オオムラサキ

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日本 1966年

Wikipediaより引用
タテハチョウ科に分類されるチョウの1種。日本の国蝶。
日本・朝鮮半島・中国・台湾北部・ベトナム北部に分布している。
成虫は前翅長50-55mmほどで、オスの翅の表面は光沢のある青紫色で美しい。メスはオスよりひと回り大きいが、翅に青紫色の光沢はなくこげ茶色をしている。
日本では北海道から九州まで各地に分布し、南限は宮崎県小林市。日本では生息環境が限られ、適度に管理された、やや規模の大きな雑木林を好んで生息する傾向が強い。
成虫は年に1回だけ6-7月に発生。クヌギ、コナラ、ニレ、クワ、ヤナギなどの樹液に集まったり、クリ、クサギなどの花で吸蜜する。ときに腐果や糞などの汚物に来ることもある。餌場では勇ましく、カブトムシ、クワガタムシ、スズメバチなど他の昆虫を羽で蹴散らしながら樹液を吸う姿をよく見かける。また、飛翔能力が高く、近くに居る時にはその音が聞こえる程である。鳥の様に力強くはばたいて、あるいは滑空しながら雄大に飛ぶ。縄張り飛翔は午後に行われることが多く、西日を浴びて高い樹冠を活発に飛び回る姿を見かける。
雄は樹木の周囲に縄張りを作る。
幼虫の食樹はエノキやエゾエノキ。卵から孵った幼虫は、夏から秋にかけてエノキの葉を食べて成長する。冬は地面に降りて、食樹の根際や空洞内に溜まった落ち葉の中で越冬する。春に休眠から覚めると再び食樹に登って葉を食い、更に成長を続け、蛹になる。蛹の状態でも、体を震わせることができる。

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