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Stella Artois ( PIKO / HO )
ステラ・アルトワ(Stella Artois)、ベルギー中部のルーヴェン市のビールですが、ランビック系などの「いわゆるベルギー・ビール」ではなく、ピルスナー・タイプのビールです。 実は、日本でのベルギー・ビールのイメージに反し、本国では7-8割がピルスナーらしいですね。 さて、ルーヴェン市といえば世界最大のビール会社であるアンハイザー・ブッシュ・インベブ社の本社があり、同社がステラ・アルトワの現所有者でもあります。 起源は古く1366年、ビールも作る居酒屋のデン・ホールン醸造所として創業され、18世紀初頭、醸造責任者としてセバスチャン・アルトワ氏が入社、その後、同氏が醸造所を買い取りオーナーになり、アルトワ醸造所と改名されます。 この「ステラ」というビールは1926年に発売、1930年代に欧州市場に広まり、第二次大戦の中断を経て戦後に復活、現在では世界中に輸出され、また国によっては系列会社でライセンス生産(例:ドイツならベックス醸造所にて)されているベストセラーです。 日本市場でも流通しており、日本ではマイナーながら、比較的入手しやすい輸入ビールの一つだと思います。 さて、こちらの模型ですが、元東ドイツのPIKO(ピコ)社製のHOゲージ模型です。(※英国のPECO(ピィコ)ではありません) 東西ドイツ統合前はややチャチなつくりな物もありましたが、これのように近年のモデルはなかなか精密です。 しかし、コレもそうですが、「手すりは自分でつけなさい」はヤメで欲しいですね。メーカー側の手抜きです(笑)けっこう取り付けは大変です…が、頑張るとなかなか細密になります。
HO PIKO 2,650円+送料 ネットオークションT. S
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ワイン大樽貨車#4「Federico Paternina (Rioja)」 ( Electrotren / HO )
スペイン北部、リオハ(Rioja)地方ではエブロ川の流域にワイン畑が広がり、古くからワインの銘醸地として知られ、スペインを代表する高品質の赤・白のワインが作られています。 特に、19世紀後半のフィロキセラ虫害でフランスのぶどう畑が壊滅した際に、フランスの酒造家がスペインに移住してワインづくりを伝えたことにより、スペイン・ワインの品質が向上したといわれています。 そのリオハ地方、アルタ地区にあるFederico Paternina(フェデリコ・パテルニーナ)社は1896年創業、高品質のリオハ・ワインを作り出すワイナリー(ボデガ)として知られ、赤・白ともに普及品から高級ラインまで、数種類のボトルが日本にも輸入されて販売されています。1999年の世界の銘酒辞典にも掲載されていました。 模型は、スペインのエレクトロトレン(Electrotren)社製のHOゲージ、箱の感じからして1970年前後の古いモデルのようです。2つのワイン樽部分は木製で、その他の部分はすべて金属製、金属シャーシの底面には Made in Spainではなく、「MADRID (Espana)」の刻印があります。時代を感じる味のある鉄道模型モデルです。 ここまで来ると、スケール・モデルというよりアンティーク品に近いですね。 箱に値札のようなものが付いていますが、オーストリア?の町の名前の付いたタグで、店は現存さないのかネットでは引っ掛かって来ませんでした。 海外で発売されたものだとして、今年に私の手に渡るまで、どの国から何人のコレクターの手を渡ってきたのでしょうか…。歴史を感じる一品です。 こうした「大樽貨車」(タルが2つ搭載された貨車)は、ワイン貨車では各社から各種発売されていますね。いつか、すべて連結して「ワイン樽列車」を走らせてみたいものです。
HO Electrotren 900円くらい ネットオークションT. S
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リキュール貨車「Grand Marnier」 ( Märklin mini-club / Z )
グラン・マルニエ(グラン・マニエ)、オレンジの皮から作られるフランスのリキュールです。 リキュールの種類としてはオレンジ・キュラソーですが、その中でもこのグラン・マルニエは、3年から6年熟成された上等なコニャックをブレンドされて作られる高級品として知られており、その芳醇な香りからお菓子の材料として使われることも多いですね。 このモデルは、独メルクリン社のミニクラブ(Zゲージ)のコンテナ貨車で、小指の先ほどの赤いコンテナ部分にブランド名の繊細なプリントが施された精密な模型です。
Z MARKLIN mini- club 2000円位 ネットオークションT. S
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ウイスキー貨車「Johnnie Walker」( Liliput / HO )
珍しいスコッチウイスキー貨車、「ジョニーウォーカー」の広告貨車になります。 模型は独リリプット社製の「HO」ゲージ、英国式の1/76 OO(ダブル・オー)ゲージではなく1/87のHOゲージですが、車両は英国の鉄道車両をモデルにしています。 古い紙の箱に入ってまして、1970年ころの製品ではないかと推測。 当初、貨車の底面に刻印も何もないので、中身と箱が一致していない可能性もあり、ホントにリリプットなのか?と調べたところ、この時代にこのウイスキー貨車を何種類か発売していたことがわかり、リリプット製だと確認できました。 貨車の側面の向かって右下に「BRT」のロゴがありますが、これはBritish Railway Traffic & Electric Co Ltdの略。なんですかね、日本の「JR貨物」みたいなもんですかね。ちょっと違うのは、このような貨車を保有して、モルト製造会社(ウイスキーの原料の製造会社)などに貸すビジネスをしていた会社なのです。 このラインナップ、続けて欲しかったです。(そしたら、私はビール貨車コレクターではなく、ウイスキー貨車コレクターになっていたかも・笑) なくなっちゃって惜しい製品ですね。
HO Liliput 900円くらいT. S
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英王室マグ♯2 チャールズ皇太子御成婚記念
1981年7月29日の、英王室チャールズ皇太子とダイアナ妃の御成婚を記念した王室グッズのうち、陶器の青いマグカップです。 片側には皇太子のシルエット、反対側にはダイアナ妃のシルエットが金で描かれており、センターにはHis Royal highness プリンス・オブ・ウェールズ(皇太子殿下)と、スペンサー家のレディ・ダイアナとの御成婚記念品だと金文字で書かれています。 このフロアは英軍のスコットランド🏴系アイテムの展示フロアですが、英軍の最高司令官が国王陛下(当時はエリザベス女王)ですので、当フロアのレギュレーションはクリアしてるため、こちらに展示させていただきました。 イギリス軍は「His Majesty's Armed Forces」と呼ばれ、「国王陛下の…」というのが正式な呼び名なのです。 ちなみに、英王室の皇太子の称号はプリンス・オブ・ウェールズとして知られていますが、もうひとつ、ロード・オブ・ジ・アイルズという「島々の王」という称号をお持ちです。 この「島々」というのが、スコッチウイスキーで有名なアイラ島を中心としたインナー・ヘブリディーズ諸島を差していまして、英王室の権威がスコットランド各地まで及んでいることを数百年前から現代に至るまでアピっておられるのです。 白い磁器のカップのような華奢で気取った感じもなく、この形は普段使いにも使いやすそうだなと思い、こちらも選びました。 現在(2024年1月現在)、渋谷区代々木上原のセレクトショップ「MB」さんでは英国フェア🇬🇧をやっていまして、アパレルのほか、こうした王室関係のカップやソーサーをたくさん販売しています。Muuseo館長としては胸の痛い話しですが、英王室マニアの方からの放出品だそうです…。 すばらしい逸品が揃っておりますので、興味のある方はぜひ代々木上原MBへ GO🏃🏃♂️🏃♀️💨
5,000円 代々木上原「MB」 2024年1月T. S
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英王室マグ♯1 エリザベス女王シルバー・ジュビリー
一昨年に亡くなられた英王室エリザベス女王陛下、その即位25周年のシルバー・ジュビリー(1952年即位→S.V. 1977年)を記念したグッズのうち、陶器の記念マグカップです。 センターに大きく「E II R」とあるのが「女王エリザベス2世」の印、Rはレジーナ(女王)という意味になります。(※ヴィクトリア女王だと「V R」、ホームズが自室の壁に拳銃で撃ってVRの形に弾痕をつけたアレです) このフロアは英軍のスコットランド🏴系アイテムの展示フロアですが、英軍の最高司令官が当時は女王陛下(現在は国王チャールズ3世)ですので、当フロアのレギュレーションはクリアのため展示させていただきます。 イギリス軍は「Her Majesty's Armed Forces」と呼ばれ、「女王陛下の…」というのが正式な呼び名なのです。(現在ならHis Majesty's Armed Forces) 白い磁器の華奢なカップのような気取った感じもなく、この形は普段使いにも使いやすそうだなと思い、これを選びました。 現在(2024年1月現在)、渋谷区代々木上原のセレクトショップ「MB」さんでは英国フェア🇬🇧をやっていまして、アパレルのほか、こうした王室関係のカップやソーサーをたくさん販売しています。Muuseo館長として胸の痛い話しですが、英王室マニアの方からの終活の放出品だそうです…。 すばらしい逸品が揃っておりますので、興味のある方はぜひ代々木上原MBへ GO🏃🏃♂️🏃♀️💨
4,800円 代々木上原「MB」 2024年1月T. S
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Carlsberg #8 ( Märklin / HO )
カールスバーグのHOゲージの8両目は、西独・メルクリン社の古いモデルです。 定番のデザインですが、車体は1970年代の古いタイプ(模型として)のロング車体、金属製の下回りですが、側面のデザインはそこそこいい状態です。 ネットオークションにて入手。 カールスバーグ、いまさら説明する必要もないくらい有名なブランドですね。デンマークの大手ビール会社で、世界第4位の規模を誇り、日本を含めて世界中でライセンス生産されています。日本では1993年からサントリーがライセンシーです。 カールスバーグの成り立ちは、土曜の夕方のラジオ、バー・アヴァンティの番組間のサントリーCMで『1847年、デンマークのヤコブ・クリスチャン・ヤコブセンにより…』ってやってたので、すっかり刷り込まれましたね。あれです☝️ ところで、世の中であまり触れる人がいないのですが、このメルクリンの3-40年前のロング車体の貨車って、経年変化で車体の屋根部が歪むんです。その謎を解くべくあちこちネット上を彷徨ってみても、それについて触れているページはありません…。ドイツ本国のサイトを探してみないとダメかな…。
HO Marklin 1,400円くらい ネットオークションT. S
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Moninger ( Märklin / HO )
Moninger(モニンゲル)醸造所、現在の社名はハッツ・モニンゲル(Hatz-Moninger Brauerei GmbH)といい、ドイツ南西部、バーデン=ヴュルテンベルク州、カールスルーエ市にある醸造所です。 カールスルーエ市は、同州のマンハイム市と並び、州都シュトゥットガルトに次ぐ第2の都市です。 1856年、ステファン・モニンゲール氏によって創業、2010年に、同じく同市の伝統的な醸造所だったハッツ(Hatz)醸造所の合併して現在の社名になります。(旧ハッツの工場は廃止) この貨車は、合併前の同社の製品のうちエクスポート・ビールの広告貨車になります。 西独時代のメルクリン製、つまり35年以上前の製品で、メルクリン標準のHOゲージ2軸貨車です。
HO Marklin 2000円位 ネットオークションT. S
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Carlsberg ( Marklin mini-club / Z gauge )
メルクリン社の小さなZゲージ貨車、デンマークのカールスバーグです。 3枚目の写真はHOの貨車と比べたところ。こんなに小さいんです。Zゲージって。 HOサイズではカールスバーグは複数種を所有していますが、Zゲージでは持っているようで実は持っていなかったもんで、、、このほどZゲージでは初めての入手です。 このシンプルなデザインがビール貨車らしくて良いですね。 カールスバーグ、いまさら説明する必要もないくらい有名なブランドですね。デンマークの大手ビール会社で、世界第4位の規模を誇り、日本を含めて世界中でライセンス生産されています。日本では1993年からサントリーがライセンシーです。 カールスバーグの成り立ちは、土曜の夕方のラジオ、バー・アヴァンティの番組間のサントリーCMで『1847年、デンマークのヤコブ・クリスチャン・ヤコブセンにより…』ってやってたので、すっかり刷り込まれましたね。あれです☝️
Z MARKLIN mini- club 1,700円くらい ネットオークションT. S