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BECK'S #3 ( FLEISCHMANN / HO )
独フライッシュマン社製のHOゲージのビール貨車、ドイツで人気のピルスナー、ベックス・ビール(BECK'S)です。 ベックスの標準的なデザインでは無くグリーン系の少し凝ったデザインですね、これは☝️ ベックスというといつも書いてますが・・・、ゴルゴ13の第1巻、冒頭の有名な『パンツ一丁のシーン』の背景で【BECK'S】のネオンサインが輝いていることのほうが印象深く、このベックス貨車を見るたびに思い出してしまいます…。 ハンブルグの売春宿で一戦交えた後のデューク東郷氏、、、たばこを燻らせながら、赤と青に切り替わるベックスビールのネオンサインを眺めて…。 そして、そのあと、後ろからイタズラでこっそり忍び寄ったオネーサンを反射的に殴り倒してしまいいろいろ大変になります・笑 …というシーンが、永遠に続くゴルゴの物語の最初の一コマなのです…。
鉄道模型なのです☝️ HO Fleischmann 2,100円T. S
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㊗️HO 350両目 Carlsberg #7 ( Fleischmann / HO )
HOゲージのビール貨車では350両目。(350種類め=予備車除く) 当初の目標を100超えまして…、もともと、とあるコレクターの方が当時に公表していた保有数の250が最初の目標、そして次に300…、そこからさらに伸びて来ましたw その記念すべきキリ番のアイテムとして、とても素晴らしい逸品を入手することができました👏 独フライッシュマン社製のビール貨車、もはやアンティーク・モデルと言っても良い古いもので、おそらくですが1960〜70年台前半のものではないでしょうか。 ブリキ製の車体の味のある1両です。 カールスバーグ、デンマークの大手ビール会社で、世界第4位の規模を誇り、日本を含めて世界中でライセンス生産されています。 カールスバーグの成り立ちは、土曜の夕方のラジオ、バー・アヴァンティの番組間のサントリーCMで『1847年、デンマークのヤコブ・クリスチャン・ヤコブセンにより…』ってやってたので、すっかり刷り込まれましたよね。 日本では1993年にサントリーがカールスバーグ社と技術提携し、ライセンス生産を開始しています。 つまり、日本で飲むカールスバーグは日本製w #ビール貨車
鉄道模型なのです☝️ HO FleischmannT. S
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Früh Kölsch ( Märklin / HO )
Früh Kölsch…、フルー醸造会社のケルシュ・ビールの広告がデザインされたビール貨車です。 真っ赤なデザインがステキです。 ケルシュ(Kölsch)というビールは、独・ケルン地方で作られるビールのスタイルのこと。 上面発酵用の酵母を使い、下面発酵のような低温で醸造して作られる。ホップの風味が強いが、苦味や刺激は比較的穏やかです。 特にケルン地方で醸造されたものだけがケルシュと名乗ることができます。 そして、貨車の側面にドーンと書いてあるVerliebt in Köln(ヴェルリィト・イン・ケルン)、、、「ケルンに恋して…」というのは、俗に言えば「I ❤️ NY」みたいなもんでしょうか。 最初、これがビール名かと思いきや、そうではなくキャッチコピーでして、ビール名は横のビアグラスにさりげなく描かれたのみ、、、それに気付いて解読するまで時間が掛かりました。 ケルン市はドイツ西部、ノルトライン=ヴェストファーレン州の都市で、ドイツでも4番目に大きな大都会。大聖堂でも有名ですね。 醸造会社の正式名称は「Cölner Hofbräu P. Josef Früh KG」と言いまして、長いですw ピーター・ヨーゼフ・Früh氏により1904年に創業、2度の大戦を経て戦後に発展、いまではケルン市で3番目に大きなケルシュ・ビールの製造会社になっています。 近年のメルクリン製品で、カッチリした作りです。
鉄道模型なのです☝️ HO Marklin 2450円+送料T. S
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Kitzmann Bräu ( Märklin / HO )
キッツマン醸造所(Kitzmann Bräu)、ドイツ南部バイエルン州、ミッテルフランケン地方(中部フランケン)の都市、エアランゲン市にかつて存在した醸造所です。 貨車の側面に「echtes Earlanger Bier」、ホンモノのエアランゲン市のビール、と誇らしげに書いてあります。 創業は1712年と古く、1733年にトーマス・キッツマン氏が醸造所を引き継ぎ、以来、2018年に閉鎖されるまでキッツマン家により経営されていた独立系の醸造所でした。 醸造所の閉鎖後、ブランド名はクルムバッハー社に引き継がれ(キッツマン・ビアGmbh社として販売子会社化)、現在でもキッツマン・ビールを飲むことはできます。 模型は西ドイツ時代のメルクリン製、いわゆる“ビール貨車らしい”デザインでイイですね。 …と油断していたら、4枚目の写真にある通り、この個体は「ドイツ鉄道模型150周年記念=1985年」の商品でした。(Jubiläumsausgabeとは、アニバーサリー・エディションという意味) 屋根のベンチレーターは左千鳥、少なくとも1985年までがこうなのは分かりました。
鉄道模型なのです☝️ HO Marklin 2,600円T. S
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BERLINER Pilsner ( PIKO / HO )
ドイツ、ベルリンのBERLINER醸造所(ベルリナー)のピルスナーの広告貨車です。 ベルリナー醸造所は、1902年、隣接するレストランの醸造部門として設立、戦後の東ドイツ時代を経て、現在ではBerliner-Kindl-Schultheiss(ベルリナー・キンドル・シュルティス)醸造会社に吸収され、同社のブランドの一つとして存続しています。 模型は東ドイツ、ビコ(PIKO)社のHO鉄道模型、古いものでよく言えば「味」があり、はっきり言うとショボい作りの模型です(笑) ピコ社(※イギリスのピィコとは違います☝️)は戦後の東ドイツ、フランケン地方のゾンネベルグに1949年に設立された模型メーカーで、東ドイツ時代は国営企業として運営され、東西ドイツ統一後の1992年に民営化され、現在では、メルクリン、フライッシュマンなどに次ぐ大手鉄道模型メーカーとして知られています。 この貨車には特に「Made in Eastern Germany」とはどこにも買いていませんが、Made in Germanyとも買いておらず、箱は相当古いこと、そしてビール貨車の命である側面の広告が「なんと紙を貼り付け」という粗末(失礼!)な仕上げなものですから、、、おそらく古い東ドイツ時代のものか、統合直後の30年近く前のものでしょう。 外箱の端部にビールのロゴが書いてあるなと思ったら、貨車に貼り付けてある紙と同じものがペッと貼り付けられていました。 うーん、こんなショボいビール貨車はなかなか無い😓 その一方で、屋根は格子状の二重屋根と凝っており…。手すりはこの時代は一体成形の簡易表現ですが、のちのピコ製品では別パーツ化して細密になります。
鉄道模型なのです☝️ HO PIKOT. S
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CALANDA BRÄU ( Märklin / HO )
今年最後の登録車両、そして、今年買い込んで溜めていた未登録の最後の1両です…。 ここ1ヶ月半、「1日1両」のアップを続けてきちんと大晦日に最後の1両を合わせました✌️ みなさま、来年もよろしくお願いいたします。 …ビール貨車の出モノ探さなきゃ。。。 さて、その今年最後はスイスの「カランダ・ブロイ」(CALANDA BRÄU)、西独メルクリン社の「スイスのビール貨車6両セット」からの1両です。 スイス・グラウビュンデン州、クール(Chur)にある醸造所で、スイスアルプスの湧き水を使用して醸造されたラガー・ビールは、スイス全土でポピュラーなビール・ブランドの一つです。 その起源は1902年創業のレイティッシュ醸造所、1971年に現在の名前に改名、1989年にハルデングット醸造所と合併、1993年にハイネケンの傘下に入りました。 模型の方はメルクリンの標準2軸冷蔵貨車、側面のロゴの下には「Das bessere Bier」(よりよいビール)と「gebraut mit klarem Bergquellwasser」(清らかな山の湧き水で醸造)と書いてあります。 そして側面の左端には、ちゃんと鉄道の車番とか記号がこまかく書かれていますが、ちゃんとSBB-CFFとスイス国鉄の標記で再現されており、なかなか芸が細かいです。 ベンチレーターは左千鳥。 こちらは安くはありませんでした。 6両セットで15,500円+送料。1両あたり3,000円くらいです。
鉄道模型なのです☝️ HO Marklin 3,000円くらいT. S
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Hürlimann #4 ( Märklin / HO )
HOの302両目です☝️ 西独メルクリン社、スイスのビール貨車6両セットから、スイス・チューリヒの「Hürlimann (ヒューリマン)醸造所」のビール貨車です。 見事なビール貨車セットですねー、これは。 こんなのをプレゼントされたら私は嬉しくて3日くらいニヤニヤしてると思います。 でも、誰もくれないので自分で買いましたが、このセットは安くはありませんでした。 6両セットで15,500円+送料。1両あたり3,000円くらいです。(それでも新品輸入の国内価格よりは安いか…) さてこの醸造所、1836年にアルバート・ヒューリマン氏により設立、その後5世代に渡り家族経営で引き継がれてきましたが、現在では大手資本に飲み込まれ、1996年以降はスイスの醸造大手フェルドシュロッシェン社の傘下になっています。(2000年以降はフェルドシュロッシェングループはデンマークのカールスバーグ系列に) 模型はと言うと、側面の左端には鉄道の車番とか記号がこまかく書かれていますが、ちゃんとSBB-CFFとスイス国鉄の標記で再現されていますね。芸が細かいです。 ベンチレーターは左千鳥。 いわゆる「ビール貨車らしい」デザインの1両ですが、このヒューリマンのデザインって、スイスというよりベトナム🇻🇳を彷彿させるデザインですよね…。
鉄道模型なのです☝️ HO Marklin 3,000円くらいT. S
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Fridolin Bräu ( Märklin / HO )
スイスの中部の東寄り、グラールス州グラーナーラントにかつて存在した醸造所、Fridolin Bräu(フリドリン醸造所)のビール貨車です。 1827年創業、同醸造所を含めたグラーナーラントの醸造所は現在ではほぼ全て廃業し、アドラー醸造所という個人経営の醸造会社が同地域で唯一の醸造所として存続するのみです。 この貨車の側面には「Glarner Bier」(グラーナー・ビール)と、グラールスの地産のビールであることが誇らしげに描かれていますが、このように、ビール貨車にその名を残すのみの消えた醸造所は数多くあります。(他社に統合されてその会社のブランドの1つとして名を現在に残す醸造所もありますね。) 側面下部に「mit felsquellwasser gebraut」とあるのは「岩清水により醸造」と、良い水を使っていることをアピールしています。 さて、模型は西独のメルクリン社、同社のアメリカ支社の扱いで、北米限定500セットで発売された6両セットです。 ヤフオクにて6,250円で入手、ひとつ1041円のお得プライスでした。 これは「ビール貨車らしい」デザインで、好みです。 シルバーボディは珍しい…。
鉄道模型なのです☝️ HO Marklin 1000円ちょっとT. S
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CLAUSTHALER ( Märklin / HO )
これもある意味で珍品です。 西独メルクリン社の「フランクフルトのビール会社のビール貨車3両セット」より、、、「CLAUSTHALER」(クラウスターラー)、なんと珍しい「ノンアルコール・ビール貨車」なのです。 クラウスターラー社は1970年台にノンアルビールを開発、1979年に世に送り出した先駆者。 基本的にはビールの製法に則って製造され、醸造の初期段階で発酵のプロセスを止め、ビール原料からアルコールを引き出す代わりに風味あるノンアルコールビールを生み出しているそうです。 ロゴの下に「PREMIUM ALKOHOLFREI」(プレミアム・アルコール・フリー)と堂々と書いてありますね! こちらもビール貨車らしい…、うーん、ビール貨車と言っていいのか?笑…ですが、オーセンティックでなかなか品の良いデザインです。 3台セットでなんと2,800円の格安で入手できました(^^)v パッケージの上の帯の下側、Spielzeugkiste - Kurt Schumacher str.31と書いてありますが、「Spielzeugkiste」というオモチャ屋さんだそうで、フランクフルトのクルト・シューマッハ通り31番地にいまでもあります。Google Street Viewで確認しました(笑) この店が企画・販売したセットのようですね。 最後の写真が現在の店構えです。 ノンアルコール・ビールの貨車って、これしか見たこと無いゾ
鉄道模型なのです☝️ HO MarklinT. S