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スズキキャリイ 仕出し料理店保冷車仕様
7代目スズキキャリイの仕出し料理店保冷車仕様です。1979年式の再現になります。 懐かしの商用車コレクションではこれまで三方開仕様で展開されてきた7代目ST30型キャリイですが、今回は保冷車仕様となり新鮮な印象です。今回うなぎが名産として知られる静岡県三島市にある架空の仕出し店、「味の高塚」が使っていたという設定で立体化されています。荷箱の三方に書かれた社名とうなぎの文字、キャブに巻かれた落ち着いた色調の帯が実に味わい深いです。清潔感のあるホワイトのカラーリングに黒いホイールの組み合わせが、550cc時代のキャリイならではの個性を感じ魅力的に映ります。 個人的にはスルーしても良かったのですが、店頭で実物を見て魅力を感じ結局購入に至りました。トミカでもお馴染みの存在であった7代目キャリイですが、1/43スケールでも可愛らしさが感じられます。
1/43 スパーク 1998円 宮脇書店Ratteboss
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いすゞエルフ 木村屋總本店配達仕様
1975年式いすゞエルフの、木村屋總本店配達仕様のトラックになります。 モデルとなったのは3代目モデルであり、故・渥美清氏がCMキャラクターを務めた事から「寅さんエルフ」の愛称で親しまれました。シングルタイヤ仕様の再現となっています。 木村屋總本店は1869年創業の老舗であり、同社のトラックはブラウンの2トーン、図案化されたパンの絵が散りばめられた美味しいパンを想起させる印象深いカラーリングが特徴です。ミニカーでもそんな実車の特徴を余す所なく再現しており、レトロな雰囲気を感じさせます。テールランプの塗り分けや特徴的なお椀型ホイールの再現にも力の入り具合がうかがえます。因みに、このミニカーでは2002年まで創業していた藤沢工場(神奈川県綾瀬市)のトラックの想定である為相模ナンバーとなっています。数字の「18-69」は創業年から取っています。 日本を代表する積載量2tクラスのトラック故各世代ミニカー化されていますが、この3代目は他の世代に比べあまりモデル化には恵まれていない印象です。事実、トミカ(リミテッドヴィンテージ/NEO含む)でもこの3代目のみモデル化されていません。トラックモデルとしての出来も申し分なく、寅さんエルフのファンにとっても大注目のモデルではないかと思います。個人的には、この寅さんエルフがトミカリミテッドヴィンテージNEO辺りでも製品化されたら良いと思います。
1/43 スパーク 1998円 宮脇書店Ratteboss
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ホンダアクティトラック 自転車店仕様
ホンダの軽トラックである、2代目アクティトラックの自転車店仕様となります。1988年式の再現になります。 スバル製サンバーと並び軽トラックでは独自の個性を放っていたホンダアクティですが、今回アクティとしては初のミニカー化となりました。サンバーがこれまで様々なミニカーブランドで製品化されたのに対してこれまで全くミニカー化されてこなかったアクティですが、懐かしの商用車コレクションシリーズの展開により遂にミニカー化に至りました。 ミニカーのモデルとなったのは、1988年5月に11年ぶりのフルモデルチェンジで登場した2代目アクティトラックの初期型です。可愛らしい丸目が特徴の、550cc末期のモデルになります。既にデビューから30年以上経過したモデルではありますが、割と近年まで現役を見る機会があった事、つい先頃(2021年4月)生産終了したばかりの4代目にも通じるスタイリングである事から個人的にあまり旧車らしさは感じられません。2代目アクティのスタイリングは先代に比べて一気にモダンになった印象で、エンジン等も大きく進化しています。 このアクティトラックのミニカーですが、千葉県船橋市に本店を置き、関東地方の1都3県を中心に約130店舗を展開するサイクルショップ「セオサイクル」にて使用されていたという設定でリリースされました。落ち着いたブルーのボディカラーが、アクティトラックのイメージにピッタリであると感じられます。各部のエンブレムやホイールデザイン、特徴的なドアノブやテールランプ等、非常に拘って再現されています。荷台には自転車が3台斜めに積載されており、軽トラックの積載能力の高さを改めて感じさせます。
1/43 スパーク 1998円 宮脇書店Ratteboss
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トヨタハイラックス 灯油配達仕様
3代目トヨタハイラックスの灯油配達仕様(1978年式)です。 ミニカーは標準ボディのデラックスグレードで再現され、鮮やかなミディアムブルーのボディカラーを纏っています。実車の「日本生まれのアメリカ育ち」のキャッチフレーズに違わず、アメ車の様な大らかでワイルドな雰囲気が感じられます。各部に再現された文字が実に味わい深いです。荷台に積載されているレトロな灯油タンク及びポリタンクがとても魅力的です。 ボンネットトラックベースの働く車が遠い過去の存在になってしまった現代においてノスタルジック感満点の題材であり、キャブオーバートラックと並んでボンネットトラックが街で活躍していた時代を偲ばせる味わい深いミニカーであると思います。
1/43 スパーク 1998円 書店Ratteboss
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トヨタダイナ 造園・建設業仕様
1977年式トヨタダイナの、造園業仕様のダンプトラックです。 ダイナとしては4代目のモデルですが、プラモデルを除くと初の立体モデル化になります。フロントグリルには「DELUXE」とグレード名まで印刷され、「TOYOTA」エンブレムも前期型仕様で再現されており強い拘りが感じられます。樹木を除くとダイキャスト製になっており、ズッシリとした印象です。荷台の下のスペアタイヤもリアルに再現されています。1/43スケールのダンプトラックのミニカーはトミカダンディ(三菱キャンター)位しかありませんので、とても貴重な存在であると思います。
1/43 スパーク 1998円 TSUTAYARatteboss