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Kaltenberg / Königlich Bayerisches Bier ( SOWA-N / N )
ドイツのSOWA(ゾーワ)社製Nゲージ模型のビール貨車です。 SOWAって日本ではあまり聞きなれませんが、(おそらく)ビール貨車専門に製品化している模型メーカーで、このタイプの2軸車と、もう少しロングの近代的な冷蔵2軸車と、その2種類のみの車種をベースに(※他の種類は見たことがありません)多くのビール貨車製品を展開しています。 いずれも各ビールメーカーから公式に認定を受けており、印刷の美しさにも定評があります。 冒頭にも書きましたが、日本市場ではほとんど見かけることがありませんが、SOWA、いまちょっと注目の鉄模メーカーです。 さて、このビール貨車は、側面に大きく「Königlich Bayerisches Bier」(王立バイエルン・ビール=英語名 Royal Bavarian Beer)と書いてありますが、ビールのブランド名は「カルテンベルグ」(Kaltenberg)といい、そのロゴが真ん中に小さく描かれています。 ミュンヘンから西に向かうとゲルテンドルフという町があり、そこにある13世紀に建築された典型的なババリア風の城のなかにある醸造所、貴族経営のビール会社のなかでももっとも有名で、現在の経営者はルードビッヒ3世の曾孫にあたるルイットポルド王子だそうです。
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Hofbräuhaus ( ROCO / N )
ホフブロイハウス(Hofbräuhaus)は、バイエルン州の州都、ミュンヘン市にある王立醸造所、醸造所直営の同名のビアホールがミュンヘンの中心街にあり、観光地としてもとても有名です。 創業はナント1589年、本能寺の変が1582年ですから大変歴史のあるビアホールですね。 こちらのビアホールでは、1920年にナチス党の前身である「国家社会主義ドイツ労働者党」の党大会が開かれ、党幹部のヒトラーが2000人の聴衆の前で演説したという歴史もあります。 そんな歴史あるビアホール、いちど行ってみたいものですね。 ホフブロイは日本でもよく見かけますが、実は飲んだことがありません。 たしか都内の新宿かどこかにホフブロイハウスを再現したビアホールがあったと思います。一度行ってみないといけませんね。 本場のホフブロイの生ビールが飲めるそうです。(そういうところで私のコレクションを飾って頂けると、貨車たちも活きるのですが…。終活を始めたらそういうプランを考えよう…。) ビール貨車はオーストリアのロコ社製のNゲージ、ロングボディの近代的な2軸冷蔵貨車をベースに、側面いっぱいにそのホフブロイハウスの絵でしょうか、背景に金色の線画で建物が描かれ、その上に青い楕円のロゴマークと、青字で「ミュンヘンのホフブロイ」「デュンケル・ゴールド」(デュンケル=バイエルン地方のダークビール)と商品名が配されています。 近代的ですが、デザインの美しいビール貨車ですね。
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Zwiefalter Klosterbräu ( ARNOLD / N )
ツヴィーファルター・クロスターブロイ醸造会社(Zwiefalter Klosterbräu GmbH)は、ドイツ南西部、シュヴァルツヴァルト(黒い森)で有名なバーデン=ヴュルテンベルク州のロイトリンゲン群、ツヴィーファルテン町(Zwiefalten)にあります。 クロスターブロイのクロスターとは「修道院」という意味、もともと、同町にあったベネディクト派の修道院で作られていたビールで、同修道院では1724年以来ビールづくりが行われていました。 ドイツのアーノルト(ARNOLD)社製のNゲージ模型、裏面にMade in W. Germanyとあるので、西ドイツ時代の古い製品です。 中古で手に入れましたが、とても状態の良い1両でした。 黄色地に青線と青文字のロゴが配され、“ビール貨車らしい”いいデザインですね。
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Alpirsbacher Klosterbräu ( ARNOLD / N )
ドイツ南西部、シュヴァルツヴァルト(黒い森)で有名なバーデン=ヴュルテンベルク州のアルピルスバッハの町にある「アルピルスバッハ―醸造所」です。 久々にNゲージのビール貨車登録です。ドイツのアーノルト社製(ARNOLD=アーノル「ド」じゃないですヨ)、裏面にMade in W. Germanyとあるので、西ドイツ時代の古い製品です。 中古で手に入れましたが、とても状態の良い1両でした。 アルピルスバッハ―醸造所、正式名称はAlpirsbacher Klosterbräu Glauner GmbH&Co。KG(アルピルスバッハー・クロスター醸造グラウナー有限責任合資会社)といい、1877年に同社を設立した創業者ヨハン・ゴットフリート・グラウナー氏の名前を社名に冠しています。 もともと、修道院の醸造所(当時あちこちにあったレーベンブロイ(獅子ビール醸造会社)と名乗っていた醸造所のひとつ)を創業者のグラウナー氏が買い取り同社を設立、同族経営により経営は発展し、1906年に現在のアルピルスバッハ―・クロスター醸造会社と社名を変更、現在では創業者より4代目のグラウナー家により経営されています。 クロスターブロイ、というのは、クロスター=修道院 の醸造所、という意味です。 ロゴの下に“Mit dem berufumten Brauwasser aus dem schvartzvald”( シュヴァルツヴァルト(黒い森)からのプロフェッショナルな醸造水で)と書いてあります。HOのほうにも醸造用水の自慢が書いてありましたので、この醸造所のウリは「水」なのでしょうね。
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WEIHENSTEPHAN #2( Fleischmann / HO )
ドイツ、フレイスバーグのヴァイエンシュテファン(Weihenstephan)ビールです。 創業はナント西暦1040年、世界最古の醸造所だそうです。 模型はドイツのフライッシュマン製、中古で入手したので、前オーナーさんの手により片側のカプラー(連結器)がフライッシュマンの¬型のものからループ型に交換されています。(交換可能な製品ということは、比較的新しいもののようです。) ロング車体の冷蔵車、白い車体にとても緻密なロゴが印刷されており、大変美しいビール貨車です。 床下の片側のステップがモゲて無くなっていますので、後日レストア作業が必要です。(ワクワクw ← 少し壊れているほうが取り組み甲斐があって楽しかったりする妙な趣味がありまして・笑) ↓↓↓ レストア完了です https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/74
HO Fleischmann 1600円 ネットオークションT. S
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DAB(Minitrix / N)
ドルトムントの『DAB』(ダブ)、DABとは、ドルトムンターの醸造会社(Actien Brauerei)のイニシャルです。日本ではあまり聞きませんが、1875年創業の歴史ある醸造所だそうです。 “ドルトムンダー”スタイルのビールですが、この“ドルトムンダー”というのはドルトムントで作られるピルスナーのことを言いまして、ホップの苦みはほどほどに抑えられた穏やかなビールです。日本のサッポロ(エビス)もこのスタイルに該当するそうです。 このビール貨車模型は、ドイツのミニトリックス社(TRIX社のNゲージブランド)の製品、やや古いもので”Made in Western Germany”ということで、1989年以前の製品です。 ただし、この個体については、米国市場の流通品のようで、裏ラベルに「Distributed in the USA by AMERICAN TORTOISE INC.」の表記有り。 どうやって日本に流れてきたのでしょう…。
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