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GEORGE ENESCU (ジョルジュ・エネスク) Cello Sonatas
ジョルジュ・エネスク チェロソナタ 第1番 Op.26 ヘ短調 Ⅰ.アレグロ モルト モデラート 12:09 Ⅱ. アレグレット スケルツァンド 07:12 Ⅲ. モデラート アンダンテ 10:32 Ⅳ. プレスト 06:24 ジョルジュ・エネスク チェロソナタ 第2番 op.26 ハ長調 Ⅰ.アレグロ モデラート エド アマービレ 09:58 Ⅱ. アレグロ アジタート,ノン トロッポ モッソ 05:40 Ⅲ. アンダンテ カンタービレ センツァ レンテッァ 05:49 Ⅳ. フィナーレ:ア・ラ ルウーマニエ 06 :05 ミヤスコフスキーのチェロソナタ集と同じくSONY BMG ALLEGRO からのリリースだが、どうもジャケットの写真の趣味がわからん。 写真家が高名なんだろうか?そっちに関してはボクは甚だ暗い。 ただ、作品は後世に残すべき逸品。それぞれの聴き込んでの印象は一曲ずつLabにあげたい。この2曲には清新と円熟が聴ける。同じ作品番号を持つが、第1番は1898年頃。第2番は1935年の円熟期に作曲されている。この2曲は本人の意図があって第2番が完成するまで発表されなかった。作品番号が同じであるのはそういう理由による。 当時のヴァイオリニストとして巨匠ヨーゼフ・シゲティは、演奏者としてのエネスクの評価は言うまでもないことだが、作曲家としてはこう言い残している。 『彼が偉大な作曲家として評価される日は必ずやってくる』 たくさん出ていますが、僕が今聴いているものは見つけられませんでした。代わりにこの演奏を結構熱いです。 https://youtu.be/et-ABIuxqow?si=CSvVyKuUQ3G35n-8
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ディプロドクス ジュラ紀の大型竜脚類
亜成体から成体迄20メートルから30メートルに及ぶ全長を持つ。ジュラ紀の大型竜脚類バロサウルス属ととともにディプロドクス上科属する。 最も有名なのはアンドリュー・カーネギィの小種名を持つディプロドクス・カーネギーだが現在確認されているこの科に属する個体は4種類。この中には2004年鳴り物入りで第1回世界恐竜博の目玉となったセイズモサウルス(地震トカゲ)も現在ではディプロドクスの一種とされ、性格は推定計測により当時50~60メートルとされた巨体は33メートル程度に縮んだ。 恐竜カードの中で紹介したセイズモサウルスは、その頃の最先端の学説に基づいていたが、残念ながら今ではディプロドクスのシノニムとされ、無効名とされている。 日本では当時、博覧会のキャラクターとしてセイモ君が有名になったね。 こういうことはしょっちゅうあって図鑑なんかのタイトルやテレビ番組の再放送なんかでも痛いところだよね。これはどうしようもないことだけどね。 形態から言うと大型に超が付くものが多いティタノサウルス類なんかもよく似ているけど、今のところ系統が別になっている。 全世界の博物館や研究団体の持つ化石データが現代の情報網の中で集約され、網羅され、そこから導かれる系統分類データは進化し続ける。そのことにはわくわく感もあるけれど、描く方は開き直るしかない。 ディプロドクスの学名の視点は(二つの梁)と言われる脊椎骨とスマートな体型、そして鞭のようにしなる長い尾。 原画 4400×1700Pix ファイル形式tif ライセンス販売Adobestock(jpg)Pixta(png)
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ダコサウルス ジュラ紀後期から白亜紀然にまで 海のティラノサウルスとして君臨
ダコサウルス(Dakosaurus) Dakos(咬む)saurus(トカゲ) 古代のワニ形類であり、産卵については海中で行ったか、陸に上がって海亀のような方法をとったか定かではない。 海棲であるにもかかわらず、歯は大きく外側に湾曲していてセレーションがついていた。つまり獣脚類のように噛み切るタイプであり、現生のシャチの歯に近い。頭骨や歯の化石から昔の学者がメガロサウルスに属するものとしたのも無理はないほど、その顎は強力であり、体長は最大で5メートル程度であったが、ほぼ間違いなく、肉食の頂点捕食者と言える。 何の予備知識も持たず、この海棲爬虫類の頭蓋骨の化石を見せられたら陸生の肉食恐竜と間違う可能性がある。 一度作品にしていたものはコンピュータのトラブルでバックアップもろとも焼失し、展示していたアイコンから再度復元をしたものをライセンス販売し、公開していたが(旧画像は最後に添付したもの2022加筆補正) 今回全面的に描きなおした。2024年の新作。 原画 5000×4000pix 57.3MB tifファイル 320dps
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Tapejara :タペジャラ チョコラザウルス
タペジャラ(タペヤラという発音が一般的) こういうマニアックなオマケが海洋堂の真骨頂だろうね。お腹のところについてるプラスティックのステーはすぐ折れてしまう。貰ってしばらくは引き出しに入れてた。ビーチコーミングで拾てきた流木で展示してみた。 こういう変った頭の翼竜は色々いるので楽しいが、最近また新種が発見されたみたい。 画像はリメイクしたもの。頭骨を再確認し眼窩の位置を修正し、Adobestockで公開した。 翼竜はGalleryを別に作ろうかと思ってます。
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Sweet Baby James : James Taylor
1.Sweet Baby James 2.Lo And Behold 3.Sunny Skies 4.Steamroller 5.Country Road 6.Oh Susannah 7.Fire And Rain https://youtu.be/EbD7lfrsY2s?si=48wfuiXPIIa7TzMr 荒ぶらない、重い思考を遠回りして直接口先に出てきたような、歌声が沁みる。ライトウェイトの疲れない歌。 8.Blossom 9.Anywhere Like Heaven 10.h Baby, Don't You Loose Your Lip On Me 11.Suite for 20G Fire And Rainを収録した彼のセカンドアルバム。今は当たり前になっている自作を作って自分で歌うシンガー・ソングライターという立ち位置がクラシックと言われるジャンルを飛び越えて現代に蘇生したといっても過言ではない。それまでもこういうスタイルはたくさんあったが、彼によってそれは確立されたと思う。アメリカの音楽はその基本がカントリーにある。そのスタンスから彼の詩は穏やかにゴスペルやブルース、R&B、ブルーグラスなどと滲んだ広がりを見せ日常的な風景を広げていく。 ボブディランやブルース・スプリングスティーン、レナード・コーエンなどのメッセージ性は薄いけれど、憤る前に足元を眺めている。 1990年のリリース
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玉髄に縞がみえる小石
盾に切断してみたい。この子は連れ帰り。地肌はジャスパーっぽいね。砂浜で乾いた状態で他の白っぽい小石から浮き上がって見えた。 雨が降った後の潮切る少し前がが採石にはベスト。つまり浜辺に堆積した砂利の下側が掘れて露出し。波に洗われる。逆に海中に堆積した小石も巻き上げられて砂浜に放り出される。 かつ、夢中になって波打ち際にいて知らない間に満ちてきた潮に足をすくわれることもない。 雨上がりの荒い波に打ち上げられた海藻なんかに貝殻が巻き付いていて、見つけやすい。 でも最近俯いて下ばかり見ていても、波の音でどこまで打ち寄せるかがわかるようになってきた。( ´艸`)
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Walt for Debby ビル・エヴァンストリオ
ビル・エヴァンスの1961年ヴィレッジヴァンガードでのライブ収録この年の最終日6月25日のライブ収録。 当時びっくりするほどヒットした。 この頃はまだLPは持っていたが、プレーヤーがなくて同じアパートの別棟に住んでいる建築家の卵の部屋でかけてもらおうと持参したら、相手も持っていたという落ちが付いた。 当時からビルエヴァンスは聴きやすかった。彼の内省性がダイレクトに感じられる演奏。 このCDは彼の部屋に置いてきたいくつかのLPの買い替えのひとつ。 1.マイ・フーリッシュ・ハート - My Foolish Heart(Ned Washington, Victor Young) 2.ワルツ・フォー・デビイ(テイク2) - Waltz for Debby (Take 2) (Bill Evans) 3.デトゥアー・アヘッド(テイク2) - Detour Ahead (Take 2) (Herb Ellis, John Frigo, Lou Carter) 4.マイ・ロマンス(テイク1) - My Romance (Take 1) (Lorenz Hart, Richard Rodgers) 5.サム・アザー・タイム - Some Other Time(Leonard Bernstein, Adolph Green, Betty Comden) 6.マイルストーンズ - Milestones(Miles Davis) 7.ワルツ・フォー・デビイ(テイク1) - Waltz for Debby (Take 1) (Bill Evans) 8.デトゥアー・アヘッド(テイク1) - Detour Ahead (Take 1) (Herb Ellis, John Frigo, Lou Carter) 9.マイ・ロマンス(テイク2) - My Romance (Take 2) (Lorenz Hart, Richard Rodgers) 10.ポーギー(アイ・ラヴズ・ユー、ポーギー) - Porgy (I Loves You, Porgy) (Ira Gershwin 3.5.7.10がボーナストラックCDによっては並びが違うものがあり、ボーナストラック自体ないものもある・ トリオとして不可欠だったベーシスト、スコット・ラファロがこのライブの11日後に交通事故で亡くなっており、追悼盤をのぞいて彼のソロが聴ける最後の録音でもある。 ピアノ:ビル・エヴァンス ダブルベース:スコット・ラファロ パーカッション:ポール・モチアン https://youtu.be/wCINvavqFXk?si=cpERGd9WLsgarX2N
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サイカニア 美しいもの
サイカニア(Saicania) ガチガチの装盾類。体長は6メートルほど。尻尾にハンマーを持っており、アンキロサウルス類。 現在の南モンゴル地域の白亜紀後期からの地層で発見された。瞼にまで鎧が及んでおり、『どうするのか?』というくらい体中がとげとげ。こいつを捕食しようとするのは相当単細胞で強引且つ腹が減っているんだろうね。 『SAICANIA』というのはモンゴル語で『美しいもの』というらしい。平和的な生き物の生存本能の権化だね。生き方としての純粋さが感じられる。でも尻尾にハンマーを持っていていざという時に身を守る防衛手段を持っている。この辺、国として見習うべき姿じゃないい? 大きさはだいぶん違うけど、砂漠にはこんなの(最後の写真)が今もいる。モロクトカゲッテやつ。おとなしく虫とか食ってるからペットにしている人もいるけど、この生き物も最終兵器を持っている。彼のはちと変わっていて目からガンじゃなくて血を飛ばすんだね。形は似てると思うけど、こういう形として生き物の一途さが『美しい』 ライセンス販売してる原画サイズの画像からかなり小さいので全体図以外は少し色の調性をしてます。
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ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 OP.37 A.B.ミケランジェリ Pf
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37 pf.アルト―ロ・ベネデッティ・ミケランジェリ 指揮:カルロ=マリア・ジュリーニ オケ:ウィーン交響楽団 第1楽章 アレグロ コンブリオ 第2楽章 ラルゴ 第3楽章 ロンド:アレグロ このシリーズの録音はTV中継のライヴのものを第1番第5番第3番だけ発売している。後の第2番と第4番どちらもボクは大好きなのだけれど、どうもOKが出なかったんだね。 2番に関してはミケランジェリは弾かなかったのかもしれない。記録にない。多分誰かの演奏でそれ以上のものは必要がないと思っていたのかもしれない。彼はラフマニノフの第4番だけをレコードとして残したのも、完璧な2番3番のラフマニノフ自身の演奏があったからだと語っている。 そういう人なんだね。で、この曲の初演はウィーン歌劇場(当時国立ったかは知らない)で行われたそうで、ボクはこのジャケットの銅版画がてっきりそうだと思っていたんだけど、どうもそうではないらしい。シェーンブルン宮殿か?とも思ったけど、絵面的に増築したとはいえそんなに広くない。 色々調べたけど多分、これはアウガルテン(別名オールドファヴォリータ)と呼ばれていた場所で、ウィーン市北部ドーナウ島オポルシュタットってところにあった宮殿の一部で、今は改築されていて、この部分はアウガルテン陶器工房になっているらしい。 歴史は古くてレストランに使用していた頃はモーツァルトやべートーヴェンが指揮していたこともあったそうだ。オーストリア人に聞けばわかるだろうね。形が変わってないから。 演奏は素晴らしい。いつも言ってるけど、ミケランジェリは純粋に彼のスケールを聴いているだけで凄いと思ってしまう。この演奏でもそれが十分に楽しめる。第1楽章のカデンツァはベートーヴェン自身のものを使っている。どこまで強く深く入り込んでも決して彼のピアノは鍵盤の底を叩かない。 圧倒的ですね。 ボクは彼が幾度か来日した中で最後のキャンセルされたコンサートのチケットを持ってました。彼の突然のキャンセルに招聘元は彼のピアノを差し押さえたんです。かなりのスキャンダルだった。彼は自分のピアノをはるばる船便で日本に送ってきたんですね。やる気満々だったのにね。 僕としては凄く未練が残った思い出です。 youtubeでは同じ演奏がいくつか挙げられています。CDに一番近い音源のものを選びました。無理やり1枚に2曲ぶち込んだ記念盤は音が歪んでいて残念。ライヴのビデオ付きはもう一つは全体に音域が狭い。正式な録音なのかな?と思ってしまった。 これがベスト https://youtu.be/VuRD6-5dOYQ?si=FLiO4coglq-XU7u9
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Furtwängler à Rome : Bruckner /Symhony No.7
1951年5月1日 ベルリンフィルとの演奏旅行 ローマでのブルックナー この年にはカイロでも同曲の演奏があり、こちらはよく知られている。7番は別にVPOとの演奏もある。ブルックナー自体が少ない指揮者だった。 ブルックナー/交響曲第7番ホ短調 1. アレグロ・モデラート 2. アダージョ。とても厳粛でとてもゆっくり 3. スケルツォ: 非常に速い 4. フィナーレ: 感動的だが、速くはない 1951年5月1日、ローマのフォロ・イタリコ講堂でのライブ録音 アセテートに録音されたライブ録音。 疑似ステレオが始まった1953~1954直前のものだけにモノラルとしてはいい音質。ティンパニなんかもつぶれないで打音ヘッドの膜の震えがなまなましく聞こえてくる。トウッティはやはりレンジの関係で交響曲は苦しいね。 でも、時代の近接性が歴史の作品の温度を伝えてくれる。凄くワグナー風だけどね。アダージョはスターバトマーテルの悲しみより素早く、ライブならではのパトスで走り抜ける。 Yotubeでの検索はなかなか難しかった。結局フランス語のCDタイトルでヤフー検索し、Youtubeの動画をダイレクトに検索した結果確認できました。 https://youtu.be/FtnZqQpFPqA?si=i85sW_vyicnyecRt
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ヘテロドントサウルス Heterodontosaurus 2スタイル
ヘテロドントサウルス 南アフリカのジュラ紀初期の地層から発見された。鳥盤目鳥脚類に分類される植物食恐竜。この恐竜は完全な骨格、頭蓋骨、顎の破片などが残っているため、再現性が高い。 犬のような犬歯が発達している個体とそうでない個体があるため、前者がオス、後者がメスであろうと言われている。尾が長く、非常に特徴的な大きな目をしていた。 骨格としては形成していく過程でほぼ再現に問題はないが、唯一体毛の印象はない。体格的に体毛があってもおかしくない鳥脚類であり、数年前に体毛付きの画像を追加した。 原画サイズは 4500×2000pix ファイル形式PNG ライセンス販売 AdbiStock(jpg)Pixta(png) ただ体毛を描く場合用途を広げるために透過処理を行うと背景を入れたいユーザーには不都合な滲みが起こるので、体毛の繊細さが損なわれる。白背景が望ましい。
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FAVORITE COLLECTION Tyrannosaurus Skull & Jaw
教育教材や学習用ソフトを中心に開発販売している会社の社長さんにいただいたもの。頭部のアングルが決まると体に動きが出てくるので、図録以外の画像制作にはよく参考にします。10分の1スケール。 改めて見るとティラノサウルスの歯列は切り裂くというよりも、ひと噛みで深く獲物の肉を方で抜くように切り取る構造と言える。頭骨の開口部から盛り上がる異様に厚い顎の筋肉は他の同じくらいの体格の肉食恐竜に比べても群を抜いている。強靭な後頭部とい頸部の筋肉と顎の筋肉が異常に発達し、後方に強烈に引っ張られるような構造で、幼児期から急激に巨大化するため、筋力が異常に早く発達する。眼窩が後方に引かれる。徐々にそれが両眼視が可能な位置まで来た時ティラノサウルスは大人になる。 両眼視ありきではなくて、トロ―ドン科の恐竜のような両眼視による狩りを行うための両眼の位置の発達とは異なる変異ではないかとふと思った。 そういう想像を広げる根底にはこのレプリカの精緻な仕上がりがあってこそだね。誰もが実物大の頭骨を見るために足繁く博物館に通えるわけではないしね。
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近所の砂浜でもこんなのが拾える。
茶色のカルセドニーが母岩。砂岩の変わった絵模様を捜していたのだが、ふと目の端にこれが映ったとたん、波がさらっていった。「うわー」と思ったが、二度目の波が寄せた時奇跡的に浅いところにくっきりとした白い模様がくるくる回っていた。も、トレーニングシューズのまま波の中へ。 その場で撮ったのが最初の写真。縦に割られたみたいにきれいな白とアイボリーの模様が石の表面にまで届いている。当然連れて帰った。
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ポルトガルの小さな博物館の絵ハガキ 1
何かの絵の提供だったと思うのだけど、返礼として送られてきたものの中で気に入っている一枚。びっくりするほどいろんな絵葉書が送られびっくりヴィクトリア朝の家具や陶器とかの絵ハガキや古生物のもの、白黒のポルトガルの風景。ポルトガル語がさっぱりわからない。ただ、学名は共通語であり、読める。これは多分、古生物学者がコエロフィシスの実物を鉛筆で模写した過程画像みたい。コエロフィシスの頭骨なんか今だったらネットで観られるけど、筋肉の形成画を作っていく過程はそれなりの素養が必要だと思う。今はこれをAIがやるけどね。 上下の歯並びがそのままわかるような描き方をしている。ここまでで多分この人の必要な部分は描き終えたんだろうね。後は骨からの肉付けじゃなくて、歯が乾燥しないように上顎の歯を唇を肉付けして現代のトカゲ風にするのはリアリティの問題だということなんだろうね。
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イングランド恐竜発掘の聖地より―――ネオヴェナトル
ネオヴェナトル タイプ種となった最初の化石は1987年に白亜紀前期の地層から発見されている。場所はバリオニクスタイプの恐竜もいくつか新種が発見されているイギリス、ワイト島の海岸の地層から発掘された。ネオヴェナトルで一つの属を形成する。骨格は断片的だが推定体重は小さく見積もって7.5m。立派なもので、ヨーロッパでは有名な大型の肉食恐竜である。アロサウルスの仲間の特徴を広く持っているため、様々な科学的分析が続けられている。系統分類はそれによって右往左往する。 このお兄さんも昔はメガロサウルスの新種として扱われたことがあった。しょうがないよな、その頃は肉食恐竜って言ったらメガロしか頭に浮かばなかったんだから。 特徴はCTでスキャニングした結果アロサウルスのように口まわりに神経と血管が集まっており、その部分の感覚が発達していたことがわかってきた。例えば獲物を咥えた時の食いちぎるまでの感覚であるとか、仲間同士で鼻面や下顎をすり合わせるコムユニケーションの役割を持っていたのかもしれない。つまりある程度親密な集団生活が想像されてくる。眼窩の上には三角形のトサカのような突起があり、それは鼻先まで続いていた。細身で身軽な攻撃型。
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