擦切磨製石斧

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【推定年代】
縄文時代中期
【産地など】
富山県滑川市千鳥遺跡

【解説】
縄文時代中期と推定される全体の1/2程の磨製石斧残欠。
重量219g。
側面が鋭く切り取られたような形状になっており、縄文時代中期〜後期の北日本や極東ロシア・朝鮮などを中心に見られる擦切石斧に分類される。

非常に丁寧に研磨されており、石材(結晶片岩か)と相まって、縄文時代のものと思えないほどのクオリティである。
このような丁寧な加工が施されたものは、実用品というよりも祭祀用であった可能性が高い。

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