九戸村(岩手県)  マンホールカード

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九戸村(岩手県)  マンホールカード

マンホールカード 九戸町
【都道府県】 岩手県
【市町村】  九戸町
【弾数】   第6弾
【発行年月日】 2017/12/9
【配布場所】 道の駅おりつめ

この「○戸」の数字は、奥州藤原氏の時代、東北開拓の際に作られたもので、現在でも自治体として名を留めています。四戸だけが現在に残っていません。

一戸(いちのへ):岩手県/一戸町
二戸(にのへ):岩手県/二戸市
三戸(さんのへ):青森県/三戸町
四戸(しのへ): (青森県/八戸市の一部) 地名は残っていません。
五戸(ごのへ):青森県/五戸町
六戸(ろくのへ):青森県/六戸町
七戸(しちのへ):青森県/七戸町
八戸(はちのへ):青森県/八戸市
九戸(くのへ):岩手県/九戸村

現在、「四戸」という地名は存在しませんが、歴史的な背景を探ると、かつて「四戸」と呼ばれていた地域がありました。
その地域は、青森県八戸市の一部である櫛引地区とされています。
櫛引地区は、南部家の守護神として尊敬を集めた櫛引八幡神社がある場所で、かつては「四戸八幡」とも呼ばれていたと言われています1。

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神戸、江戸、水戸、八戸の『戸』の意味は

「戸」の字がつく地名には、いくつかの意味や由来があります。
一般的に、「戸」は集落や行政区画を意味することが多いです。

八戸:、平泉の奥州藤原氏の支配下で成立した集落や行政区画を指すと考えられています。また、糠部(ぬかのぶ)郡と呼ばれた馬産地で、「戸」は貢馬のために九つに分けられた馬の産地ごとに数字を振った名残であるという説もあります。

江戸: 江の入り口、つまり「湾口」や「河口」を意味していたとされています。

神戸: 海岸に開けた地域、つまり「神の戸口」を意味すると言われています。

水戸: 水路の入り口、つまり「水門」を意味すると考えられています。

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    T. S

    2024/05/03 - 編集済み

    一戸とか八戸とか、だいたいあると思っていましたが体系的に整理していただいて初めて全貌が理解出来ましたm(__)m
    四日市とか五日市とかもそうですが、数字系の地名って興味深いですね。四戸が現存しないのは知りませんでした。へぇーボタンです。

    北海道だと、開拓の名残で、手前から入植して行って奥に奥に入植地が増えるごとに、一線、二線、三線…と、いまでも番地的な地名には残ってます。苫前のヒグマ事件の「六線沢」の六線も、そのシステムで付けられた地名です。

    地名って、けっこう関心があるのですが、本格的に取り組む余裕がないのでスルーしつつ、横目で興味をもってますw

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      Shirubu

      2024/05/04 - 編集済み

      北海道の〇線は知りませんでした。
      ありがとうございます。
      地図を見る楽しみが増えました。

      地図が大好きで、『数字』の地名を見つけると、連番が無いか探したくなります。
      都内の環状〇号線も、地図上で連番環状線を探したくなります。😅

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