Ferrari testarossa 1987

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Ferrari testarossa 1987

同梱カードの解説

testarossa(後期型)
BBシリーズの後継モデルとして1984年に登場したテスタロッサは、近代フェラーリの文法通り、ピニンファリーナがデザインした美しいボディを纏っていた。
1980年代に入り、フェラーリの12気筒モデルは、快適性をより強く求めるようになったが、テスタロッサにおいてそれが結実したといえる。
全幅1976mmという、ワイドかつエレガントなスタイルからもラグジュアリーなスパーカーであることを窺い知れた。
基本骨格はボックス断面のチューブラーフレームで、メイン・セクションの前後にサブ・フレームを配し、そこにサスペンションやパワーユニットをマウントするというフェラーリ伝統の工法を採用していた。
そのため、走行フィールだけでなく、5速MTの操作感なども古典的な味わいだった。
1991年まで生産されたが、大別すると1987年までがセンターロック・ホイールの前期型、それ以降のモデルが5穴ホイールの後期型ということになる。
後期型の燃料供給装置はボッシュ製KEジェトロニックで、最高出力こそ前期型と同じだったが、アクセル・レスポンスに明確な違いがあり、後期型のほうがより魅惑的な走りを楽しめた。
また、サスペンションを構成するアーム類の形状も後期型からは変更され、剛性面でも後期型のほうが優れていた。

【エンジン】4943 cc Flat12
【出力】287 kW/ 390 PS / 385 hp
【最高速度】290 km/h
【加速】0-100 km/h 5.7s
【サイズ】4485 x 1976 x 1130 mm
【燃費】不明
【価格】2584万円(1984年の価格)
【生産台数】7177 台(1984 - 1991)

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