウインドウが前後に傾斜します。これだけのギミックを取り入れてもプロポーションは抜群でカラーリングも完璧。ソフトトップとオープンカーのオプションキット(ソフトトップは紛失です)まで付いています。先にご紹介したコスト一辺倒のオウトビアンキ等のEXPORT シリーズとは雲泥の差です。
ミニカー Politoy M532 1/43 イタリアZephyre
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Autobianchi A112
Autobianchiは、1885年創業の主に自転車を製造販売していたBianchi社に起源を持ち、1899年から自動車製造を始めた老舗企業でした。その後、Fiatグループの一員となりましたが、1995年にこのブランドは休眠となってしまいました。A112は1969年に登場した人気車種でした。モデルは末期Politoyの安易な作りで安普請の評価を否めません。
ミニカー Politoy E26 1/43 イタリアZephyre
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Peugeot 104
プジョー104は初めて三桁の数字が「1」で始まる最廉価モデルとして1972年に登場しました。1974年にシトロエンを買収すると同社のボトムエンドモデルのベースとしても使用されました。デザインはピニンファリーナ。ミニカーの方は、最廉価版のモデル化だからと言ってここまで手抜きするのか!というレベルの出来栄えです。先にご紹介したアルファロメオGSザガートと同じメーカーとはとても信じられません。
ミニカー Politoy E44 1/43 イタリアZephyre