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This pond is too small, Bobby
黄色いメモパッドに3枚、確か10分とかからない間で興が乗ってこられたスキに、システム手帳に付いていた名刺2枚もないメモを差し出したら、メガネを掛けていた私の顔を一瞬見るなり、仕方なく描き出したらメガネのフォルムを乗り物に変換されていた。小さなメモパッドをおそらくゴルフに例えられたのだと思う。 よってタイトルはやや皮肉も混じって「この池は小さ過ぎるよ、ボビー」とある。鈍臭いボギーとボビーを掛けたようにも思える。ゴルフクラブのヘッドを2つ繋げたフォルムが興味深い。改めてよく見ると顔のようにも見え、口の位置にサインが描かれているお洒落なレイアウト。丁度正面で見守っていたが、描ききるのに時間にして1分もかからなかった。どんなラフにも署名のあるプロ意識。描かれる時だけは真顔だった。
肉筆画 SYD MEAD 渋谷SydMode
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female nude
名前入りのUNIGRAPHIC社製のメモ用紙に速筆されたカラーマーカーによる裸婦の秀作。デザイナーを志す後輩に贈られた60年代の作品。右下には女性のフォルムを描く際の特徴を挙げている。同じ日に描かれたであろう男性の秀作とのセットの一部。(未公開) 当時は20代後半に差し掛かる頃、既に肉付きの良いシドミード特有の女性のフォルムが完成している。
肉筆画 SYD MEAD ドライマーカーSydMode
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GT-X
オートモービル・クォータリー誌 1969年春号で特集された「the new bland!」の為に描かれたスポーツクーペ、2色イラストの為のトレーシングペーパーに描かれたトレース用の下絵。生々しい筆圧とトレースする際に二箇所で留められたマスキングと指紋つき。 シドミード展では未公開 画集未掲載 こっそり世界初公開 転載DL厳禁 ®️SYD MEAD INC, All rights reserved
肉筆画 SYD MEAD 非公開SydMode
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WONDERFUL TAXI
同じくDr.ジーカンズの打上げで描かれた3枚のうちの3枚目。少し酔われて定宿であった赤坂プリンスに帰りたくなった意思表示で描かれたのでモチーフがタクシーだった筈。あまりの速筆で2分も要しなかった。後部座席のカバーが日本的。
肉筆画 SYD MEAD 渋谷 1990年頃SydMode
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I KNOW I'M CUTE;
渋谷Dr.ジーカンズのオープンを見届ける為に来日された1991年、スタッフ打上げ時のディナーでスタッフが差し出したメモパッドにノリで描かれた3枚の中のスケッチ2枚目。
肉筆画 SYD MEAD 渋谷 1990年頃SydMode
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cityman
2005 光州デザインビエンナーレで韓国初の展示とセミナーを開催された際に頂いたLAX〜ソウル便機内で描かれたスケッチ。
肉筆画 SYD MEAD 韓国 光州 2005年SydMode
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Jungle Walker idea sketch (1968)
メガマシンの構造と、アニメーションのようにカメラが動きをフォローしながら最適な構図を探った鉛筆によるアイデアスケッチ。一コマ4〜6cmにも満たないマッチ箱サイズ。日付は無いものの当時、半日ほどで描き上げられた珍しい鉛筆画。
肉筆画 SYD MEAD 非公開SydMode
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SHAMAN
韓国 光州デザインビエンナーレで頂いた、L.A.からソウルへの機内で描かれたペン画。
U.S.A. 肉筆画 SHAMAN SYD MEADSydMode
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Jungle Walker marker drawing (1968)
鉛筆画の次に描かれた陰影と遠近を画面構成し、ドライマーカーで描かれた葉書サイズの準備稿。ラフなタッチだけで遠近感と空気感、光源がパッと見で識別出来る恐ろしい描画力。微かに打ったコクピットの人影でマシンのサイズを感じさせる必要充分最低限に省略された美。2019年、大回顧展シドミード展で世界初公開。
U.S.A. SYD MEAD 肉筆画SydMode
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jungle walker idea sketch
アイデアスケッチの最終案。 サイズはマッチ箱ほど
肉筆画 SYD MEAD 1968年SydMode