石墨(graphite) 音調津鉱山 #0351

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本鉱山の石墨は斑れい岩中に角礫状もしくは球状のグラファイト集合体として産するのが特徴です。

音調津(おしらべつ)鉱山では石墨や含ニッケル磁硫鉄鉱が採掘されました。1899年(明治32年)頃に黒鉛の原料となる石墨が発見されたのが開発の端緒となり、1935年(昭和10年)にはニッケル鉱石の存在が確認されました。1951年(昭和26年)に住友金属鉱山が鉱区を取得、黒鉛、銅、ニッケルを対象に大規模な探鉱を行いましたが、経済不況に伴い1958年(昭和33年)に閉山となりました。

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