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L85A1自動小銃( エルエス / エアーガン )
現代の英軍が使用している自動小銃、L85A1です。 1985年から配備された銃で、口径5.56mm、ブルパップ式のアサルトライフル…、湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争と近年の英軍が参加したすべての戦場で活躍しています。 これが今の英軍の銃ですので、バッキンガム宮殿の衛兵も、数世紀前からの伝統的な赤い制服と熊毛帽に、この現代的なL85A1を持って立っています。(※衛兵の写真はWikipediaよりお借りしました) この少し変わった形は「ブルパップ式」と言いまして、弾倉が後ろ寄りにあるタイプのため全長が785mmと非常にコンパクトに出来ていますが、銃剣突撃が好きな英軍はこの短いL85A1にバヨネット(銃剣)を付け…、 ① 2004年、イラク戦争において、英陸軍アーガイル・アンド・サザーランド・ハイランダーズ連隊(※スコットランド🏴の部隊です)が待ち伏せ攻撃を受けた際に銃剣突撃で反撃、撃退に成功。 ② 2009年、アフガニスタンにて英海兵隊第45コマンド部隊が敵武装勢力に対する銃剣突撃を実施。 ③ 2011年、アフガニスタンにて英陸軍プリンセス・オブ・ウェールズ・ロイヤル連隊に所属のS・ジョーンズ下級伍長指揮の部隊がパトロール中に敵武装勢力の待ち伏せを受け、銃剣突撃によってこれを撃退。 …など、何度も銃剣突撃をしています。 銃剣突撃は旧日本軍のイメージありますが、実は「銃剣突撃といえば英軍」なんです(笑) さて、このモデルは懐かしいエルエス製のコッキング式エアーガン、ジャンク品を直して塗装してます。 くわしくはコチラ ↓↓↓ 製作記 その① https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/206 その② 完結編 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/207 そして、その後の最後の仕上げ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/246
エアガン エルエス なんと1,100円!T. S
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Würzburger Hofbräu #1 ( Märklin / HO )
ドイツ南部バイエルン州、その州の北西部に位置するウンターフランケン行政管区の都市がヴュルツブルグ、その町にある醸造所が「ヴュルツブルガー・ホフブロイ」(Würzburger Hofbräu)です。 地勢的には、ヴュルツブルグの南西側はバーデン=ヴュルテンベルク州に接し、西はヘッセン州と接し、北はテューリンゲン州と接し、東側は同じくバイエルン州のオーバーフランケン郡と、南東側はミッテルフランケン郡と境を接し、ウンターフランケンを貫いてマイン川が流れており、その流域の人々はその土地を「マインフランケン」と呼ぶ。。。と、Wikipediaに書いてありました(笑) そのヴュルツブルグにある唯一の醸造所がこちらです。 フランコニアの司教ヨハン・フィリップ・フォン・シェーンボルンによって1643年に設立された醸造所で、ヴュルツブルクには多くのスウェーデン人兵士がいたそうで、彼らが飲むアルコールの需要が相当なものだったそうで、そのため、ヨハン・フィリップ・フォン・シェーンボルン司教がこの醸造所を設立したのが起源です。 その後も醸造所の経営はうまくいき、彼の後継の司教たちによっても支えられ現在まで受け継がれてきました。この醸造所の創業者を記念し、醸造所の星形のロゴの中心に市況の冠が描かれているのです。(※醸造所のスローガンは「幸運な星の下で楽しむ」とされています。) 19世紀、この醸造所も国際的に活躍する企業として発展し、ドイツより1887年に米国向けの最初のビール輸出がされた際にその1つとして輸出され、2度の大戦を経て、 1990年台以降には設備の近代化も行われ、米国、イタリア、中国など世界中に輸出されているそうです。 そして、業界の再編で現在はクルムバッハ醸造所の傘下にあり存続しています。 さて、模型のビール貨車ですが、相当古いメルクリンのHO模型です。 金属シャーシで、もちろんMade in Western Germany、おそらく1960年台後半から1970年台ころのモデルだと思われます。 中古で入手してレストアしました。 その過程はこちらをご覧ください。 ↓↓↓ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/159 貨車の側面は、両側でちょっとデザインが異なります。 片側は、Würzburger Hofbräuのロゴの下に「DIE WEL TMARKE」とあるのは、グローバル・ブランドという意味です。 反対側、同じようにロゴの下に文字があり「Ein Pilsner das die Linie schaut!」と書いてあります。 Linieって何だろうといろいろ調べてみると、ドイツを東西に流れるマイン川のあたりが、北ドイツと南ドイツを仕切る「線」だそうで、Mainlinie(本線)などと呼ばれているようです。 schautは「見える」なので、直訳すると「“線”が見えるピルスナー」…、南北の境界線上にありますよ、という意味でしょうかね。付け焼刃の語学勉強ではうまく解読できません(笑) ドイツ語って難しい…。 車輪はカツミ(製造エンドウ)のφ11.5mmピボット軸プレート車輪に交換済み。
HO Marklin 2500円T. S
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サラディン装甲車 クイーンズ・オウン軽騎兵連隊(The Queen's Own Hussars)、タミヤ1/35 RC化改造
タミヤの1/35キット、英軍サラディン装甲車です。1960年代の古いキットですが、ジャンク中古品を入手してレストアしました。(※銀色の状態が元の姿) スコットランド発祥の第7クイーンズ・オウン軽騎兵連隊の後身、クイーンズ・オウン軽騎兵連隊(Queen's Own Hussars)の1960年代の姿です。 子供の頃、いとこのお兄さんが持っていて憧れのキットでした。そして数十年後、私が大人(いいオジサン)になってから初めて手にしました。 全15話+1話の製作記はこちらから。 ↓↓↓ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/131 …実は、レストアしただけじゃなく、ラジコン化されて走ります。。。
ラジコン戦車 タミヤ 元は500円くらい…、それに15000円プラスT. S
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Unionsbräu ( ROCO / HO )
ドイツ、ミュンヘンのウニオンズ醸造所(Unionsbräu/ウニオンズブロイ)、創業は1885年、ユダヤ系のJoseph Schülein(ヨセフ・シュレイン)氏により設立されたことから、当初の正式名称はウニオンズ・シュレイン醸造会社(Unionsbrauerei Schülein)と言いました。ここは20世紀まではミュンヘンで最大の醸造所でした。 1921年にレーベンブロイと合併するなど、後に合併を繰り返す中で当初の醸造工場は全て廃止され、現在は保存された建物がレストランや文化施設として残っているそうです。 このビール貨車模型はオーストリアのROCO社製のHOゲージ、木造の古典有蓋車を再現したものですが、ちょっと例のない珍しい1両でして、半面はウニオンズ・シュレイン醸造所のビール貨車ですが、反対面が「ベルナルド・シュレイン」(Bernhard Schülein)という広告会社の宣伝が書かれています。 このSchüleinという名前から、ウニオンズ醸造所の創業者のシュレイン氏の家系につながる会社なのかもしれませんが、調べてみましたがつながりは良く分かりませんでした。 ただし、同社は広告代理店で、その業務の中に「ロコモデルのレポート」というのがあるらしく、もしかするとロコの宣伝を担当している広告代理店なのかもしれません。 そして、このモデルに同封されているカードにこう書いてあります。 ========== Bernhard Schulein Werbeberater Bdw Full-Service-Werburg Dieser Birewagen nach historicschem Vorbild wird bei ausreichenden Vorbestellungen nochmals in Kleinserie mit beidseitig historicshem Aufdruck aufgelegt! Bestellcoupon auf der Ruckseite! 【訳】 ベルナルド・シュレイン社 広告コンサルタント会社 あらゆる広告サービス 歴史的なプロトタイプに基づいたこのビール貨車は、十分な注文があれば、両サイドに歴史的な表記が付いた小ロットで再び発売されます! 裏面のクーポンで注文! =========== なんなんでしょ?これは。18ユーロに送料を払うと両側にウニオンズ醸造所のプリントされた貨車を買えるそうですが、この個体は、それのロット生産の注文取るためのサンプルなのでしょうか? こういう回りくどいことせずにそのまま販売すればいいのではないかと…、、、なぞのビール貨車です。こういうのは初めて見ました。
HO ROCO 1500円 ネットオークションT. S
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Feldschlösschen (Minitrix / N )
Feldschlösschen(フェルドシュロッセン)醸造所は、スイス北部のラインフェルデンにあり設立は1876年、スイス最大のビール会社だそうです。2000年にカールスバーグ社に買収されています。 Feldschlösschenとは、ドイツ語で「原っぱの中の小さな城」という意味で、本当に醸造所はお城の形をしています。 ロゴマークは、その名の通りの“お城”のマークで、城の絵の真ん中に麦のデザインがあしらわれています。 この醸造所では、Feldschlösschen、Hürlimann、Cardinal、Carlsberg、Tuborg、Gurtenなど、よく聞くブランドのビールが多数生産されています。 模型はドイツTRIX社のNゲージブランド「Minitrix」の製品。 典型的なビール貨車らしい車両で、古い中古の製品ですが全体的に状態の良い美品です。激安価格で入手することができました。 外箱の裏に、西ドイツで包装された表示と、米国NY州のアメリカン・ト―トイズ社が代理店として販売した旨の記載があるので、北米市場向けに流通していたもののようです。
N MINITRIX 530円 ネットオークションT. S
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HAMM’S BEER (Life-Like / N)
米国ミネソタ州セントポールにて、1865年に設立されたセオドア・ハム醸造所(Theodore Hamm)のビール貨車です。 社名はその創業者のお名前で、その後、サンフランシスコ、ロサンジェルス、ボルティモア、ヒューストンなど順調に事業を拡大して巨大ブランドとなり、ハム・ビールを市場に展開していました。 後に何段階かの買収を経て1999年からミラー社の傘下に入り、現在ではハムの各醸造所は全て閉鎖されていますが、ミラー社がハムのブランドを引き継ぎ、同社のシカゴの醸造所で同名のビールを製造し、ハム‘Sプレミアム、オリジナル・ペール・ラガー、ハム’Sゴールデン・ドラフトなどの製品が一部の市場で販売されています。 模型は米国Life-Like社製のNゲージ貨車(製品番号07719 REEFER Hamm’s Beer)、かなり古い製品のようです。 ロゴの印刷はあまり精密ではないですが、味のある広告がカラフルに貨車の側面に描かれ、「ミネソタのビール」と誇らしげに書かれています。 貨車の下面には Made in ユーゴスラビアの刻印があります。ユーゴ製の模型ってあまり見ませんね。
N LIFELIKE 1250円 ネットオークションT. S