Cook, James (ジェームズ・クック)

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オーストラリア 1970年

(1728-1779)
 イギリスの海洋探検家。
 ノースヨークシャ―生まれ。商船で働いた後海軍に入隊。七年戦争での活躍で類稀な測量技術を評価され、南太平洋探検隊の指揮を任される。

 1768年8月25日にイギリスを出発、タヒチ、ニュージーランドを経て、1770年4月20日にヨーロッパ人として初めてオーストラリア東岸に到達した。1771年6月12日に帰国。この航海では壊血病での死者は0であった。

 第2回の航海は幻の南方大陸の調査を命じられ、1772年7月12日出発、アフリカ大陸南端から東進した一行はきわめて高緯度の地域を周航し、1773年1月17日にヨーロッパ人として初めて南極圏に突入した。そのまま南極大陸周辺の海を一周し、人間の居住可能な南方大陸が存在しないことを確定させて帰国した。

 第3回の航海では北太平洋を探検、初めてハワイ諸島を訪れた最初のヨーロッパ人となったが、クック一行の持ち込んだインフルエンザウイルスによってハワイの人口は50万人から7万人までに激減してしまった。また、長期の航海によるストレスから精神のバランスを崩しつつあり、クルーや現地人とのトラブルを頻発させ、最後はハワイで現地人を侮辱して戦闘となり、殺害された。

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