de Ercilla, Alonso (アロンソ・デ・エルシージャ)

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チリ 1970年

(1533-1594)
 スペインの貴族・詩人。
 バスクの上級貴族の家に生まれる。騎士としての最高の教育を受け、フェリペ王子(後の国王フェリペ2世)の侍従となるが、フェリペ2世とイギリスのメアリー1世の結婚式で訪れたロンドンで、スペインのコンキスタドール(征服者)ジェロニモ・デ・アルデレテと出会い、未知の世界への冒険に魅了される。
 フェリペ2世から休暇をもらい、アルデレテに同行して南米に渡り、チリ総督のもとでアラウカ戦争に参加する。現地人であるアラウカ人の戦いぶり、そしてリーダーであるカウポリカンの死にざまを目撃し、それに衝撃を受けたエルシージャは、スペイン黄金時代の文学の最高傑作ともされる叙事詩『ラ・アラウカーナ』を書き上げる。
 その後、ライバルとの決闘騒ぎを起こしてペルーに流刑となり、4年後にスペインに帰国。親のとりなしもあって騎士に復帰し、各地で活躍した。

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